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持続不可能な服は、もうやめよう~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.451 2023.3.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第54弾です。

そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号の特集は、「装いサステナブル」です。

日本で新規に供給される衣服は年間約82万トン、廃棄される衣服は約51万トンで、そのうち74.7%が焼却処理されるという桁違いの数字に、まず愕然としました。別のところには、年間に生産される布の約3割が捨てられているとも書かれていました。以下の水野大二郎さん(京都工芸繊維大学教授)の言葉は、本質をついています。

消費を煽るために生み出され、安価だけど低品質で、買って使ったらすぐ捨てるような、そういう持続不可能な衣服はもうやめましょうということです。

p.9


特集以外で心に残ったことを、以下書いておきます。


薬を飲む時の心得は、よく効くと自分に言い聞かせ、副作用のことは気にしないで服用するのが良さそう、ということになります。こうすることで、良い作用をもたらすプラシーボ効果を働かせ、悪い作用をもたらすノーシーボ効果を抑えるからです。

p.7(「池内了の市民科学メガネ」)

「アレルギーの中には強いノーシーボ効果が原因となっているものがあるという指摘があ」るそうです。


「アフリカゾウの涙」の滝田明日香さんが、23年もかけてケニア野生動物公社から野生動物治療許可を得るまでのプロセスはすごかったです。普通なら早くにあきらめてしまいそうな困難さなのに、あきらめなかった滝田さんに敬意を表します。


ソマリアで現在、過去40年で最悪と言われる大干ばつが発生しており、780万人もの人が食料不安の状態にあることも、心に留めておきたいです。


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。


見出し画像は、定期購読更新のお礼に送られてきた絵葉書(部分)です。「小商い」で発送作業をしてくださっている方々、いつもありがとうございます!



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