【読書】片付けは自分のペースで~『老いと収納』(群ようこ)~
*2018年7月2日のブログの記事を、加筆修正したものです。
裏表紙の説明によれば、「『捨てる』闘いを描いた奮戦記!」です。さすがにまだ私は「老い」の域にまでは達していませんが、今から取り組んでも早すぎということはないし。
↑kindle版
私自身、身の回りに溢れる物を減らさねばならないという自覚があるので、参考になればと思ったのですが、そういう意味ではあまり役に立たなかったかな。
第一に、我が家は使えなくなった家具を、粗大ごみにも出さずに溜めまくったりしません。そんなスペースもないし……と思っていたら、最近、物置から電気ジャー(電気炊飯器ではありません。ガス炊飯器で炊いたご飯を保温するもの。昭和の産物)や、子どもの頃のスノーシューズが出てきて、驚愕しました。意外と気づかずにため込んでいるのかもしれない。
そして第二に、「捨てる」モードになった時の群さんの捨て方が半端じゃない。「それは捨てなくても良いんじゃない?」と言いたくなるようなものまで、ばんばん捨てます。何か極端から極端に走るので、読んでいて少々疲れました。
でも逆に、「こんな風になるまで物を溜めこまないようにしよう」、「自分のペースで、物とさようならすれば良いんだ」という気持ちの再確認はできたかな。
見出し画像は、東京国立博物館の「蛙」です。何とこれ、中に物を収納できる構造になっているそうです。
↑文庫版
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