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人物画|スピッツ編 3

リアル描写の絵を写真みたいと表現されることがありますが、ある意味では写真よりもリアルなのがリアル描写 (ハイパーリアリズム、フォトリアリズム) で、それがこの描写スタイルの面白さだと思っています。

▲スピッツDJイベント「鳥になっちゃう夜」アートワーク用に描いたイラスト。モデルはスピッツのギターリスト三輪テツヤさんです。

アート写真を除いて、基本的に写真は記録のためのもの。
いくら現実を写しとっていても、意外と被写体の前後関係や質感まではわかりづらかったりします。
でもそこまで説明できるのが絵。
光と陰の具合で、位置関係から質感まで説明してあげられるのがリアル描写。
だから、写真よりも生々しかったり、不気味なまでのリアルさが生まれる。
触れそうな感じさえする。
同じ現実の写しでも、現実以上の現実を表現できる、それが絵の世界の面白さだと思っています。

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