インフルエンサーたちの”超ポッキー部”で見つけた、誰でも意識できる「会議の秘訣」とは?【ポッキーの日記念・前編】
こんにちは、グラフィックレコーダーのまりんです。
先日、「オンライン会議ですれ違いを減らすために今すぐできる3つの工夫」の記事が、ポジティブな反響をいただき、noteさんにも取り上げていただきました。
グラフィックレコーダーとしての経験を活かせたことが、素直に嬉しかったです。
これまでに描かせてもらった経験から、他にヒントになる場はないかと思い返してみると「ブレストのプロ」たちの存在がありました。
本日はそんな彼らの「会議の秘訣」をご紹介いたします!
11月11日は何の日?
と言われて、ポッキーの日! と答えるのはもはや常識になってきましたよね。
昨年2019年のポッキーの日を盛り上げたのは、若手インフルエンサーたちで結成された「超ポッキー部」でした。
https://twitter.com/PockyJPN/status/1188422930545303552?s=20
人気モデルやYouTuberが集まり、ポッキーの日を楽しむためのアイデアを出し合い、SNSで募集し、実行したのです。
私はグラフィック・レコーダーとして、文字と絵で模造紙に可視化するお仕事をいただき、4回に渡る「部活」の様子を間近で見ることができました。
この記事でお伝えするのは、「超ポッキー部」の若手インフルエンサーたちを観察して見つけた、「会議の進め方の秘訣」です。
「若手インフルエンサーに会議のコツなんて分かる…?」
って思いますよね。
実はあなたもできてないかもしれない、会議の秘訣がたくさんあったのです!
本日前編は、オフラインにもオンラインにも共通して、誰でも意識できる重要なポイントを、2つご紹介します。
①立場を超えたオープンさ
「超ポッキー部」コーチの"ぶんけい"さん提案で、まずは超ポッキー部のスローガンを決めよう!と話し合っていたときのことです。
奇想天外なアイデアが出る中、相手のアイデアを否定するのではなく、ポジティブに乗っかっていく部員のみなさん。
議論の末、決まったスローガンがこちらです!
こんなにポジティブな会議になったのはポイントは何なのでしょう。
まず、部員全員がとにかく活発。
まじめな会議ほど実現しづらい、発言が途切れずあふれてくる場だったのです!
「そんなこと分かってるよ。。とにかく発言したほうがいいなんて出来たらやってるよ。。」なんて声が聞こえそうです。
では、なぜ発言しづらいのでしょう?
それは、「オープンな場」になっていないから。
ほぼそれぞれが初対面な超ポッキー部員たちは、
質より量。ありえない!と思うことでも、まずは言ってみる!
という明確なルールの中でアイデア出しをしていました。
自分が思いついたのが良いアイデアだと思えなくても、誰かの発想につながるかもしれない。質はともかく、オープンにアイデアを出し合おう。
こういうルールが、場に共有されていることが重要です。(硬い組織ほどこれを徹底するのが難しいですよね。)
さらに印象的なシーンがありました。
話が込み入ってくると、だいちゃんは素直に「分からない」と助けを求め、超ポッキー部の姐さん、れいぽよが「も〜!何やってるの!」と言いながらも優しくサポートしていたのです。
「分からないことをオープンにする」ことは、実はとっても難しいです。
分かっていないのは自分だけなんじゃないか?
こんなこと聞いたら怒られるんじゃないか?
そういう疑念を超えて、素直に聞くことができる信頼関係が、実は全員が安心して話し合うために必要なのです。
「ついていける人しか話せない会議」になっていませんか?
ひとりが疑問に思うことは、実は多くの人が疑問に思っている。
いろんなアイデアが欲しい会議なのであれば特に、だれでも安心して参加できる土台が必須なのです。
②始まる前に「すべき準備」をちゃんとする
皆さんは、事前に出た宿題をしっかりこなした上で、会議に参加してますか?
すごく当たり前だけど、忙しいを理由にコミットできなかったなんてことはありませんか?(私はときどきあります…)
超ポッキー部の第二回目は、宿題になっていた「部員のファンの反応調査」から始まりました。
今をときめくインフルエンサーのポッキー部。誰だって忙しいはず。
でも、宿題は全員提出でした!
「実際にやってくれたファンの子がいた!」と、ひかりんちょ。
「ポッキーコーデに反応が大きかったよ」と、めるる。
「ポッキードミノは意外と地味だった・・・」と、だいちゃん。
「学校でやりやすい企画を考えた方がいいかも」と、れいぽよ。
みんなの意見から見えてきた課題を切り口に、より良いアイデアを探っていきます。
割り当てられた事前タスクを全員がやってくることは、当日の会議の時間をより有効活用するために必須です。
一人でできることをやってあるからこそ、それらを合わせて前に進めるのです。
会議はみんなの時間を使います。人数が増えるほど、当然それだけの時給が掛かっている。さらに参加者の役職が上がれば上がるほど、コストは膨大になります。
当日に最大価値を生めるよう、徹底した準備で望みましょう!
みんなが準備できないほど忙しいのであれば、「そもそも会議を開くべきなのかどうか?」、考えてみる価値があるかもしれません。
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いかがでしたか?
①立場を超えたオープンさ
②始まる前に「すべき準備」をちゃんとする
会議に参加する一人一人が意識することで、確実に変えていけるポイントです。
オフライン・オンラインどちらでもやれることですよね。
みなさんの参考になれば幸いです!
後編は、引き続き”超ポッキー部”の事例から、よりレベルの高いポイントを2つまとめさせていただきます。
グラフィックレコーダー / 執筆:上園海
( HP / Twitter / Facebook )
ファシリテーター/編集:杉山大樹
( Twitter /note)
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