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空間の掃除は心の掃除:2021年9月24日(清掃の日)
朝起きてすぐに、2つのトイレを掃除する。
ムルクのトイレは猫砂を敷いているので、砂で固まったおしっこを取り除いた後、お寺の枯山水のお手入れのように丁寧に平らにすると、ムルクも綺麗になったトイレに満足げだ。
お釈迦様のお弟子さんの中に周利槃特(シュリハンドク)という方がいる。
修行の内容を忘れてしまったり、自分の名前さえ書くことができなかったりと、いわゆる勉強が苦手な方だったそうだ。
そんな彼にお釈迦様が与えた修行が「掃除」。
「塵を払い、垢を除かん」(ちりをはらい、あかをのぞかん)を唱えながら何年も修行を続けられ、その姿に対していつしか彼のことを勉強ができないと馬鹿にする人はいなくなった。
そして、
「毎日降り積もる塵や垢は、自分の心に毎日降り積もる煩悩(ぼんのう)と同じなのだ。掃除をすることは、自分の心を清めることと同じなのだ」
と悟られた、という話がある。
9月24日は清掃の日。1971年(昭和46年)、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(廃棄物処理法、廃掃法)が施行された。
私の毎日の日課である2つのトイレ掃除は、自分の頭を整理するのに丁度良い。猫トイレ用のスコップで、猫砂を平らにしているときには、心も平らになっていくような感覚がある。
ムルクも猫砂が平らになっていく様子を、いつも私の横で座ってじっと見ている。
掃除は時には面倒なこともある。
ムルクは1日に数回トイレを使うし、1回使った後は固まった猫砂を取り除くまでトイレに近づかないくらい綺麗好きだ。
仕事が忙しいときなどは、自分で掃除してくれればいいのに…と思うこともあるけれど、手を止めて「やれやれ」を想いながら猫砂を片づけていると、終わった後には少しスッキリとした心持ちにもなれる。
「気づいたら掃除をしてみる」
「モヤモヤしたら掃除をしてみる」
掃除は自分の身の回りの空間だけでなく、心の中も片づけられる、これからもずっと続けていきたい習慣だ。
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