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【妊活日記①】いざ!!不妊治療クリニックへ!!

こんにちは!こんばんは!!まにょです!!!

今日、初めての不妊治療のクリニックへいってまいりました・・・!!!!!

なんだか今日のことを今日中に記録におさめておくことはとっても大事なきがするので、たぶんなぐり書きになると思いますが記憶が鮮明なうちに残しておきたいと思います・・・!!!




昨日夫から、こんなLINEがきました。

昨日届いた夫からのLINE

不妊治療のクリニックに行きたいと思う人なんて男女ともいないと思うんです。怖くて、気が引けるところ。行かなくてすむのであればそれが一番だと思うところ。

だけど、「一緒に行こうよ(๑╹ω╹๑ )」「俺も検査受けるよ(๑╹ω╹๑ )」と言って、当日の電車まで調べてくれる夫に、私はどう恩返しをしていけばいいのか。

夫となら乗り越えていける。そう思えるLINEでした。


そして迎えた今日。

「・・・俺今日は精液検査いいや(๑╹ω╹๑ )」

急に夫が消極的に。


「なんで?どうかした?」

「ううん(๑╹ω╹๑ )別に何もないけど(๑╹ω╹๑ )
別日でもいいかなって(๑╹ω╹๑ )」

「そう?じゃあ別日にしよう、それでもいいよ。とりあえず私は検査受けるね」

「後日持っていくっていうのでもいいんだよね(๑╹ω╹๑ )??」


どうやら、今日病院で精液を採取して提出するのが少し気後れしたよう。(私の想像だけどね)


