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ついに聞かれた、日本人のソウルメイト「腹巻」〔#4〕

「ところで、彼は一体何を身につけているの?」

夢・・・?いえ、今回は現実世界で起きた面白エピソード。

遠く離れたところにいるチリ人パートナーとの連絡ツールはLINE。

不思議なことに彼は「うるせぇトリ」シリーズのスタンプが好きで、

気づけば送られてくるスタンプのレパートリーが増えている。

最近の彼のお気に入りはこれ↓

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「うるせぇトリのおとん★哀愁」

で、楽しく会話をしていたのですが、ふと突っ込まれました。

「ところで、彼は一体何を身につけているの?茶色いやつ。」と。

(まぁそうなるよね。)

ずっと、不思議に思わないのかな、と気になっていたので聞いてもらえてすっきりしました。

私は必死に説明しました。まず、自分の腹巻を見せましたとも。

どっかの百均で買ったやつ。

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履いてみて、「お腹を暖かく保つためのものだよ」と実演しました。

彼は私にこう言いました。

「え?何で?お腹は身体の中で一番最後に温めるべきところでしょう。内臓がたくさんあるんだから熱がある。お腹じゃなくて足首手首を温めれば身体は温まるよ!」

と。

何ということでしょう・・・もちろん手首足首は大切。でもお腹も大切!!こんなにも常識が違うとは・・・。

Wikipediaを調べました。英語版にしてそのまま伝えます。

"Haramaki (bellyband) are items of Japanese clothing that cover the stomach. (腹巻はお腹をカバーするための日本の衣類です)

They are worn for health and fashion reasons.(健康とファッションの目的で着られています)

Wartime use....(戦時中は)"

と、まさか戦時の千本針の話になるとは。


ご存知でしたか。

腹巻の英訳は、日本の話ばかり。スペイン語でも、フランス語でも”Haramaki”。

英語のBellybandでWikipediaを調べるとマタニティ用と言った軽い説明しかありませんでした。


とにかく、「お腹を温めないといけない」と思い込んでいるのは、

我々日本人だけなのかもしれない・・・

試しに、腹巻ヘビーユーザーのうちの父親に、なぜ日本の親父たちは腹巻をしているのか聞きました。特にサザエさんではよく見かけます。

「戦後、衛生状態が悪くお腹を壊すことが多かったんだけど、みんなお腹が冷えたせいだと思い込んでいて、腹巻をいつもしていたんだよ」

・・・父親の話なので胡散臭いですが・・・やはり戦争と深い関わりがあるのかもしれないです。



お腹は、冷やしてはいけない、冷やすとお腹痛くなる!

というのは全世界共通ではないかもしれない、

と学んだ一件でした。



おしまい

日常に面白エピソードが転がっているとつい発信したくなるので、

夢日記と織り交ぜながら更新していきたいと思います!



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