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【NYアートの小ネタ】モディリアーニの作品を見ると映画「IT」を思い出してしまう件

作成 2023年8月16日

Good Morning & Good Evening !
芸術部ニューヨーク支店の石村です。
 
お化け屋敷には絶対入れないのに、
ホラー小説の帝王、スティーブン・キングが大好きです。
 
スタンド・バイミーは、世界中の誰もが知る名作ですが、
その他にも、キャリー、ミザリー、シャイニング、
ミストなど彼の小説の多くが映画化されています。
 
 
そして、彼の小説の中でも最も恐ろしいと評価されているのが「IT」です。
参考:Stephen King: 15 Scariest Stephen King Novels Ever, Ranked
(堂々1位獲得に異論なし!)
 
こちらの小説も映画化されているのですが、
映画に登場する怪物が、モディリアーニの肖像画に激似ではないかということで、皆様にも共有させていただきます。
  

まずは、美術館で展示中のモディリアーニの作品をご紹介!

メトロポリタン美術館

Jeanne Hébuterne(1919)

モデルは、モディリアーニのパートナーだった
ジャンヌ・エビュテルヌ
藤田嗣治の作品のモデルも務めていたようです。

MoMA

Anna Zborowska 1917

モデルは、アンナ・ズボロフスカ
ポーランド出身の詩人で、画商の旦那さんと共に
モディリアーニを支援していた方だそう。

このようにモディリアーニといえば、
誰もが連想するであろう細長い女性の肖像画たち。
そして、こちらが映画「IT」に登場する怪物。
 
 
劇中、スタンリー少年が恐怖を感じているのが
書斎に飾ってあるこちらの絵。

(映画ITを見ていない方は、以下、ネタバレですが。笑)
 
自分が恐怖を抱いているものが、絵から抜け出して
主人公たちを襲ってくるので、もう恐怖でしかありません。。
 
(絵から出てきて主人公たちを襲ってくるモディリアーニ風の怪物)

映画の印象が強すぎて、モディリアーニの作品を見ると
もう「IT」にしか見えなくなってしまいました。
 
 
一度見たら以前のモディリアーニには、戻れなくなること間違いないですが、傑作なのでぜひ、見てみてください。
 
どうぞ、よろしくお願いいたします。