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【コーヒー染め第5弾】絞り染めにチャレンジしてみた!

こんにちは、ユニクロ好き&コーヒー好きのまーくと申します。

コーヒー染めTシャツの新作を作ったので、そのお披露目的な記事をお届けします。


今回は「絞り染め」を使って、より「デザイン性」が強めな感じで作ってみようかな、と思いトライしてみました。



☆今回のテーマ:コーヒー染め×絞り染めを使って「イケてるデザイン」のTシャツを作る


ちなみに、私はこれまでもコーヒー染めを使った柄Tシャツ作りにチャレンジしています。

「タイダイ染め」と聞いて皆さんがイメージするであろう「渦巻き絞り(アンモナイト絞り)」や「ムラ染め」もやってきました。

ただ、これまでの方法は「Tシャツ全体」に柄や模様をつくるという方法でした。


今回はこの2つの方法よりもデザインの自由度が高い「絞り染め」という手法を使って「カッコいいコーヒー染めTシャツを作る」ということにチャレンジしてみました。

出来上がったのが、こちらの2枚です。

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ボディはプリントTシャツの土台としてよく使われる『ユナイテッドアスレ』のTシャツ(6.2oz、XLサイズ)を使用しています。

(ここだけの話、とあるMBLABO発ブランドがロゴTシャツのボディに使っていたのでベンチマークとして採用しました。要するにただのパクリです。笑)


今回は、前回までよりもコーヒーかすの量を増やしたり、使っている材料を変えたりして、より発色がわかりやすいように工夫してみました。

なので、これまでは「ベージュ」っぽい色の模様でしたが今回のものは「グレージュ」のような色になっています。

(この辺りの「染め方」についての話も、どこかで記事にしてもいいタイミングかもしれないですね。)


染めが終わるまで、どんな出来上がりになるかわからないので、毎回ドキドキワクワクしながらコーヒー染めをやっています。


そんな感じで、今回は2パターン作ってみたので、そちらの完成品について説明していきます。


☆Tシャツその①:ウェーブ絞り


ひとつ目はこちら、『ウェーブ絞り』という技法を使いました。

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『ウェーブ絞り』は、絞った部分の片側を糸で縛って染めることで、片側は絞り特有の模様が出て、もう片側は普通に全体が染まる、といった感じで模様をつくる方法です。

細かい話をすると、想定していたイメージとは少し違う模様の形になっているのですが、まあ初めてなので上出来かな、という感じです。

(円弧の形ではなくて、中央付近で縦に曲がってS字っぽくなるイメージでした)

一部にだけ絞りの模様ができるので、柄にアクセントが出来て面白い仕上がりになりました。


着てみるとこんな感じです。

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もう少し首回りにも白さが残ってほしかったかな、というのが本音ですが、まあまあ着てみるとそんなに気にならないので、全然アリだと思います。


色味も落ち着いたカラーですので、アウターを羽織ってインナー使いにしても、柄がちょうどいいアクセントになってくれます。(写真なくてすみません笑)

以前作ったタイダイ染めの『渦巻き絞り』がちょっと”ヤンチャ”感が強いので、こっちの方が大人しい感じの柄になっていて、正直これいいな、と思いました。


☆Tシャツその②:フェイクレイヤード風(?)

ふたつ目はこちら、主に袖の部分に『帽子絞り』という技法を使いました。

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『帽子絞り』は、染めたくない部分にビニール袋を被せて染める方法なので、染める部分と染めない部分で模様をハッキリ分けることができます。

今回の場合は、写真のTシャツの袖部分が染まらずに白く残っているのが分かると思います。


完成形のイメージとしては、Tシャツとニットベストのフェイクレイヤード”風”にしたかったので、袖部分は肩の線から少し先になる部分だけ染まるようなイメージで染めてみました。

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(↑やりたかった感じ:参照元

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↑出来上がったTシャツの袖

袖部分がメインどころなのでわかりにくいと思いますが、染まっているところと染まらなかったところの境目が”うねうね”した感じになっていて、きれいな「線」にはなりませんでした。


実際に着てみるとこんな感じです。

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・・・なんか、袖の部分がモヤモヤしてますね。たぶん、染める時に袋にすき間が開いてたんでしょうね。

