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公務員の僕が連続殺人事件の容疑者にされる話〔#3〕

僕は公務員。いつもの青と黒色の作用着ジャンパーを着ている。

仕事で宿泊していたホテルで起きた連続殺人事件の犯人の疑いをかけられ、行く先々で狙われ何故か殺されそうになっている。

でも僕は、事件の真相と手口を知っている。犯人は黒の組織。(笑)

凶器は、振り回すと刃物のように切れ味が鋭くなる紐たち。(何故か黒や肌色のストッキングにしか見えない)

僕はシリコンやプラスチック素材のものを肌に長時間身につけているとアレルギーが出る体質で、それが黒の組織に知られてしまい、「犯人が凶器にストッキング生地を選んだのはアレルギーが出ないようにするため」という謎の理由で今回の事件の犯人の濡れ衣を着せられてしまった。

黒の組織は、僕を犯人に仕立て上げ、抹消しようとしている。

真犯人が事件に利用した物品を必死に探すため、ホテル中の鍵がついている場所や家具を開けに走り回る。

しかし、黒の組織に見つかってしまった!

ストッキングで凄い拷問を受ける。よりによって、場所はホテルの朝食バイキングなどで使われるレストランのため、一般人も何だ何だと集まり始めた。

(僕が犯人にしか見えなくなってしまう・・・)

群がる人々の中で、宿泊中に仲良くしてくれていた親子がこちらを見つめ、ショックで怯えているのが見えた。僕に対する見方も変えてしまっているようだ・・・。

幸い、ストッキングは思ったほど痛くなかった。(笑)

思いっきりその場から逃げ出し、ホテルの外へ走って出た。

山奥のホテルだったようで、ホテル脇の道路のフェンスの向こうは崖で森林が広がっている。

崖下へ吸い込まれそうになるのを堪えながら道路沿いを歩いていたところ、1台の車が横に止まった。中にいたのは、僕が強く信頼している女上司だった。助手席に乗せてくれ、僕はとにかく呼吸を整えた。

ふと、外を見ると1人の男性が歩いているのが見えた。以前にもどこか、夢の中であったことがある・・・あの人は、裏組織に関する敏腕捜査官ALBA(アルバ)さん(アメリカ人)だ!!

本件の捜査のため単独来日したのか、私服で、キャリーケースを引いて普通の人に混ざってホテルに入って行こうとしている。

慌てて彼の事を上司に説明した。

「分かったわ。彼にコンタクトしてみる。余裕があったら、ホテルの離れの倉庫も調べて見て頂戴。あそこなら人目も付かないし、犯人たちの証拠品が隠されているかも。」と女上司は車を出し僕は見送った。

僕はこうしちゃいられない、と急いで倉庫へ向かった。小さい雑居ビルのような建物だった。

暗いが、中に入って階段を登った。自転車が置いてあったりと、雑多なものが無造作に置かれている。

しかし、各フロアにいくつかドアがあり、ドアというドアを開けるが、開けたら壁だったり、鍵がかかっているところもあり、何とも奇妙である。

ふと、階段の下、入り口付近に、女性がいるのが視界に入った。黒いパンツスーツに白シャツを着ていて、小柄で優しそうな雰囲気の、ホテルの従業員だった。僕もホテルのロビーで見たことがある。

女性は、こちらを見上げ微笑みながら、階段を上がってきた。

(やばい!!黒の組織だ!!!)

必死に逃げようとするが、女はあっという間に追いつき、攻撃をしてきた。

強い。必死に近くのドアを外し、盾に使おうと振り回す・・・・!!




と言うとことで目が覚めました。

本当に疲れた。

ALBAさん、前にも夢の中でお会いしてたなんて・・。

いやALBAって最近行ったスペイン料理屋の名前かも笑

最も驚きだったのは、自分の性別が夢の中ではっきりと男だったこと!こんなことってあるのでしょうか?


次回もお楽しみに♪

個人的には前回のおっさんの話のが好きです。





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