0604「生きているうちにやりたいことをやらなくては」からの10年
ただの日記です。
今月で、フラを始めて10年が経ちました。
今日のレッスンで、10周年のお祝いの首飾りを先生から贈っていただきました。白い貝殻でお花の形をかたどった、とても可愛い首飾りです。嬉しい。10年、長いようであっという間でした。月日が経つのが早くて、びっくりします。
わたしは小さい頃から踊るのが好きだったようで、両親が「この子は踊るのが好きみたいだから」と、幼稚園〜小学校にかけて新体操を習わせてくれていました。当時は、いまみたいにあちこちにダンス教室がなかったので、近くで習えるダンスっぽいものが、新体操だったのだと思います。
中学校ではダンス部。高校にはダンス部がなかったので、演劇部に所属していました。高校卒業後はしばらくダンスから遠ざかりましたが、社会人になってから「やっぱり踊りたい」欲求が高まり、知り合いが習っていた社会人向けのダンス教室で、ジャズダンスとヒップホップダンスを習っていました。
その後、引っ越ししたり転職したり結婚したりして、またしばらくダンスから遠ざかっていましたが、そのうち、どこかのタイミングで踊りたいとは思っていました。
そんなとき、大好きな作家である池澤夏樹さんのハワイのルポルタージュ「ハワイイ紀行」を読みました。「ハワイイ紀行」には、フラについて詳しく記されている章があり「フラってなんて素敵なんだろう、いつかフラを習いたいなあ」と憧れていました。
「ハワイイ紀行」は、もう何度読んだかわからない、わたしのバイブルです。
そうこうしているうちに、東日本大震災を経験。
「いつか、などと言っている場合ではない、生きているうちにやりたいことをやらなくては!」と強く思いました。「もっと時間ができたら」とか、「もうすこしお金が貯まったら」とか考えていたことを反省し、フラ教室を探して、4つのスタジオに体験レッスンの申し込みをしました。
いま所属しているハーラウ(フラ教室)は、いちばん最後に体験に行きました。先に体験した3回のレッスンで、ハーラウによってずいぶん雰囲気が違うのだとわかりました。また、それまでのダンス教室での経験から先生との相性が大事だということも知っていたので、いまのハーラウで体験レッスンを受けたとき「この教室が、いちばん自分に合う」というのがすぐにわかりました。なので、その場ですぐに入会の申し込みをしました。
レッスンが始まったら、純粋に踊るのが楽しいし、適度な難易度で上達するのが嬉しいし、ハワイアンミュージックには癒されるし、スタジオで貸してもらえるパウ(レッスンで履くフラ用のスカート)も可愛くて気分があがるし、ふだんは接点がないような人と友達になれるしで、すっかりハマってしまいました。
そして、踊ること以上に、フラの背景にあるハワイの奥深い文化に魅了されました。もっと早くにフラに出会いたかった!と悔やまれました。
まだまだ発展途上ですが、いま、フラが生活にあることがとても幸せだと思います。わたしのハラウには80歳を超える生徒さんもいらっしゃいます。わたしもますます精進して、いくつになってもフラを踊り続けていたいです。