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【初体験】AI×スタイリスト STITCH FIX 〜開封の儀〜

今回は緩い感じの体験レポートです。

今アメリカで話題のAI×スタイリストによるスタイリングサービス+服のEコマース STITCH FIX(スティッチフィックス)を試してみました。

こんな感じで自宅に服が届きます。

結論から言うと、「くそダサい」コーディネートが届きました笑。
残念ながら初回は全く好みのものに出会えませんでした。

早速レポートしていきます。

STITCH FIXとは自分の体のサイズや服の好みを入力すると、AIがその人に合ったスタイリング及び服をピックアップし、最終的には人間のスタイリストが、アイテムを選択し、ユーザに1回あたり5着送ってくれるサービスです。

料金は、スタイリングフィーが20ドル。もし送られてきた服が気に入って、購入したい場合はその服の料金から20ドルが差し引かれて、残りの金額を払うことになります。また、全てを買う場合はトータルで25%の割引があります。どれも気に入らなければ郵便局で無料で返送できます。  

1点目

ネイビーのポロシャツ

まさかの1点目からダサイ。。。
サイズもやたら大きく、色使いも微妙。デザインはほぼなく、極めてベーシックな形。良い点は素材のふんわり感のみ。「ベーシックすぎてスタイリストサービスの意味ないやん」と早々に不安な予感。

2点目

ロンティー
1点目と同様に特にこれといった特徴なし。またもやサイズがでかい。

3点目

フランネルシャツ
自分では絶対に買わない類のデザイン
肌触りは良い感じ。しかし、サイズは相変わらずでかい。

4点目

パーカー
特にコメントすることがないほど普通のパーカー

5点目

唯一のパンツ、ジーンズの登場
まさかの形がフレアー
奥さんに「キモイキモイ」と連呼される。

今回のコーディネートハイライト

フランネルシャツ+ジーンズ

ないわ。。。


感想

1回の体験で判断するのは時期尚早ですが、

・体験としてはおもしろい!
箱が届いてから開封するまでのドキドキ感は、誰かにプレゼントをもらったときのよう。それだけに、がっかり感もすごい。

・サイズが肝
今回一番がっかりの原因は、やはりサイズ感。自分は体にフィットしたラインが好きなのでSLIMスタイルを希望したが、届いたものは割とゆったりしたものばかり。どれだけデザインが良くても、サイズ感が合わなければ台無しですね。

・「とりあえず1個は買っとくか」と誘導させるシステムの妙
上述したように、何も買わなければ、すでに支払い済みのスタイリングフィー$20だけを支払うことになります。人間の心理的にこれはちょっともったいない。しかも1着は買えば$20割引きになる。この心理現象は、経済学ではサンクコスト効果、行動経済学ではコンコルド効果と呼ばれてます。すでに払った$20はサンクコスト(埋没費用)で、もう取り戻せないが、このままサービス料だけ払うのもしゃくなので、せめて1-2着買っとくか、となるわけです。今まで投資したお金・時間・労力が無駄になるのがイヤで、損する(今回の場合はさらにお金を払う)とわかっていても後には引けないと感じる心理現象が働いてるように感じます。

ユーザーのフィードバックによりAIが学習して、より好みの服を届けてくれるらしいので、もう一度試してみたいと思います。

最後に一言
AIも人も、もっと頑張れよ!!


広告会社を経て、Los AngelesにてBusiness School在学中(現在2年目)アメリカ企業のMarketing関連のことをまとめていきます。