見出し画像

積読本ばかりが増える

良い季節はイケマセン。あれこれ見るものがあり落ち着きません。人のせいにしてもいけませんが、最近家族に取られる時間も何気に多い。これもまた幸せというものでしょうが、ゆっくり本を読む時間が全くありません。

読書は時間が必要なだけではなく、気力体力脳の処理能力心で感じる余裕がないと成り立ちません。パラパラページをめくるだけになります。枕元に本棚から取り出した本が増えてきたので箱に入れて整理しましたが当たり前ながら寝るところが狭くなりました。今日はその一例を列挙してみます。

まず、noteで紹介されていて知った『武漢日記』
コロナ発生当時から命の危険を顧みずにネットで配信された中国人女性の日記です。2020年1月25日から3月23日までの正確な記録。いったいかの地で何が起こったのか、市民の目線でどう映ったのか知りたくて買いました。

次に大学生の娘の読んだ本二冊。『人新世の資本論』と『本当の貧困の話をしよう』自分では買わなかった本ですが、とても興味があります。人神世は脱成長を唱える今多くの知識人に支持されている本で、読了して記事にまとめたいと思いますがなかなかはかどりません。

それから吉本ばななさんの本が三冊あります。沖縄を題材に書かれた『なんくるない』、『「違うこと」をしないこと』『人生の旅をゆく』です。この方の言葉は平明なのに透明でつかみきれないスピリチュアルな文章にそこはかとなく魅力を感じてつい手に取ります。これらはゆっくり味わいたい。

次は宮本輝さんの小説『田園発 港行き自転車』上下巻。宮本さんの小説はいくら分厚くてもどんどん先が読みたくなるストーリー展開。舞台になっている富山も楽しみで、念入りに取材されてそれをいかにも現実のように描写されることや登場人物のキャラクター設定、いくつもの人生の重なりなどどの本も期待を裏切られたことがありません。

ずっと読みたかった沢木耕太郎さんの『深夜特急』も最近ようやく入手。第一巻は香港マカオ編です。海外に行けない今、どんなお話か早く読みたい!

林真理子さんの『源氏がたり』も買ってみました。河合隼雄先生のYouTubeの影響です。色々な現代語訳を読んでみようと思って第一歩を踏み出しました。

そして河合隼雄先生の『日本人とアイデンティティ』という本も箱に入っています。読み始めのところに再婚の勧めのようなことがあったので気になっていますがどうも眠気に負けて進んでいません。

最後にphaさんの『しないことリスト』という本があるのが皮肉ですね。シンプルに生きたい!することを減らしたい!の表れです。では読書はしないことすることどちらに入ってるのでしょうか。どれどれ目次を見てみましょう。あ、読みっぱなしにしない、ですって!逆にすること増えてます。メモを取って読みましょうということでした。あら大変、もっと忙しくなるじゃない。

というわけでこれらの本を積んで安眠妨害になっている気がしなくもないですが晴耕雨読、週末は少しでも本を読みたいと思います。

皆様もよい一日をお過ごしください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?