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トレチノイン&ハイドロキノンの効果

周囲からよく言われます。

「マリアさんってお肌白いですね。」

「お肌綺麗ですね。」

「お化粧品何を使っているのですか?」

先ず、肌が白いのは遺伝だと思います。ですが、若い頃は何も考えず、UVケアなど全くせずにブラジルの灼熱の太陽の下、年中走り回っておりましたし、10代、20代の頃は、それでも肌トラブルはせいぜい、吹き出物が時々出るくらいでトラブル知らず、朝まで遊んでそのままお化粧を取らずに寝る事も良くありました。

しかし、出産し、30代を過ぎた頃からそのツケが来たのですねえ。。。

若い頃はお肌のターンオーバーも正常で、メラニンをさっさと皮膚の外に出していたのでしょうね、故に紫外線によるシミもできず、シワもできなかったのでしょう。子育てに忙しい30代の頃は、自分の顔に構っている暇もなく、お手入れを疎かにしておりました。(育児ってホント大変^^;)
で、子育ても少し落ち着く30代後半頃に漸く気づくのですね、お肌が大変な事になっているという現実を。
私は占い師なので美容家でもなんでもないのですが、昔からHPでも美容については色々と書いておりました。特に私は肌が白い分、シミや肝斑が目立つのです。(シミって「老人性色素斑」と呼ぶのですね。そうか、私はもう老人なんだ、と、皮膚科の先生から聴いた時、自覚しました。昔は人生50年でしたね。)放置しておくと、シミはどんどん濃くなって、焦げ茶色に変色し、豹柄のような顔になってしまいます(~_~;) (豹柄、嫌いじゃないけど)

そうは言いましても30代はコンシーラーなどで何とか隠せるくらいのシミや肝斑でしたので、美白化粧品に頼って何とか凌いでおりました。お米の研ぎ汁で洗顔するのも効果があったと思います。しかーし!40代になればだんだんとコンシーラーなどでは食い止められなくなり、内科医の従姉に相談すると

「シミの他肝斑も気になるなら美容皮膚科でトレチノインハイドロキノン出して貰ったら?結構効果あるよ。」

との事。私はお肌が弱いので、皮膚科には通っておりましたが、そこは美容皮膚科でもあったので、トレチノインとハイドロキノンの相談をしましたところ、先生はすぐに処方してくださいました。
先生曰く、肝斑があるシミは、レーザー治療をすると肝斑に悪さをするので、先ずは肝斑を落ち着かせてからでなければレーザーは使えない、薄いシミならトレチノインとハイドロキノンでも消える可能性があるとの事、ただし、最初の3日〜1週間は、お肌が赤くヒリヒリしたり、皮が剥けるので大変です。その山を超えると少しずつお肌が慣れて落ち着いて来るので大丈夫、と。
で、トレチノインとハイドロキノン、挑戦してみる事にしましたのは40代後半頃からでした。
トレチノインとハイドロキノンのクリームと、内服薬のトラネキサム酸、ビタミンC、ビタミンEなど処方されました。(私が通っている皮膚科は良心的な先生ですので、トレチノインとハイドロキノンのクリームは何と、1ヶ月1000円です。)

先ず、トレチノインとは、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、ビタミンAの約50-100倍(小じわに良いと言われるレチノール入り化粧品って人気ですよね。その100倍ですから凄いです!)あって、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、アレルギー反応を起こす事はないらしいです。
トレチノインはアメリカではニキビやシミ、小じわの治療医薬品として認可されていて、皮膚の若返り薬として使用されているらしいです。そう、シミにも肝斑にも、プラス小じわにも良いのです💗

そしてトレチノインの皮膚に対する作用ですが、先ず、角質を剥がします(角層のメラニンを剥がすのでシミに効果的)。
皮膚の再生を促しますので、シミの成分であるメラニンを皮膚の深いところから浅いところに排出し、シミに効果的です。
おまけに真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的に使うと皮膚の張り、小じわの改善をもたらしてくれますから、例えば凹んだニキビ痕・小ジワ・毛穴の開きに効果的です。
また、表皮内のヒアルロン酸の分泌を高め、皮膚を瑞々しくしますから、小ジワやキメの改善に効果的です。

何と素晴らしい!

じゃあハイドロキノンって?と言いますと、メラニンの生産を阻害する成分で、つまりシミの原因であるメラニン色素を作らせない漂白剤のようなものです。コウジ酸やアルブチン等、他の美白剤と比べ、美白効果は約100倍強力なのです!

何と頼もしい!

ただ、矢張りお肌が赤くヒリヒリして皮剥けが起こる、3日〜7日間はじっと耐えなければいけません。その間、お化粧もできますが、皮剥けが酷いとお化粧をしても目立ちます(~_~;) 私はその間家にこもります。
何よりお肌が赤くヒリヒリピーク時は、化粧水を付けるのも至難の技、化粧水がお肌に物凄くしみて「うおおおおおおん!!!!」と唸り叫びたくなる程ビリビリ痛いのです😭

その痛みが通り過ぎると今度は痒みが襲って来ます。ですが痒いからといって掻くと薄いお肌に傷をつけてしまって色素沈着の原因となりますから、絶対に掻いちゃダメなのです。これ、結構辛いです。眠っている間、無意識に掻いてしまう事もありますから。

また、ターンオーバーを無理矢理促してるので、お肌が大変薄くなりますから、紫外線防止対策、UVケアは神経質な程徹底しなければ、うっかり紫外線に当たるとシミが逆に増えてしまいます。紫外線予防はしっかりしなければなりません。その上お肌が薄くなる分、お肌がピリパリに乾燥するので保湿は念入りにしなければなりません。

しかし、この、魔の1週間が過ぎると、お肌がトレチノイン&ハイドロキノンに慣れて、痛くも痒くもなくなってきて、あら不思議、シミが薄くなってきます。おまけにお肌がむきたまごのようにツヤツヤに✨

私はいつも夏の終わりにトレチノイン&ハイドロキノン療法を始めます。
魔の1週間を我慢した自分へのご褒美に、時々イオントフォレーシス(イオン超音波導入)をして貰います。ホームケアの美顔器によるイオン導入(これもまた機会を見てお話しますね)の100倍は気持ちがよく浸透してるように感じます。(しみ、くすみ、肝斑、炎症後色素沈着、にきび跡、毛穴の開きなどに効果があるらしいです)

今年も10月から始め、地獄の1週間を経て、今はすっかりお肌も落ち着いていますし、この夏濃くなってしまったシミも随分薄くなり、コンシーラーがいらなくなりました。おまけに小じわも少し改善されてきた感じがしますので、春先くらいまで続けようかと思っています。(お肌が薄くなって乾燥する上、冬の乾燥時期ですので保湿は念入りにします。美容液やクリームが物凄く早く減ります。)

私のお肌はトレチノイン&ハイドロキノンに助けられておりますのです😄

※妊婦さんには使えないそうですので注意が必要です。
※市販のものもあるようですが、皮膚科医の指示のもと、診察を受けながら使われる方が安全です。

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