クリニックに行く前に夫に話したことがあります。

「精液採取、私も協力するよ。
ストレスのない方法にしようね。」


何度も何度も想像したんです。

初対面の看護師さんに、クリニックの精液採取用の部屋に連れて行かれる夫の後ろ姿を。

射精しやすいようなDVDやリラックス空間が完備された部屋に1人入る夫を。

採取を終えて、1人部屋からでてくる夫を。

「終わったよ(๑╹ω╹๑ )」

と、いつものように優しく笑うであろう夫を。


恥ずかしいことでも、悪いことでも、

なんでもないこのリアルな想像に、

何度も胸が痛くなりました。


「精液の検査は、クリニックで無理にしなくてもいいんだよ。私が受診する日に持っていくっていうのでも対応してくれると思うんだ。私達にとって一番いい方法にしよう。」

「そうだね(๑╹ω╹๑ )ふふ!!!」

そう、優しく笑っていた夫も、

私と同じような想像をしたんだろうな。


「俺はとりあえず容器だけもらって、次まにょちゃんがいくときに持っていくでもいいんだよね(๑╹ω╹๑ )??」


そう私に確認する夫に、またチクンと胸が痛くなって。


「そうだよ、それでもいいんだよ。
夫くんのしたいようにしよう。
好きなタイミングにしよう。」


夫が抱えるモヤモヤも、全て受け止めたいと思った今朝。

このモヤモヤも全て抱えて、2人で新しいチャレンジをしよう。新しい扉をあけてみよう。

そんな、壮大な決意をした今朝。


クリニックは、大きな商業ビルの一角にあった。

ビルの、奥まったところ。その場所はまるで、皆には知られないように、コソコソと入れるように、隠されているかのように、私には見えた。


クリニックの中は、とっても綺麗だった。

清潔で、明るくて、クラシック音楽が流れていて。

平日の朝10時だというのに、10人近い女性と、2人くらいの男性がいた。


みんなみんな、赤ちゃんがほしい人たち。


みんなみんな、私のような決意をしてここにきたのか。


みんなみんな、私と夫とようなモヤモヤを抱えてここにきたのか。


勝手な想像で、悲壮感たっぷりの人たちばかりかと思っていたけど、表情一つでそんな悲壮感を感じることなんて到底無理だった。


みんな、普通の女性。普通の男性。

同じ夢を持った、普通の人たち。


番号が呼ばれるまでに、1時間半もかかった。


「こうやって待つの辛くない?」

「全然辛くないってことはないよ(๑╹ω╹๑ )
全然辛くないって人いる(๑╹ω╹๑ )??クスクス」

優しく笑う夫の心には今、

私と同じようなモヤモヤと不安感があるのかな。

そうだとしたら、胸が痛いな。


「まにょさん、どうぞ」


診察室に入ると、男性医師がいた。

クリニックのホームページでみていたから、私にとっては見慣れた顔だった。


「はじめまして、よくきたね。

一緒に頑張ろうね。」


そう、先生は言った。



よくきたね。


妊娠について悩み、涙し、話し合ってであろう多くの夫婦が座ってきた席に座った私達。


こんなところきたくなかった。


そう思った。


だけど、私達の過程と勇気を讃えてくれた先生の一言は、不快なものではなかった。


「今日は、どういう気持ちできたか教えてくれる?」


隣で夫は、

「(๑╹ω╹๑ )」

こんないつもの優しい表情で座っているだけ。


「赤ちゃんがほしくて。

初めてこういうところにくるからなにもかもわからない。

先生と相談したくて。」


まとまっていない考えを必死に紡ぐ私の目を、先生はじっとみてくれていた。


問診票を見ながらでもなく、パソコンを見ながらでもなく、

私の目をみて話を聞いてくれた。


「AMHがきになってるんだね」


問診票の自由欄に書いていた私のコメントを読んでくれた。


「今ちょうどキャンペーン中で、初めての人だけ、無料でAMHの検査をしてる。初診料はもらうんだけど、本当は8000円くらいする検査を無料でできるから、先にこの検査を受けたほうがいいかもしれないね。僕らとしても、このデータが手元にあるだけで今後の方針を考えやすい。その方針でどう?」


X(旧Twitter)やインスタで、AMHは早めに検査しておいたほうがいいという情報を手に入れていた私は、流されるがまま「お願いします」と伝えた。


「じゃあそうしよう。初診のキャンペーンになるから、今日はAMH以外の検査はできないんだけどね。でもそのあとからでもいいと思うんだ。今日はAMHの検査だけして、来週結果聞きに来てね。今後の計画はその結果次第で考えよう。」


そうして、私達は診察室を出た。


夫は、

「・・・俺は(๑╹ω╹๑ )????」

と、キョトンとしていた。


そりゃそうだ。

初診は必ず夫ときてくださいと言われていた。(どうしても無理であれば奥様だけでもいいとのことだけど)


夫は有給までとってここまできてくれたのだ。

有給まで取って1時間以上一緒に待ってくれていたのだ。


夫が来た意味はどこにあるのだ。


そんなことを考えていると、採血室に呼ばれた。


「AMHの検査ですね。採血しますので座ってください」

「あのー・・・・・・」

「ん?」

「夫はまだクリニックでまっていたほうがいいんですか?それとも今日は私の検査だけで終わりですか?」

「今日はキャンペーンのAMH検査になったので、旦那様の検査や面談が保険上できないんです。」

「じゃあ僕なんできたんですかね(๑╹ω╹๑ )」

「そうですよね、急遽AMHになったんですよね今日。
でもどうしてもキャンペーン中のこの検査と面談を同時にできなくて・・・。」

私が医療関係で働いているから、保険上どうしてもできないというクリニックの意見は理解できる。


「じゃあ夫はまた今度こないといけないということですか?」

「そうですね」

「今日有給をとってきてくれていて、来週また有給っていうのは夫の業務上ちょっと・・・」

「別々でもいいんですよ。
ひとまず来週奥様がAMHの結果をききにきてくだされば、奥様と先生で治療計画をたてれますので。ただ、旦那様と先生の面談をしないと、保険を使っての治療ができないんです。なので大変申し訳ないんですけど、治療を始めるにあたってもう一度どこかで旦那様にきていただきたんです。」


