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ロンドンひとり散歩🇬🇧

今から丁度10年程前、急遽、当時お世話になっておりました中国人師匠の代理で英国占い師(魔女)の勉強会?研究会?のような所で易についての発表をする為、ロンドンへ向かう事となりました。

突然の事で頭の中は真っ白、日本語でも易の説明は難しいのに英語での発表に緊張しながらも兎に角慌てて出かける準備をし、ロンドンへ向かいました。

当時ベルギーのブリュッセルに住んでいましたが、ブリュッセルからロンドンまではユーロスターで約2時間、この日を遡る事半年程前に、ブラジルの高校時代の旧友に会いにバーミンガムへ向かった時は、車でユーロトンネルを抜けての旅となりましたが、ベルギーに住んでいて嬉しいのは英国やフランス、オランダ、ルクセンブルグ、ドイツ辺りくらいまでなら車でサッと行けてしまうところです。 もうちょっと頑張ればスイスやイタリアくらい迄車で行けてしまいます。 

あっという間にロンドン到着。フランス語から英語の世界にチェンジ。

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早く到着し過ぎてしまったので、バッキンガム宮殿に立ち寄ってみました。

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衛兵さん、丸でお人形さんのように美形で超イケメンさん😻

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衛兵さんに見惚れているうちに時間は過ぎ、てかそーだった、ロンドンには師匠の代理で来てるじゃん💧
どーすんだよアタシ、ホント、大丈夫なのかよ!
衛兵さんにぼんやり見惚れてる場合じゃねーだろーよ!
急に不安が襲ってきた。
ここ日本じゃないんだよ、何か知らんけどロンドンにいて、え?これから私、易の発表?ってマジで?!何でOKしちゃったかなぁ、「極々内輪の少人数グループの集いだから」とか言われて深く考えもしないで「ああ、そうなの?」って何か軽いノリで決めちゃって、めちゃくちゃ緊張して来たし😭 

そもそもヨーロッパに来て易を伝えるって如何よ?
寧ろおとなしく郷に従って、占い先進国のこっちで人気の占術とか教わって、あ〜、凄く勉強になりました、とか感心して日本に持ち帰る方がいいのではと思うのですけど。遣隋使?的な。いや、だけど私、誰かに何かしてこいとか言われてヨーロッパに来たワケじゃなく、自ら来たいと思って来たワケでもなく、偶々辿り着いちゃった場所だから、って事は、種子島に偶々辿り着いちゃったポルトガル人的な?だったら鉄砲伝えたみたいに易経伝えるのがいいのか🙄
そう、師匠が仰る通り「いつもベルギー人占い師仲間に話しているように、ただこれまで学んで来た易占いについて話せばいいだけ。」なんだよ。何も難しい事はない。大好きな事をただだらだら1時間くらい語ればいいだけだよ。大丈夫大丈夫。

いやいや話せばいいだけったって易を「英語」で話さなきゃならないんだよね?しかも全員初対面だし知らない人ばかりだし英国人だし、てか英国人の英語ってちょっと聞き取りづらいし質問されても「あんだって?!」の繰り返しになったらヤバくないか?日本語でも話下手なのに・・・てかそもそも日本の運命術学会や易学研究会だとかの大会でも、いつも後ろの方の席に座って一度も研究発表なんてした事ないんだよ?

下手でもいいんだよ、兎に角現時点頭の中に入っている易についてただ話せばいいんだよ!話が何処へ飛ぼうが何度「あんだって?」って聞き返そうが今までだって旅の恥は掻き捨てて来たじゃないか。今こうしてロンドン歩いてるって事はそういう事。運命に怯まず楽しんでこい!こんなチャンス滅多にないぞ!

