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「あかり」は太る?:2021年10月21日(あかりの日)

仕事が忙しかったり、出かけて疲れていたりするときベッドにちょっと横になっているとたまに「寝落ち」をしてしまう。

気づいたときには夜中の3時か4時で電気もつけっぱなしだ。
目を開けると眩しい光が飛び込んでくる。そして、電気をつけたまま眠ってしまった次の日は決まって調子が悪い。
逆に、電気を消して朝までしっかり暗闇の中で寝て、カーテンから差し込んでくる朝日で目が覚めたときほど気持ちのいいものはないだろう。

しかも、電気を消さないで寝ると太りやすいようだ。
2019年、アメリカの寝室のテレビや照明をつけたまま寝る女性は太りやすい可能性があるという研究の結果を米環境衛生科学研究所は発表している。


10月21日はあかりの日。アメリカの発明家であるトーマス・エジソンが世界で初めて実用的な白熱電球を完成させた日だ。

エジソンは、白熱電球の電流が流れると発光する線状のフィラメントに京都の真竹を材料に使ったそうで、京都にはエジソンの記念碑がある。

現代で私たちが暗闇を照らしてくれる明るい「あかり」を使うことができるのも、エジソンと日本の竹のおかげだ。

しかしながら、そんな「あかり」も使いすぎは良くない。

街灯などのあかりや部屋の電気なども含め、浴びすぎると睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌や体内時計に悪影響をもたらすそうだ。
そして、結果太る。

エジソンが白熱電球を完成させたのは、1879年だから今から約140年前。
だとすれば、それ以前は電球のあかりなんてものは一般的ではなくて、人間にとってはあかりのない生活のほうがずっと長い。
今街灯や部屋の電灯がなくなったとしたら、とても生活はできないだろうけど、たった140年前は「あかり」がない生活が当たり前だったのだ。

以前は、太陽の日の光のある間に活動して、夜は寝静まるという生活だったけれど、今では周りを照らす「あかり」があることで、夜遅くまでお店も開いているし、24時間朝から深夜まで働くこともできるようになった。

そしてきっと、「あかり」の明るい光に照らされて、これからも人の身体や生活スタイルはまだまだ変化していくのかなと思う。

「あかり」が発明されたことで私たちの生活は便利になったことは確かだ。
ただ、いつも「あかり」の下にいると、どこか落ち着かない気分にもなる。

「あかり」は暗闇を照らしてくれる。
そんな安心できるものであってほしいと思いながら、今日はちゃんと電気を消して寝よう。

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