パキッと綺麗に直線的に染めるには、まだ練習が必要な感じです。


ところで、こんな感じのファイヤーデザインで切り替えが入ったアイテムって、どっかのブランドにありませんでしたっけ?笑


2枚目は思った通りのデザインにならなかったというのもありますが、今回の2枚なら1枚目の方が好きかなーという評価ですね。

こっち、染める前の準備にけっこう手間かかったんだけどなー。苦笑



☆おまけ:線絞り、失敗


ちょいとおまけレベルですが、こっそり、背面に「コーヒー豆」の絵っぽいロゴを入れようと『線絞り』というものも試してました。

『線絞り』は、生地を糸で縫って絞ることで、糸の部分が染まらずに模様になる、という方法で、線状に文字や図形を描ける方法です。


で、一応この方法を使って写真の矢印のところに「コーヒー豆」の絵を描いたつもりなんですが・・・

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ご覧の通り、全然「コーヒー豆」になっていなくて見事に失敗しました。笑


これができるようになったら、今後コーヒー染めするものに全部「コーヒー豆」ロゴを入れられて楽しいのになーと思っていたのですが、夢叶わずです。

うーん、残念。苦笑


今後も試行錯誤するなり、スタンプみたいなものを探すかしたいですね。

どうにかして「コーヒー染め感」を演出したい!笑 (消しゴムハンコを自作しかねない勢い笑)



☆まとめ:渦巻き以外でも色々デザインで遊べそう


そんな感じで、新しい手法を使ってデザイン性のあるようなコーヒー染めTシャツを作ってみました。

他にも道具が必要で試していない方法なんかもあるので、まだまだデザインで遊べる可能性はあるかな、なんて思っています。


染めるだけでもそれなりに手間がかかるので、やるからにはちゃんとトレンドとかも加味して自分が「着たい」と思えるデザインのものを作りたいな、という気持ちがあります。

さすがにゴミにしちゃう服を量産してももったいないだけですからね。


いくら自分が飲んだ後のコーヒーかすが原料とはいえ、「サステナビリティ(笑)」にはしたくないですよね。

プリント素材のボディに使われるTシャツを使っているとはいえ、モノは新品ですし。


あんまり失敗しすぎると罪悪感とお財布事情がヤバいことになるので、慎重かつ大胆にやりながらコーヒー染めと付き合っていきたいですね。


そんな感じで、今回のコーヒー染めについては以上となります。


次はまた違う方法を使うのか、古着屋で買い占めた白シャツを犠牲にするのか(←おい)、まだ予定は未定ですが、引き続きコーヒー染めで遊んでいこうと思います。


秋冬目指して、使用するボディも徐々に長袖に移行する感じになりそうです。笑


~参考文献~

たぶんネットの情報で十分なんですけど、今回使った手法は一応ちゃんとした本を買って参考にしました。笑

「コーヒー染め」も「藍染め」も、大枠の分類では『草木染め』という手法で同じような染め方をするので、染める時の技法はだいたい共通して使えるものが多いです。

染めの専門書レベルまで行くとクソ高い値段になるので、素人がやるならこの辺の価格が手を出せるギリギリの範囲かなってところですね。

それでも高いですけど笑



☆ちょびっとお知らせ:『”透けにくい”コーヒー染めタンクトップ』を試してもらえる方を募集予定


最後になりますけど、ちょびっと告知というかお知らせです。

細かい話はそのうち正式に告知できればと思いますけど、以前のコーヒー染めで染めた『エアリズムコットンタンクトップ』(詳細は下の記事を参照)の試作品をレビューしてもらえる方(商品テスターみたいなイメージです)を募集しようと思っています。



そんなわけで、実はすでにコーヒー染めタンクトップを新たに4枚(M、L 各2枚)つくってあります。


こちらのツイートにも書きましたが、手を上げてもらった方に送料も含めて無償で提供しますので、代わりに何か使ってみての感想コメントをツイートやブログ記事などの外に見える形で書いてもらう、という形式でご協力いただければ、と思います。(ありがたいことに、すでに1名ご予約いただきました)


本音を言えば、それなりに手間やコストがかかってるのでお金を取っても良いものを作ってると自分では思っていますが、それはあくまで自分目線なので。

顧客目線で見た時に商品として安心して使える品質レベルには全然到達できていないと思うので、ものを無償提供するので協力者として力を貸してください、という感じです。

量産できるもんじゃないので、その後の展開はまったく未定なんですけどね。苦笑


そんなガチガチに厳密な形でやるつもりはないので、お気軽に手を挙げてもらえると嬉しいです。

むしろ誰も手を上げてくれないと、作ったタンクトップの行き場がなくて私が困るので、どうかお願いします!笑


一応、改めて正式な募集の告知(製品の注意事項など含む)はしたいと考えていますが、今のうちに私のTwitterなどに直接連絡いただけると、こちらとしても手間が省けるのですごく助かります。

人柱になってやるぜーという方がいれば、ぜひお願いしたいです。

のろのろしてたら8月になってしまったので、お盆までにはお届けできるように頑張ります…!!



というわけで、今回の記事は以上となります。


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最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

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