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厨房作業見直したいムロの「未来厨房への歩み(もがき)エピソード5

こんにちは。厨房作業見直し隊 、隊長のムロです。
5月にこちらの記事で登場しました。↓↓

記事で紹介させていただいた、介護施設厨房を未来型に変える歩み(もがき)をみなさんにお伝えしていきます!
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1)まずは、入社当時の僕の紹介から


入社から1ヶ月間、他部署での研修を受け、やっと慣れてきたと思ったところで、新規施設の厨房運営を担当することになりました。

シフト作成や発注・在庫管理などは、以前大阪のレストランで働いていた頃にもやっていたことなので、特に難しさはなかったです。

ただ、自分には入社後の研修中、「厨房作業での情報の多さ」に苦労した経験がありました。

施設の厨房では、50名もの利用者様情報を模造紙に手書きしていました。

50名分の食事数となると、1日3食×1ヶ月(31日)×50名=4,560食という数になります。

4,560ものマス目に手書きでチェックを入れていくのです。これは大変なことです。

その日のチェック数をいちいち数えて盛り付け数を出すため、時間がかかりますし、何より間違いがしばしば起こっていました。

2)これを改善しよう!


そう心に決め、自分がまず取り込んだことは、利用者様情報の管理を「紙ベースの手書き作業からシステム管理に移行する」ということでした。

実は入社当時から、エクセルの勉強をするように言われていました。

勉強法として、MOS(Microsoft Office Specialist:マイクロソフトが認定するMicrosoft Officeに関する国際資格)という資格の勉強が、エクセルを基礎から習得できるので初心者にはオススメと知りました。

毎晩子どもを寝かしつけてから、2〜3時間勉強をしました。

こう見えて、元々机に向かって勉強することを全く苦にしないので、新しい勉強は楽しく、毎日はかどりました。

勉強してエクセルの関数などの使い方を習得した後、当初の目標であるシステムによる情報管理をわかりやすく見やすくできないかと考えました。

とにかくやってみようと作っては試し、バグを見つけては修正し、また作るといったことを繰り返す。

3)それから約10ヶ月。


なんとか形にすることができました!

当時はまだ、モルツウェルが運営する10施設の厨房では、パソコンを入れて情報を管理するといったことはやっていませんでした。

社内からは不安の声がちらほら……。

また現場作業者も、パソコン操作に不慣れな方が多かったこと、これまでのやり方が変わることへの不安から、反対する方もいらっしゃいました。

それでも、ぐちゃぐちゃな情報管理ではミスも起こりやすく管理も大変なので、システム導入の必要性をみんなへ訴え続けました。

また何より、事務作業に関しては超がつくほどめんどくさがり屋な自分が、
毎月膨大な量の帳票類を印刷して、情報が変われば都度修正テープで消して上から書き直す、といったチマチマ作業をすぐにでも止めたいという思いも強かったのです。

4)多少強引ではありましたが……

無断で厨房内にパソコン設置用のスペースを作り、配線をめぐらせ、ガジェット類を揃え、もう後には引けない環境を作りました。

強引に行動した責任もあり、導入当初は作業者につきっきりで使い方を教え、厨房のパソコンと自分のパソコンをインターネットで繋ぎ、自分が休みの日でも不具合があれば対応し、常に自分が対応することで安心してもらえるようにしました。

それから2ヶ月。少しずつですが、厨房の壁中に張り巡らされた紙を外すことができ、パソコン操作にもみなさん慣れてこられて、休みの日に自分が対応に追われることはほとんどなくなりました。

5)今では導入前に反対していた方も・・・

導入前は反対していた方も、パソコンが使える自分に嬉しくなったようで、「今では孫に自慢してる」とおっしゃっていました。

操作といっても2~3クリックくらいなんですけどね(笑)

そういう声は、すごく嬉しかったのです。

──次回は、「システムよりも大事なことは他にある!?」についてお伝えします!

【ムロ(岩室匠)プロフィール】

兵庫県尼崎市出身30歳のムロ。

大学を卒業後、英語教師、調理師を経て、介護業界に入る。

4年前島根県松江市に移り住み、始めた家庭菜園にどハマり中。

今年こそは大玉スイカを収穫したい。

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