見出し画像

【最終インサイト】ブロックチェーン技術を活用した持続可能性モデルとは?

ゴールデンウィーク企画でマーケティングの観点からブロックチェーンの可能性に関して紹介しています。

コラボゲートでは、産業でのブロックチェーン活用の話を企業の方と行なっっていますが、これは顧客活動の変化というのが一つ大きなポイントになってスタートしています。

今回はGW最後のインサイトになります。

4、サプライチェーン全体を巻き込み持続可能性のあるエコシステムを開発する

サスティナブル・フード・ムーブメント(持続可能な食を確保するための運動)によって食材の育てられ方や地域経済への影響を考えながら、消費者自身が食を選択するという動きは徐々に進みつつあります。

特に食料廃棄などの問題は世界的に注目されており、各国で数々のプロジェクトが動き始めています。

そういった食の問題を社会全体で考える際に、流通するまでの過程に関して私たち消費者が関わるという新しいエコシステムの開発が徐々に進みつつあります。

これまでの課題は、最終消費者と生産者がリアルタイムでつながり、お互いの状況を把握し評価する事が非常に難しいという課題がありました。

そこで、アクセンチュアはCircular supply chainと呼ばれるアプリケーションを開発し、特にコーヒーの流通に関して生産者のデーターを消費者がリアルタイムで確認できる仕組みの構築を現在進めています。

これにより、日々コーヒーを飲んでいる人たちはどの時点で生産活動が行われ、誰が活動を行なっているのかという情報をQRコードを通じて確認する事ができます。

今後、トレーサビリティの問題は企業側以上に消費者側がブランドを判断する上で非常に重要な役割を占めていくことになるのです。アクセンチュア自身は、卸でもメーカーでもありませんが、彼らが独自のサプライチェーン流通エコシステムを作り上げることで、新しいカテゴリーに参入し今後ビジネス展開を行なっていく可能性があります

ここでポイントとなるのは、生産者側へのインセンティブ設計です。ビデオでも紹介されていますが、ダイレクトに消費者と生産者を繋ぐことにより可視化された情報に対して、ユーザは「Thank you」というチップの支払いをアプリ上で支払う事ができます。

生産者情報を確認したい消費者ニーズと、正確な情報を消費者に提供したいという生産者ニーズをお互いのインセンティブという形で記録し、持続可能性に貢献する事で新たなカテゴリーのエコシステムの構築を目指します。

ブロックチェーン技術により、生産者側は自分たちのIDをアプリ上で作る事ができ、情報は自分たちで発信するかどうかを意思決定する事ができます。

食品などの生産に関しても個人対個人という流れは今後加速していくので、このような事例は増えていくだろうと思います。

【インサイト】でいくつかブロックチェーンとマーケティングに関する事例と背景を含めて紹介してきました。今後、技術の発展によってビジネスに関わる人たちの関わり方が大きく変化していくというのがポイントで、その変化によってブランド活動を考えていく必要があります。

コラボゲートではそういった各国の事例含め研究を続けていますが、徐々にユースケースも増えてきており、2019年は新たなマーケティングトレンドになりそうです。

GWのインサイトトピックは以上で終了です!

気になった点は気軽にコメント、ソーシャルでご連絡お待ちしております!


ブロックチェーン技術は世界中の人たちが注目している新しいビジネスのタネの一つです!気になったら気軽にメッセージください!