と、自分と会話をして気持ちを落ち着かせ背を押し会場へ向かいました。

勇気を出して会場へ向かい、え?全然少人数なんかじゃないじゃん💧と、驚く私に「日本人の占い師さんなんて珍しいわ!友達も沢山連れて来たの!色々お話聞かせてくださいね!」と、素敵な占い師さんや魔女さんたちが笑顔で温かく迎えてくださり、すぐに打ち解け学び多い大変貴重な経験となりました。
師匠のお仲間ということで東洋文化や易に興味がおありな方が多く、皆さま大変勉強家でいらして、私の拙いお話に温かく耳を傾けて真剣にメモを取ってくださいました(嬉涙) 

気づけば私は恥も何も忘れて夢中になって易の説明をしていました。
当時持参していた中国的なイーチンカードでは中々伝わりづらく、「このカードは何?何かを象徴してるのよね?」と、鼎のイラストを見て首を傾げる占い師さんに鼎について説明するのが大変でした。また、「このカードには美しい女性が描かれていますけど、これは良いカード?何を表すカードですか?」と質問があり、「えーとこれはですね、先程ご説明致しました、八卦の中の兌=笑う、悦びを分かち合い楽しむというカードで、(でもカードの女性は仰る通り口開けて笑ってなよいな・・・)」と考え込む私。
「例えば今、こうして助け合いながら学んでいる事も表すのですけど、共に喜び合う卦なのですが・・・」で、言葉が詰まって如何しよう、と思った時

「あの!私、どんな国の方でも伝わりやすい易のカード作りますから!英文仏文付きで!いつ完成するかわかりませんけど、でも必ず作ります!完成したら差し上げますから!」

と、言ってしまいました。10年前、鼎や兌のカードのご質問をされた占い師さんのお手元に先日漸く私の⬇️イーチンオラクルカードが届き、わかりやすいと大絶賛して貰えて凄く嬉しい😭 てか10年前の私、ホントよくやったよと褒めてやりたい。お陰でどんなカードを作りたいのか長年ぼんやりしていた構想が明確になり形になりました。

すっごく緊張した事を昨日の事のように覚えていますが、勇気を出して飛び込んで、鉄砲、じゃなくて易について微力ながら少しでも伝えられて良かったです。大変素晴らしい経験となりました。
発表会の後のお茶の時間に素敵な占い師さんや魔女さん、占い愛好家さん達と仲良く談笑させて頂きました💖 

またお会いする約束をして大役を終えホッとした私はいつか出かけてみたいと思っていた The Astrology Shop へ向かいました。

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Astrology@占星術ですから、当然のことながら占星術の書籍ばかりが所狭しと並び、易に関する本はほんの4~5冊しかありませんでした😹
占星術専門の方には嬉しいお店ですね☆
その他、各種タロットカードやオラクルカード、天然石等も置いてあり、コンピューター占星術が人気のようで、お客様が数名御依頼していました。 

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フラフラとロンドンの街をお散歩していると辺りは暗くなって参りましたのでホテルへ向かいました。

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ホテルから見えるテムズ川沿いの夜景がとても綺麗でした。

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バスルームにはロクシタンが置いてあり、嬉しかったのですが(しかも大好きなヴァーべナシリーズ♪)、良く見ますと馴染みの深い言葉が。。。

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・・・ん? 妙にスラスラ読めると思ったら日本語?原産国がフランスで、ロクシタンジャポンの品々が、ロンドンに???この子達はフランスから日本へ行って、ロンドンへ来たのかしら。。。と、とても不思議に思いました。

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その夜はぐっすり眠り、翌朝は嬉しい事に好天に恵まれ、ホテルからは美しい景色が広がっていました☆

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このままブリュッセルへ戻るのも勿体ないので、出張序に前々から出かたいと思っていたナショナルギャラリーと大英博物館へ出かける事に。とはいいましても両方共広過ぎるので、見たい作品のみチョコっと観賞をと。

