AIは松明~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.425 2022.2.15)~
「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事第28弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。
今号の特集は、「『でこぼこ』風景 日本列島の不思議」です。
今回の特集で一番印象に残ったのは、以下の部分。
うーん、土壌と関東ローム層のパワー、恐るべし。
あと、「平野と盆地に明確な区分はな」いというのも、驚きでした。東京都立大学教授の鈴木毅彦さんによれば、
だそうです。うーん、関東平野が「盆地」だったとは……。
「スペシャル・インタビュー」での、台湾のデジタル担当大臣オードリー・タン(唐鳳)の言葉の数々も、興味深かったです。
その習慣が持てるよう、オードリー・タンはデジタルの力を使い、民主主義をアップデートしようとしているわけです。
民主主義は、「ビッグイシュー日本版」の継続的なテーマの1つと思われます。
オードリー・タンが使いやすいものに変えた、台湾のオンラインの公共政策参加プラットフォーム「ジョイン」についての記事内の説明も、強烈でした。
ものすごく当たり前のことなのに、今の日本では当たり前ではなくなっています。改めて異常だと思いました。
最近はやりの「引き寄せ」って、もしかしてこれのこと?
これも当然のことのはずなのに、日本ではいろいろなことが、勝手に決められているなと思いました。
そういう社会の方が、豊かですよね。なおタイヤル族は台湾の「原住民」です。原住民という言葉は、日本語では差別的に響くので、「先住民」という表現が使われますが、「台湾の中国語で『先住民』は『存在しなくなった』という意味があるため、代わりに『原住民』という表記が政府公認で使用されている」そうです。
AIについてのオードリー・タンの認識には、目から鱗でした。
「いざという時の消火能力があること」は当然として、「子どもたちにできるだけ小さい頃から料理の仕方を教え」ることで、子どもたちは「責任を持って火を使う方法を学」ぶというのが、オードリー・タン流のAIとの付き合い方です。AIはAIでもArtificial Intelligenceではなく、Assistive Intelligenceと捉えてつき合えば、怖くないかもしれません。
AIについては、以下の記事もどうぞ。
「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。
ただし今号については、2020年3月1日に次の号が発売されるまでは、街角の販売者さんからのみ購入することが出来ます。
コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。
もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。
見出し画像は、今号が入っていた封筒に貼られていたシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった販売者さんのお名前の部分は、念のためにモザイクをかけさせていただきました。
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