【読書】『神奈川ルール』で良かった気が~『横浜ルール』(都市生活研究プロジェクト[横浜チーム])~
たまたま目につき、手に取ってみました。
↑kindle版
副題が「YOKOHAMAハイカラライフを楽しむための49のルール」となっているのですが、ルール13の「売上高全国ナンバー1! 川崎ショッピングモールバトル」をはじめ、ちょいちょい川崎をはじめ、横浜以外の神奈川県のルールが入っているのが、ちょっと不満。このシリーズには『東京ルール』とか『大阪ルール』などがあるのですが、横浜だけで1冊作れないなら、題名は『神奈川ルール』で良いのに。
とはいえ、基本的には楽しく読みました。
しょっぱなから激しく頷かされました。山登り(?)が得意でないと、横浜では生きていけません。
ルール1の「横浜駅の工事がいつ終わるのかは永遠のナゾ」というのも、「そうですが、何か?」という感じ。
その計画、初耳なんですが。
これかー。
有隣堂に、第一有隣堂や第四有隣堂があったというのも初耳。第七有隣堂が、藤棚町に残っているそうですが。
あ、そういえばこの看板、見たことがあるかも。
牛鍋はちゃんと食べたことがないので、今度荒井屋さんあたりに行こうっと。
40ページ、41ページに登場する「ハマのメリーさん」には、一度だけ遭遇したことがあります。関内の地下道から伊勢佐木町方面への階段を上がったところ、ちょうど階段を降りようとしていたメリーさんと鉢合わせたのです。メリーさんの存在は知っていたものの、突然の遭遇に驚きました。全身白づくめ、顔も白塗りのインパクトに、女子高生の私は、もろに驚きが顔に出てしまい、そんな私にメリーさんはやや苦笑気味でした。何となく会釈をしてすれ違いましたが。「昔は気品ある姿から『皇后陛下』と呼ばれていた」とは知りませんでした。
ルール14の「”シウマイ”は『ウマイ!』」は、そりゃあ崎陽軒のシウマイは普通に手土産にしたり食卓に並んだりしますが、それが何か?という感じです。
醤油入れの「ひょうちゃん」は、マガジンでご紹介しております。まだご紹介していないものもあるので、いずれアップしなければ。
小松菜の生産量が全国1位とは、知らなかったなぁ。
ルール22の「『出身地=神奈川』はピンと来ない」は、確かにそうですね。以前、県内の別の市在住の友人に、「何で横浜の人って、『どこから来たの?』って訊かれると、『横浜です』って答えるの?」って言われたことがあるのですが、その時まで「神奈川です」と答える選択肢自体に気づいていませんでした。
だって県内のキャラが違いすぎて、「神奈川」という括りがなじまないもの。冒頭の地図内の横浜くんの説明にあるように、「神奈川のボスキャラ 無自覚的に⁉自己愛強し」と言われると、ちょっと不本意ではあるけど、でもなぁ、神奈川出身とは名乗らないなぁ。
ルール33の「知らず知らずのうちに『じゃん、じゃん』連発!」は、今はそれほどは全体的に言っていないと思います。
というと、徳川家康が駿河を支配下におさめ、更に江戸に移ったのが影響しているの? 大久保忠世が小田原城主となったこととか? 「三河雑兵心得」シリーズの茂兵衛の言葉と「じゃん」がつながるとは知りませんでした。
↑この巻で描かれた、家康主従の江戸入りが、1つのきっかけ?
これ、ちょっと面白いです。
ちなみに「東京は疲れる」は横浜市民の合言葉です。東京じゃなくても、横浜市外に出ると疲れるという噂もありますが。
見出し画像は、ルール30の「街を歩けば『発祥記念碑』に行き当たる……」にちなみ、「クリーニング業発祥の地」の碑です。横浜の震災遺構巡りをした時に、見つけました。
↑kindle版