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町工場プロダクツ出展!ギフトショー訪問レポート

2023年9月6日(水)〜8日(金)の3日間、東京ビッグサイトにて、日本最大規模のギフトの見本市「東京インターナショナル・ギフトショー秋2023」(以下、ギフトショー)が開催されました。

町工場のコミュニティ「町工場プロダクツからも24社が出展されるとのこと。
「町工場プロダクツ」の皆さんとは、私も所属するコミュニティ「ライターゼミ」や、いつも聞いているPodcast「田中健士郎の働き方ラジオ」などからつながりができ、交流が広がっています。

私は広島県在住なので、東京ビッグサイトへ行くってなかなか大変なこと。でも、せっかくのチャンスに恵まれたので、この機会に皆さんにお会いしたい!

2023年9月7日(木)、そんな思いに駆られた私は、早朝の新幹線に飛び乗り上京しました。


日本最大の国際見本市「ギフトショー」

日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「ギフトショー」は、会場である東京ビッグサイトで、いくつかの展示会を同時開催しています。
私が訪ねたのは西館で開催されている「東京インターナショナル・ギフトショー秋2023 第14回LIFE×DESIGN」です。

「デザイン&クラフト」「リノベーション&ライフスタイル」「日本のモノづくり」と分かれたエリアの奥へと進むと、黄色と黒のカラーで囲まれた「町工場プロダクツ」のブースが見えてきます。

「町工場プロダクツ」のブース

私が到着したお昼ごろには、すでに多くの人でにぎわっていました。

気になった商品をご紹介

今回は町工場プロダクツのブースを中心に訪ねました。
その中でも気になった商品や企業をいくつかご紹介します。

「えぽっけ」絵や作品を気軽に飾って保管できる

渡邉製本株式会社/東京都荒川区

渡邉製本は東京都荒川区にある、昭和21年創業の製本会社です。

折り紙作品も手軽にかわいく飾れますね

えぽっけ」は、子どもたちが書いた絵をフレームに差し込むだけで整理できる紙製のフレーム。ゴムで束ねることで簡単に本のように広げて見返すこともできます。
八つ切り画用紙が入るサイズ。フレームには余裕があるので、紙に書いた絵だけではなく、折り紙やアイロンビーズの作品なども十分入ります。
フレーム自体も紙なので、周囲に絵を描いたりデコったりもできそうですね。

ゴムバンドで束ねているだけなので外すのも簡単。気に入った作品はフレームに入れたまま飾ることも。
実際に手に取ってみると紙製品なので思っていた以上に軽く、ピンチなどでぶら下げて飾っても大丈夫そうでした。
我が家の娘が小さい頃の作品、絵や折り紙やちょっとしたメモなどもたくさん残してあるので、これで整理したいです。

「えぽっけ」は第17回キッズデザイン賞を受賞されています!

「セトリノート」ライブや観劇の思い出をひとまとめに

中島製本株式会社/埼玉県川口市

中島製本は創業70年の製本会社。週刊少年ジャンプなど雑誌や書籍の製本をしています。

「セトリノート」は、ライブの記録を残せるノート。演奏されたセットリスト(曲順)はもちろん、感想などちょっとしたメモも書き込めます。
チケットが入る透明ポケットもついているので、ライブの感想や思い出がひとまとめに整理できます。ライブや演劇が好きな人には特にオススメ!
社長自身がライブ好きで、参加したときの思い出を整理しておきたくて制作されたそう。
私もライブに行くのでチケットは残しているけど、整理するのは難しい。でもセトリノートに整理しておけば後から見返すのも楽しそうですね。

「さよなら紙袋」耐久性抜群のスクールバッグ

株式会社片岡商店/広島県広島市

片岡商店は、明治30年創業のスクールバッグメーカーです。広島市を拠点として、商品開発からアフターサービスまで対応しています。

自立しているスクールバッグ

私も実際に目の前で見たことがありますが、20年ほど前の広島市は、お祭りの日など暴走族と機動隊の衝突が全国に知れ渡るほどの環境でした。
そんな広島の学生たちが激しく扱っても大丈夫な「さよなら紙袋」の耐久性は抜群!
2リットルのペットボトルを3本入れて振り回しても、まったく問題ない!と、目の前で実際に振り回すようすはなかなかの衝撃でした、笑。

A4の書類もすっぽり入る大きさで内側はコーティングもされているので、ビジネス用のサブバッグとして購入される方も多いんだそうです。
実際に手に取ってみましたが、そのまま足元に置いても自立するくらいしっかりとしています。ちょっと出かけるときにパソコンを運ぶのにもよさそう。
「瀬戸内ブルー」や「もみじ饅頭ブラウン」「赤ヘルレッド」など、広島をイメージさせるカラーの名前に、広島県人の私もついニヤニヤしてしまいました。

「Sotto」想い出をまとめて保管

側島製罐株式会社/愛知県

側島製罐は、創業117年の製缶メーカー。お菓子や貯金箱、蚊取り線香の缶などさまざまな缶を製造しています。
今までは町工場プロダクツでの共同出展をされていた側島製罐ですが、今回は単独で出展されていました。

