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【古文解説】万葉授業

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#平安時代

【古文解説】鷹を放つ〈蜻蛉日記〉内容意訳|万葉授業

【古文解説】鷹を放つ〈蜻蛉日記〉内容意訳|万葉授業

こんにちは!
ばーちゃる古典オタクのよろづ萩葉です。

今回は蜻蛉日記より、「鷹を放つ」の内容を解説をします。

原文 つくづくと思ひ続くることは、なほいかで心と疾く死にもしにしがなと思ふよりほかのこともなきを、ただこのひとりある人を思ふにぞ、いと悲しき。人となして、うしろやすからむ妻などにあづけてこそ、死にも心やすからむとは思ひしか、いかなる心地してさすらへむずらむと思ふに、なほいと死にがたし。

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【古文解説】中納言参り給ひて〈枕草子〉内容解説|万葉授業

【古文解説】中納言参り給ひて〈枕草子〉内容解説|万葉授業

こんにちは、よろづ萩葉です。
YouTubeにて古典の解説をする万葉ちゃんねるを運営している、古典オタクVTuberです。

ここでは、枕草子の一節『中納言参り給ひて』の内容解説を記していきます。

現代語訳 中納言が参上なさって、(中宮定子様に)扇を差し上げなさるときに、 「私、隆家は、すばらしい扇の骨を手に入れております。それに(紙を)張らせて(定子様に)差し上げようと思うのですが、ありふれた

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