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マレーシアのゴミ出し事情:2021年10月20日(リサイクルの日)

マレーシアでの生活で、日本より楽になったことの一つはゴミ出しだ。

福岡、東京で働き暮らしていたときには、ゴミを出してもいい日は決まっていたし、きちんと分別して出さないとゴミ収集車に持って行ってもらえなかった。
さらに、福岡だと指定のゴミ袋に入れてゴミ置き場に出さないと、ゴミ収集車は回収をしない。

また、福岡でのゴミ出しは夜、東京は朝だった。
福岡から東京に移り住んだとき、一番にカルチャーショックを受けたのは朝の通勤中にゴミがある風景だったことをよく覚えている。

マレーシアはゴミ出しの日がない。
日本のように、燃えるゴミの日、燃えないゴミの日といった決まった日ももちろんない。

では、いつどのようにゴミを出しているのかというと、マレーシアでは毎日都合のいい時間にゴミを出すことができるようになっている。

今住んでいるコンドミニアムの各階には小さなドア付きのゴミ捨て専用の部屋があって、24時間ゴミを捨てて良いことになっている。
ゴミ箱も大きいボックスが1つだけで捨てる側の分別も一切ないし、専用のゴミ袋もない。

そして大きなゴミ箱にまとめて捨てられたゴミは、毎日コンドミニアムの清掃員によって回収され、分別された後に捨てられているようだ。

今は在宅勤務で家で食事をとることが多いので、毎日の朝でも夜でも生ゴミも含めた部屋のゴミを捨てて良いのはとても便利で助かっている。


10月20日はリサイクルの日「ひとまわり(10)、ふたまわり(20)」と読む語呂合わせから1990年に制定された。

日本ではリサイクルが推進されているので、ペットボトルや缶や瓶、古紙などは必ず分別してからゴミに出していたのだけど、マレーシアではそういった分別を捨てる側はほとんどしない。
分別したとしても捨てる場所が1か所だから、そこからゴミがどこに行くのかも分からないのだ。

また、マレーシアのゴミ出し事情で驚いたのは、ベッドや椅子などの粗大ゴミもコンドミニアムのゴミ捨て場に捨てられていて、いつの間にかなくなっていることだった。
どうやらコンドミニアムのゴミ捨て場のゴミは、まだ使えるモノであれば必要な人が拾っていく場合もあるようだ。

住んでいる国によって、ゴミやリサイクルへの意識は違う。

リサイクルの主な目的は、ゴミを減らし、資源の節約につなげていくことと、そもそもの無駄遣いをなくしていくことが大事だ。

マレーシアに来てからは、必要のないゴミの分別はしなくなったけれど、無駄遣いをしないという意識は持ち続けていたい。

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