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地に足をつけよ!起業はGOALではない

こんにちは。マーケティングドクターです。

起業・独立ということに対して憧れる方は多いでしょう。私自身、起業したいという方を応援しています。

しかし、起業!社長!かっこいい!高年収!リッチな生活!と浮き足立ってはいけません。地に足をつけ、起業をすることがどういうことなのか、まずは下記よりしっかりと見定めてください。

現実を見よ。起業しない選択もある

これまでに「起業したい」「独立したい」と言う人は過去に何百人も見てきました。しかし実際に実現しているのはほんの一握り。

実際に起業している人の割合は2022年の日本政策金融公庫の調査によると、0.8%とのこと。

1000人に8人の割合です。

起業したいと思う人自体は、14%の140人はいる様子。これは体感としてなんとなく分かります。

というのも私自身、新卒の時からよく起業系のセミナーに行っていたこともあり、特に起業したい、ビジネスプランを実現させたい、という人にも多く会ってきました。そして、数年後にまた会っても「実はまだ…」と形にしていない人を多く見てきて、やっぱりな、と思ったことが幾度とあります。

そもそも日本に住んでいれば、起業するリスクを冒さなくても、会社員としてそこそこの生活はできる。なので、絶対起業して成功したい!思いを実現させたい!ということがないのなら、特に起業しなくてもいいと思います。

実際国税庁のデータでも、会社が10年続く確率は6.3%程度だと言われるほど生存が厳しい世界ですし、ジェフ・ベソスもこう言っています。

It's easy to have ideas.  It's very hard to turn an idea into a successful product.
アイデアを持つのは簡単。アイデアを製品として成功に持っていくのは非常に大変だ。

ジェフ・ベソス

成功のためには、努力や何があっても諦めないしつこさが必要、つまり憧れだけではダメだということなのです。

ちなみに自分が起業した経緯は、「起業しかお金を稼ぐ術がない!」という状況になったから。

実は「起業したい!」とは思っていたけど、勇気がなくてずっとできずにいました。でも、きっかけがあり、たまたま会社役員を退任することに。転職も考えたけれど、

・通勤したくない
・人から指示されたくない
・時間や場所を拘束されたくない
・業務内容を縛られたくない
・他人の方針で動きたくない
・チャレンジしたい時にチャレンジしたい

など、まさに会社員にはナイナイづくしだったので、「起業」という選択をしました。

起業はGOALじゃない。起業してからが本番

ただ、「独立!起業!すごい!憧れる!」と、これだけで思われる方もいますが、起業はGOALではないということです。起業してからが本当の勝負です。

私も起業はしてみたものの、実際何をやったらいいものか…と悩みました。

本当は起業前に悩むべきなのですが諸事情あり…汗

自分に余裕がない状態でチャレンジすることが、こんなにも恐ろしいことだと身をもって知りました。自分の場合、すでに会社を辞めていたので、すぐにでもお金を稼ぐ必要がありました。

起業というと、世に新しいサービスを出して、それをローンチして黒字化を目指す。と思われがちですが、実はそればかりでなく、既存のサービスを自分なりに展開していくやり方もあります。

前者は新しいサービスを開発するためにベンチャーキャピタルやクラウドファンディングなどで資金調達から始め、ローンチするために大きくプロモーションを打っていったりなど、まずは収入を確保するために時間がかかります。(最初から資金や人脈を持っている方はこの限りではありません)

後者が「フリーランス」という生き方になり、自分がすでに持っているスキルを活用して企業や個人と契約をしてお金をいただきます。サービスを開発したりローンチしたりする手間がない分、すぐに収入に結びつきます。

例えばライティングスキルがあれば、ライティング代行をして、その対価をいただくイメージです。会社と違って中間マージンが取られないため、利益は取れますが、その分仕事は自ら取る必要があるため、安定しないということがありますね。

どちらが良いということはありませんが、すぐに稼ぎたい方や、そこまでリスクを犯したくないけど起業という形を取りたい方はフリーランスがおすすめです。私はもちろん、すぐに収入が必要だったため、フリーランスから開始しました。

ただ、一つ注意していただきたいのは、SNSや広告、ニュースなどに焚き付けられて、収入が青天井とか、働き方が自由、時間も場所も、一緒に働く人も自由、といったように、メリットにばかり目を向けて起業するのは危険で、きちんとデメリットを受け入れるだけの覚悟は必要です。

プレッシャーをかけすぎてもダメですが、起業している以上、自分がサービスの代表なのですから、世間に受け入れられなければ一文無しになる。こういうリスクを背負っていることは、絶対に忘れてはいけません。

こういうことがあるからこそ、誠意を持って対応をするし、自分を磨き続けることができるのです。

起業してみると、何度も壁にぶつかることがあります。覚悟があれば、そういったプレッシャーも跳ね除けられるようになりますから、ぜひプレッシャーも楽しんでください。

以上、最後までお読みいただきありがとうございます。

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