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コロナ政策の費用と効果~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.434 2022.7.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事第37弾です。

そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号の特集は、「ふり返る、コロナ対策の費用と効果」です。


日本は一律10万円の特別定額給付金やGoToキャンペーンなど、77兆円(使い残し20兆円も含む)を使ったそうですが、「使い方に問題があったと言わざるを得ません」というのが、名古屋商科大学ビジネススクール教授の原田泰さんの結論です。

「台湾、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどのアジア太平洋の島国の先進国と比べても、日本は政府支出が多い割に経済成長率が低い。(中略)先が見えない状況で、政府がいくら支出を増やしたところで、人々は安心して消費できない」

重い指摘だと思います。なお、韓国がさらっと「島国」とされているのは、「北朝鮮との国境を自由に移動できないことから、実質的に島国とみな」すからです。


「米国、日系人強制収容から80年 忘れ去られていく『集合センター』の跡を追って」の中の、以下の言葉も心に残りました。

新型コロナウイルス禍の米国ではアジア系市民がヘイトクライムの標的になった。アフリカン・アメリカンは警察の暴力的な取り締まりの標的になり、今年のウクライナ危機をめぐってはロシア系市民が差別の標的になっている。米国ではいつの時代も、特定の人種が差別のターゲットにされる。それはまるでルーレットのように社会や政治の状況に応じて変化する。


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。


見出し画像は、今号が入っていた封筒に貼られていたシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった「平川」さん、ありがとうございます!



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