そんな話をしながら、採血を終えた。


AMHの値を不安に思う余裕すらないほど、夫に申し訳なかった。


せっかく有給とってくれたのに無駄になっちゃった。


1時間半も一緒に待ってくれたのに、無駄になっちゃった。



会計を終えて、先にクリニックをあとにした夫の下もとへ行く。


「あれ(๑╹ω╹๑ )!!はやいじゃん(๑╹ω╹๑ )!!」

「ごめんね、今日せっかく有給とってくれたんだけど、無駄になっちゃった。また次夫くんがいかないと、治療は始められないらしい。」

「いついけばいいの(๑╹ω╹๑ )??」

「仕事の予定もあるだろうから、今度電話で予約するって伝えておいたよ」

「でもはやいほうがいいんでしょ(๑╹ω╹๑ )??
俺次の土曜日でもまたくるよ(๑╹ω╹๑ )」

「土曜日だと私仕事だから、夫くん1人でくることになるんだけどいい?」

「うん(๑╹ω╹๑ )大丈夫だよ(๑╹ω╹๑ )
はやめにいったほうがいいだろうし、今からクリニック戻って予約しにいこうよ(๑╹ω╹๑ )電話より早いでしょ(๑╹ω╹๑ )」


そう言って、また2人でクリニックに戻った。


私は来週の火曜日にまた受診して、AMHの結果を聞きに行く。

夫はその週の土曜日に受診して、医師と面談を行う。


こうして、私達の初めての不妊クリニックデビューを終えた。


その後は、2人で目黒川の桜を見に行った。


桜の花は3部咲きくらいで、満開とは程遠かった。


スッカスカの桜の木を見て、私の心は更に傷んだ。


「あの木いっぱい咲いてるよ(๑╹ω╹๑ )!!!!
なんでこんなに差があるんだろうね(๑╹ω╹๑ )くすくす」


私に気を遣っているのか、
いつもどおりの桜の花のように朗らかな夫の姿なのか。

「まにょちゃん写真とってあげる(๑╹ω╹๑ )にこにこ!」

「記念に2人で一緒に撮ろう(๑╹ω╹๑ )にこにこ!!!」


この記事を書きながら、この夫の姿を思い出しながら、

今、涙が溢れている。



赤ちゃんがほしい。


妊娠したい。


夫が、愛おしい。



この涙は、2割くらいは悲しい涙だけど、

残りの8割は決してネガティブな感情の涙ではない。


ありがたいなぁ

愛おしいなぁ

大好きだなぁ

幸せだなぁ



そんな、温かな気持ちが詰まった涙。


こんな涙を流せるだなんて、私は幸せものなんだきっと。



今後もし妊娠する日がきたとして。


「不妊治療を経験してよかった?」

と聞かれて、

「よかったよ」


と答えることはないと思う。


いや、絶対にない。



妊娠・不妊に心を曇らせることのない、

自然に命がやってくる形が一番だと私は必ず思っている。


不妊治療のクリニックなんていきたくない。



だけど、こうして「嫌だ」「行きたくない」と、

ポジティブにとらえることのできない今の自分を受け入れたい。


嫌だ。夫にもあんな思いさせたくない。


そう思ったって、いいじゃない。


「不妊治療をしてよかった」


そう、無理に思わなくていいじゃない。

思考をねじまげなくたっていいじゃない。


嫌なものは嫌、悲しいものは悲しい。


そう思う自分がいて、いいじゃない。



そう思いながらでも、

夫婦で妊娠に向けて歩む今を歩んでいけたらいい。

乗り越えていけたらいい。


悲しい気持ちも、虚しい気持ちも、申し訳ない気持ちも、


全部全部2人で背負って、生きていきたい。


夫婦だから。


私達は、夫婦だから。



ネガティブな感情の重さに押しつぶされそうでも大丈夫。


夫がいるから。



「大丈夫(๑╹ω╹๑ )??

持ってあげるよ(๑╹ω╹๑ )」


そう言ってくれるであろう夫を、

なんの疑いもなく、

思考をねじまげることもなく、

まるで現実にあったかのように、

リアルに想像できる。


そんな夫がいるだけで、

こんな涙を流せる今がある。



無理に前に進まなくてもいい。


別に今、ここに立ったままでもいい。



今ここに立ったまま、できることをやろう。


夫のためにできることをやろう。



夫が幸せになる未来に向けて。


私達が幸せになる未来に向けて。



きっと、大丈夫。



ドラマの主人公かのように、


詩人かのように、



桜の花に願いを込めた。



私達夫婦のもとに、


愛おしい命がやってきますように。


いつかは満開の桜を、


愛おしい夫と、

愛おしい夫との我が子と、


見れる日がきますように。




まにょ。

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