ナショナルギャラリーの方へ向かいますと、エロスの像で名高いピカデリー・サーカスが見えてきました。

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ここはエロスの像を中心にロータリーになっています。

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ピカデリー・サーカスを抜けて、先ずはナショナルギャラリーの方へ向かいました。

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お目当ては『岩窟の聖母』の天使さま☆
実は、『岩窟の聖母』はパリのルーブル美術館にもあるのです。
残念ながらギャラリー内は撮影禁止だったので画像は掲載できませんが、これ程立派な絵画とは想像しておらず、同じ絵ではありますが、ルーブルの絵と全く違った印象で美しく、深みを感じ、特に天使さんの麗しい姿にぼーっと見惚れてしまいました。
丁度、美大の学生さんたちが20人程絵の前に座り込み、先生の説明に従い、岩窟の聖母をスケッチしていました。先生の御蔭で、岩窟の聖母がどれ程素晴らしいか、という事を詳しく聞けましたのも嬉しかったです。

此方でパリのルーブルと、ロンドンのナショナルギャラリーの岩窟の聖母の絵を見る事が出来ます。

もうひとつ、アーニョロ・ブロンツィーノの愛の寓意画も素晴らしく美しくて、ただただ、溜息で立ち尽し、長い事見入ってしまいました。その他、オランダでも観ましたゴッホの絵画もあり、美しい作品達を時を忘れて鑑賞、夢のような時間でした。

次に向かいましたのは、大英博物館。お目当てはなんといってもエジプトの女神バステト様🐈✨

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大英博物館の中は撮影OKでしたので、ロゼッタ・ストーンを囲む人々を横切り、喜び勇んでバステト様の所へ向かいましたが ・・・ バステト様がいないのです! 何処を探してもいなくて、偶々傍にいました博物館の方に訊ねてみますと 「ああ、ちょっと前まではここにあったんだけどね、今はパリへ出張中だと思うよ。」とのこと。   

ロンドン出張で寄ってみれば、バステト様はパリへご出張でしたか・・・😹

バステト様御不在との事で、一気にテンションが下がってしまいましたが、折角ですのでエジプトの象形文字の手掛かりとなった考古学史上最大の発見といわれるロゼッタ・ストーンを観たり↓

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アッシリアの人面有翼獣@守護神マッソスを観たり↓(何故か足が5本)

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この方↓も足が5本@くさび形文字が施されたアッシリアのライオン像。

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2000年以上も前につくられたというパルテノン神殿の彫刻を観たり↓

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月の女神セレネの戦車を引く馬の頭部↓

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その他美しい彫刻たちを眺めていると、あっという間に時が過ぎてしまいました。
エドワード6世とエリザベス1世に仕えていた宮廷占星術師ジョン・ディーが使用していた水晶玉や金のディスクも展示されてるらしいけど辿り着けず、また今度ゆっくり来た時にという事で諦めました。


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外は真っ暗。 ほんのりと見えるロンドンアイと

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ビッグ・ベンを後に、ブリュッセルへ帰る事に☆

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大英博物館ではバステト様ご不在で残念でしたが、博物館のショップにてバステト様グッズを求めました。

中央の大きなバステト様はブリュッセルのブロカントでご縁のありましたお方ですが、その両脇の、向かって右側の黒い小さめのバステト様像御二方、そして向かって左側はバステト様ブックエンドです☆
一気にバステト様が増えてとても嬉しいです♪

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そしてこんな↓可愛らしいティータオルも見つけました☆ (ティータオルだなんて英国ならではですね🇬🇧) 女の子の白猫ちゃんは、大英博物館の傍に住んでいて、お友達を探しに歩いている途中、博物館内に置かれた猫達を見て、「誰がこの猫さん達をガラスの箱に入れてしまったのかしら?」と、呟いている様子が可愛らしい🐱💕

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ロンドン、とっても素敵な街でした😊💕

今後もこんな風にヨーロッパふらり気まぐれお散歩記事をアルバムのように纏めたいと思います💖

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