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国民と政治家は合わせ鏡~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.459 2023.7.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事、第62弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号の特集は、「20代女性のポリティクス」です。


「たとえば困窮者が公営住宅に住めるような支援をしたり、みんなで農園を運営しながら、地域の人を誰も餓死させない食堂をつくるなど、お金だけではないつながり方があるはず。私たちの世代は、お互いにケアしながら暮らしていける、公正で豊かな社会をつくっていきたいんです」

p.9

「家あってあたりまえでしょ」プロジェクトなどを行っている、岩本菜々さんが目指す社会です。


「日本の政治家の文句を漏らしていたら、こう言われたんです。『国民と政治家は合わせ鏡だよ。政治家がダメなら、国民もダメということ。あなたは何か行動したの?』と」

p.11

「都心在住で、ある程度経済的・社会的ポジションも高い、日本国籍の健常男性にとって暮らしやすい国、それが今の日本。でもそこから一歩外れて、ジェンダーや人種問題、経済的困難や障害を抱えると、一気に生きにくい国になってしまう」

p.11

FIFTYS PROJECTなどを行っている、能條桃子さんの言葉です。ちなみにFIFTYS PROJECTですが、fiftyが何を意味するか、記事中にもFIFTYS PROJECTのnoteにも、私がざっと見た限り説明がないのですが、政治家の女性比率50%を目指す、ということでしょうか。


「ものの流れの上流、そもそも”作るもの””売るもの”を、ごみを出さないものに変えていかないと、問題は解決しません」

p.14

鹿児島県大崎町の町制史上初の女性かつ最年少の議員となった藤田香澄さんの言葉です。


この特集に出てきた彼女たちの主張や、やり方のすべてに同意できるわけではありませんが、何はともあれ一生懸命考え、行動している彼女たちのことは応援したいと思います。


特集以外では、「ホームレスや貧困状態にある人々に、無料でヘアカット・髭剃りなどを提供するボランティアグループ『バーバー・エンジェルズ(天使の散髪屋)組合』」(p.18)の記事の最後の部分が、心に残りました。

「多くの専門職グループが、それぞれの専門技術と時間を提供できると思うんです。たとえば月に1回でもいいので、自分の国の貧しい人々を支援するために何かできることがないでしょうか?」

p.19

私にも何か出来ることがないか、考えていきたいです。


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間での定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。


見出し画像は、今号が入っていた封筒のシールです。「小商い」で発送作業をしてくださった岩村さん、いつもありがとうございます!



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