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「吉野家」マーケティング戦略調査    #マーケティングトレース

どうも、marcyです。マーケティングトレース第2回目の投稿は、大手牛丼チェーン「吉野家」です。
この投稿、朝の10時頃から書き始めているのですが、調査してるとお腹が猛烈に減ってきました、、、ぐぐぐう。
空腹と戦いながら、頑張って書いていきたいと思います!

ちなみに、自分が参加している「マーケティングトレース」コミュニティに関するnoteは下記になります!今回は都合(富士山登頂してきました!)により参加できませんでした、、、ので自主的に投稿してます!
次回は参加したい!

1.会社概要

まずは、吉野家の会社概要です。

会社名:株式会社吉野家
本社所在地:東京都中央区
店舗数:1215店舗(国内)、927店舗(海外)
海外出店国:中華人民共和国、台湾、フィリピン、シンガポール、マレーシア、アメリカ合衆国、カンボジア、インドネシア等

企業キャッチコピー:「うまい、やすい、はやい」
長期経営ビジョン:「ひと」「健康」「テクノロジー」

誰もが一度はお世話になっているであろう、大手牛丼チェーンのトップを走り続ける吉野家。自分も学生の頃から大変お世話になっております。
現在では日本だけでなく、世界各地に店舗を構える吉野家ですが、創業は何と1899年(明治32年)!老舗ですね〜。シラナカッタ。
吉野家のHPにこれまでの歴史を振り返るページがありました。

明治創業ともあって、関東大震災や戦争を乗り越え、営業を続けてきた吉野家。ドラマティックですね。
現在の株式会社の形になったのが、1958年。それでも61年前!
10年生き残るのも厳しいと言われる企業競争のなか、よく生き残って来れたな、、、。

今回のテーマは、大手3社から1社選んでマーケティング調査を行うものだったんですが、僕が吉野家を選んだ理由の一つが、、、
単純に、他より牛肉がうまい!安い!早い!
(うまい!以降はノリで書きました。すみません。)
他の2社と比べても絶対牛肉がうまい思うんですよね。
実はここに、吉野家がこれまで生き残って来れた理由の一つがあります。

吉野家は多店舗化するため、コストを削減できる米国産牛肉を1970年代から使用してきました。以降、「吉野家のタレに合うのは米国産牛肉だ!」とこだわり続け、生産量や輸入量が減少したり、BSE問題で牛肉が確保できなくなっても、数々の企業努力を重ね、提供し続けています。肉へのこだわりが半端じゃない。だからうまいし、生き残って来れたんですね。

2.業界の現状・競合との比較

これまでは吉野家の概要について語ってきましたが、次は吉野家を取り巻く外食産業業界の動向・競合との差異を探っていきます。

まず、外食飲食チェーンの業界動向ですが、業界市場は年々拡大しています。ここ数年では、テイクアウト需要が安定していることも、業界として市場が拡大している要因だと考えられます。ただし、人材不足などから、店舗数は年々減少傾向にあります(緑色の折れ線グラフが店舗数)。

テイクアウト市場といえば、最近はUber Eatsなどのデリバリーサービスが充実していることから、市場規模が拡大しています。
デリバリーブームはファストフード業界の追い風か、、とも考えられますが、実際は、今までテイクアウト市場に参入していなかった企業が競合になってくること考えると、大幅な売上上昇には繋がらないのではないかというにが個人的な見解です。

業界全体としては、現状上昇傾向にあるものの、今後は働き手の減少が懸念され、業界全体が縮小していくことも考えられます。
労働人口減少の解決策の一つとして、外国人労働者の受け入れが挙げられます。日本の外国人労働者数は年々上昇傾向にあり、2019年4月からは新たな在留資格である「特定技能」が追加されたことで、さらに拡大していくと考えられます。実感としても、牛丼チェーンで働いてる人って、最近外国人の方多いですよね。

以上のことから、業界全体の状況をPEST分析でまとめました。
正直業界としてかかえる問題がかなり多い印象です。テクノロジーの要素をどう取り入れていくかが今後の鍵になりそうです。
吉野家は、昨年からセコムと共同開発した、AIと行動心理学を活用した「セコムかんたんシフトスケジュール」の導入を開始しました。
このようなテクノロジーの導入は、外食業界全体の人材不足問題の解決に発展していくのではないでしょうか。

続いては、競合他者との比較です。牛丼チェーン御三家である「吉野家」「松屋」「すき家」で比較しました。
今回は4P分析を用いて比較します。

牛丼業界全体として、電子マネー・QRコード決済の導入が進んでいます。吉野家・松屋では、Uber Eatsなどのサービスやテイクアウト客に合わせたキャンペーンも実施しており、最近のトレンド取り込んだマーケティング戦略を実施しています。
また、最近のサブスクリプション型の販売方法を取り入れ、各社とも「牛丼定期券」を作っているのも興味深いです。

吉野家が他の二社と比べて差別化出来ているのが2点。
1点目は、「ベジメニュー」や「ライザップメニュー」などの健康志向を意識したメニューを販売していること。最近ではサラリーマンの間でも健康志向ブームとなっており、低カロリーかつ食の安全を考慮したメニューが求められています。

2点目は、圧倒的な海外店舗数。吉野家は、1970年代に海外進出を果たしており、海外での認知度は高く、「日本の牛丼=吉野家」というイメージを確立させています。

また、三社比較にはあげていませんが、最近は通称「黒い吉野家」と呼ばれるC&C(Cooking&Comfort)店舗が試験的に作られているようです。まるでカフェのような店内ですよね。「はやい」のイメージから脱却し、「心地いい・くつろぐ」空間を提供している店舗だそうです。普通に行ってみたい!

3.自分がCMOだったら

今回の分析から、自分がCMOだったら、どのようなマーケティング戦略を今後実施するか、考えました。下記に羅列します。

健康志向メニューの拡大
→牛丼=吉野家のイメージを作った吉野家だからこそ、牛丼に対するイメージの変革ができるのではないか。ターゲットは、健康志向の中年世代・高齢者層。
ご当地限定メニューの考案(特に海外)
→日本の外食産業は停滞しつつあるが、海外の店舗数を生かし、海外での人気をより強固なものにしていく。
C&C店舗をはじめ、カフェ感覚の店舗を都市部に展開
→「牛丼屋」であることにこだわってきたからこそ、「牛丼=おっさんが食べるもの」を吉野家らしく脱却する。若い世代のビジネスマンをターゲットに展開する。

歴史が長い企業だから、新しい挑戦が出来なのでは、、、と最初は思っていましたが、最新のテクノロジーを導入し始めているし、新形態の店舗を作ったりと、挑戦を繰り返している吉野家。今後も目が離せませんね。
というか、自分はもう我慢できなくなったので、これから吉野家行ってきます!笑

以上、吉野家のマーケティングトレースでした。長文読んで頂きありがとうございました!

#マーケティング #マーケティングトレース #スポーツ #初投稿 #バスケットボール

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