シューズや絵本も入る大きめサイズがうれしい

Sotto」は子どもたちの成長の想い出をまとめて保管できる専用の缶(縦31.3cmx横23.2cmx高さ10.0cm)
かわいらしいデザインはフィンランド在住デザイナーによるものだそう。
シューズやオモチャなどたくさんの想い出が詰められた缶が見本展示してありました。

成長した子どもたちが結婚の際に、親からの贈り物として想い出の詰まったSottoを託すのもオススメだそう。
我が家の娘の宝物が家じゅうに散らばっているので、Sottoにひとまとめにしたいなと思いました。

銀色のカンカン250缶で設営された側島製罐のブースはとてもかっこよくて、圧倒されました。設営には町工場プロダクツとのつながりでもある、展示会に特化したデザイン会社SUPER PENGUIN株式会社(スーパーペンギン)が関わっていらっしゃるとのこと。
缶が積み上げられてひときわ目を引くブースは「ベストブースデザイン賞」を受賞されたそうです!すごい!

大きな贈答用のお菓子缶は、お中元やお歳暮の習慣が減っていることもあり需要が減っていて、制作している工場も少なくなっているのだそう。
町工場の皆さんが自社製品を展開しているのは、そういった背景から生き残りのための動きでもあるんですね。

お話を伺った石川貴也さんは「田中健士郎の働き方ラジオ」にゲスト出演されています。

町工場を盛り上げていく「町工場プロダクツ」

町工場プロダクツは、日本中の町工場が参加しているコミュニティ。町工場の活性を目的としています。

ギフトショーでは、以前「田中健士郎の働き方ラジオ」にもゲスト出演されたおやっさんこと栗原精機の会長、栗原稔さんにもお会いできました。

Podcastでも話されていましたが、直接お話ができるチャンスです。
「町工場プロダクツの活動にこれほど情熱を傾けていらっしゃるのはどうしてなのか?」改めてお話を伺ってみました。

「最初はコミュニティ運営ってあまり考えていなかったけど、今は、より仲間としてつながること、仲間と一緒に活動していきたいという思いが大きい。(田中)健士郎さんと話すとね、ついついコミュニティの話題ばかりになってしまう、笑。どうやって仲間と信頼関係を結ぶのかとか、大変な時期をどうやって乗り越えたのかとか。昨夜の飲み会でも、町プロのみんなとそんなことばかり話したんですよ。
コミュニティを維持するのは大変なんだけど、仲間が増えていくことでいろいろな活動にもつながっていくんだよね。全国の町工場を盛り上げていくためにも、仲間とのつながりを深めていきたいね」と熱く語ってくださいました。

ギフトショーの会期中は、町工場プロダクツメンバーでの飲み会も大盛り上がりだったようですね!

デザイナーの眞鍋玲さんにもお話を伺いました。眞鍋さんは、町工場プロダクツのデザインやイベント全般を担当されています。
「町工場プロダクツですでにコミュニケーションが取れているから、安心して仕事の話もできるんです。先日、(田中)健士郎さんと話したとき、町工場の皆さんが展開している自社製品のことを「それって自己表現ですよね」と言われてハッとしました。
デザインを形にすること、情熱を持ってモノづくりをすること、それこそが自己表現。自分たちがやっていきたいのはそういうことなんですね。」

その人の感性で行うことは自己表現なのではないか。
田中健士郎の働き方ラジオ」でもそんな話がありましたが、そう考えるとモノづくりもまさに「自己表現」ですね。

エネルギーあふれる町工場の魅力を推していきたい

実際に商品を見ながら企業の方とお話をしていると、皆さん同じように目を輝かせて自社の製品についてや制作にいたった背景などを話してくださるのが印象的でした。
町工場プロダクツの皆さんが展開している自社製品には、熱い情熱が溢れています。だからこそ、知れば知るほど惹かれていくのかもしれません。
SNSやPodcastなどを通して交流させていただいている町工場プロダクツの皆さんは、魅力的でエネルギーあふれる方々ばかり
既にファンになっていましたが、実際にお会いして更にその思いが大きくなりました。

おやっさん(栗原さん)が「今後もね、面白いことをしていきますから楽しみにしててくださいね」とおっしゃっていましたよ。

町工場プロダクツの活動、これからも私のできることで推していこうと思います。


町工場プロダクツは、定期的にPOP UPショップを開催しています。
次回予定はこちらです⤵


【町工場プロダクツ期間限定ショップ】

  • 日程:2023年9月29日(金)~11月13日(月)(予定)

  • 場所:渋谷ロフト 4Fスペースデザインフロア


お近くの方はぜひ足を運んで、実際に商品を手に取ってみてくださいね。
商品に込められた熱い思いも感じてもらえると嬉しいです。

【町工場プロダクツ】
・ホームページ : https://www.machikobaproducts.com/
・X(旧Twitter) : https://twitter.com/machikoba_pro
・Instagram   : https://www.instagram.com/machikoba_products/



今回一緒にギフトショーを訪ねたマギーさんの記事はこちらです。
ぜひ合わせてお読みください!

読んでくださり有難うございます!