離婚が家族を幸せに
ぴょりの家族団らんは、個別団らんだ。
母親と団らん、父親と団らん。3人の団らんはない。
でも、それぞれがぴょりと過ごして嬉しそうにしているので、ぴょりも嬉しいし、ありがたいと感じている。
両親が離婚して本当によかったと子どものぴょりは思っている。
一緒に暮らしてたときは、母親はいっつも頭痛で頭にサロンパス貼って、しかめっ面してた。
父親は2階に住んで、仕事から帰ったら仏頂面で2階ヘ直行。
そのうち、2度目の別居となって、父親は出ていった。その後しばらくは、ぴょりのために、離婚待機って感じだった。別居しながら。
ぴょりが社会人になり、ようやく正式に離婚。親の離婚届に、見届け人としてぴょりがサインした。
両親とも本当に晴れ晴れとしていたから、その書類にサインできて、嬉しかった。
母親の頭痛はほとんどなくなり、毎日気分がよく、サロンパスはずっと購入してないらしい。ぴょりも、ずっとあのしかめっ面を拝んでない。
父親も、のびのびと自分の人生を生きている。ゴルフして、いい車乗って、大好きな仕事しまくって。
離婚後、最初はぴょりは母親と暮らしてたけど、人と暮らすことがストレスと気づいて、一人暮らしを始めた。母親も、最初は寂しがっていたが、今では一人を謳歌している。
両親の言動から分析すると、二人とも、どうやら自立心旺盛すぎるタイプで、結婚に向いてなかったんだな、と思う。ぴょりも!?笑
そんなふたりが、当時はどうしても結婚したくて、でも反対されてたから、その口実づくりとしてぴょりを作ったらしい。
自分が作られたことが奇跡だと思う。
ぴょりにとっては、家族3人がバラバラなのだけれど、それが幸せ。だって、バラバラだから、3人ともハッピーなんだもん。
大切な人と一緒にいることが幸せの絶対条件じゃない。
離れていることが幸せの条件ってこともある。ぴょりの家族みたいに。
[普通]が幸せとは限らない。
惑わされちゃあいかん。
心からそう思う。