ネオサイタマ・イン・フレイム『オペレーション・スリー・アローズ』◆孤児院卓最終回◆幕間:血の矢(ライク・ア・ブラッドアロー・ストレイド)+その他
→イン・フレイム#1→イン・フレイム#2◆最終決戦◆→イン・フレイム#3→
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
『全ての行いは結果を生み出す。善きにせよ悪しきにせよ』
『そしてその結果は私自身のものだ』
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【トコロザワピラー/執行官の間(ダークニンジャ居室)】
KRATOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMM!!!
トコロザワピラーの最上層、執行官の間にニンジャスレイヤーを載せたミサイルが突き刺さった。
ダークニンジャ:「グワーーーーーーッ!?」
下からの侵入者を待ち構えていたダークニンジャは横方向からの奇襲に対応できず吹き飛ばされる。
猛烈な振動と、天守閣の一部が崩れる音
ダークニンジャ:「ゲホッ……!ナニヤツ……!」
ダークニンジャはウケミでダメージを最小限に抑えると、瓦礫を払い、ゴウゴウと燃える炎の中を見据える。
その中から現れたのは赤と黒の影
ダークニンジャ:「貴様は……!」
目を見開くダークニンジャに対し、死神はゆっくりとオジギをした。
ニンジャスレイヤー:「ドーモ、ダークニンジャ=サン。ニンジャスレイヤーです」
◆ニンジャスレイヤー《ネオサイタマの死神》(種別:ニンジャ/ニンジャスレイヤー )
体力:16
精神力:12
脚力:8(9)
カラテ:16(18)
ニューロン:10
ワザマエ:13
ジツ:-
近接攻撃ダイス:18
射撃ダイス:14
回避ダイス:18
万札:10+500万札(ソウカイヤ・インセンティブ)
◆装備や特記事項
装備品:家族の写真
消耗品:オーガニック・トロ・スシ
自動スキル:『連続攻撃3』、『連射3』、『時間差』、『マルチターゲット』、『疾駆』
選択スキル:『ニンジャを殺す者』、『タツジン(チャドー)』、『チャドー呼吸』、
『ヘルタツマキ』、『ツヨイスリケン』、『ポン・パンチ』、『サマーソルト・キック』
特殊能力:『ナラク・ウィズイン』
◎『ニンジャを殺す者』
・近接攻撃ダメージ+1、スリケンダメージ+1
・「移動」→「射撃」→「移動の続き」→「攻撃」が可能
(キリングマシーンと同効果だが射撃難易度ペナルティ無し)
・サツバツ!を受けても身体欠損しない(ステータスは低下)。
出目6が出ても即死せず、通常ダメージ+1D6ダメージを受ける。
◎『タツジン(チャドー)』
・このキャラの近接攻撃の回避難易度+1
・『サツバツ!』の代わりに『ドラゴン・トビゲリ』が判定無しで発動。
回避難易度+1、威力+1、吹き飛ばし(さらにダメ+1)
◎『チャドー呼吸』
・手番開始時に【精神力】を1消費、体力1回復、常時カラテ+2。手番消費なし
◎『ヘルタツマキ』
・遠隔武器、マルチターゲット、連射6、ダメージ2(『ニンジャを殺す者』適用済)
ヘルタツマキ使用後の移動、近接攻撃不可
◎『ツヨイスリケン』
・遠隔武器、ダメージ6(『ニンジャを殺す者』適用済)、回避難易度:U-HARD
ツヨイスリケン使用前後の移動、近接攻撃不可
◇ヒサツ・ワザ「ポン・パンチ」:
出目6が3つ以上で『サツバツ!』の代わりに判定無しで発動。2D3+2ダメージ。回避難易度:UH
命中し爆発四散しなかった場合、相手は『サツバツ!』の出目1のような弾き飛ばしを受ける。
ムテキ・アティチュード状態に対して命中した場合、D6ダメージを与える。
◇ヒサツ・ワザ「サマーソルト・キック」
1ターンにつき1回までの使用。
敵からの『近接攻撃』への『回避判定』で『カウンターカラテ』に成功し、
なおかつその『回避判定』に出目6が2個以上含まれていた場合発動。
D3ダメージ、【ニューロン】と【ワザマエ】に2ダメージを与える。回避難易度:UH
◇ヒサツ・ワザ「アラシノケン」
1セッションにつき1回までの使用。
出目6が4つ以上で『サツバツ!』の代わりに判定無しで発動可能。回避難易度:H
命中した場合、即死耐性を持っていないキャラは即座に爆発四散する
(たとえムテキ状態であろうとも)。
即死耐性を持っているキャラクターは12ダメージを受ける。
アラシノケンを発動した場合、以降の連続攻撃は全てキャンセルされる。
☆『ナラク・ウィズイン』
・体力・精神力が0以下になっても直ちに爆発四散せず、
次の手番で【ナラク・ニンジャ】としてその場に復活する。
・敵にDKKが5以上のキャラがいた場合、
体力もしくは精神力が3以下になった時点で即座に【ナラク・ニンジャ】に変化することができる。
変化した場合、現在手番のキャラの手番は即座に終了し、【ナラク・ニンジャ】の手番となる。
(次ターン以降の手番は通常通りイニシアチブ値に従う)
変化前に残っていた体力・精神力は【ナラク・ニンジャ】に上乗せされる。
構えるは古代ジュージツの構え。その身体は一日の休息で負傷の大半が癒え、全身にはカラテを漲っている。
ニンジャスレイヤー:「オヌシとラオモト=サンを殺しに来た」
ダークニンジャはオジギを返し、ニンジャソードを引き抜いた。
ダークニンジャ:「ドーモ、ニンジャスレイヤー=サン。ゴブサタしています」
懐にしまった折れたるベッピンがブルブルと震えるのを感じる。
ダークニンジャ:「ダークニンジャです。生きていたか、野良ニンジャのネズミめ」
◆ダークニンジャ≪ソード・オブ・ソウカイヤ≫(種別:ニンジャ/アーチ)
体力:17
精神力:13
脚力:8
カラテ:13
ニューロン:13
ワザマエ:16
近接攻撃ダイス:22
回避ダイス:20
能力まとめ:カタナで連続攻撃3、殺人剣・ヒサツ付き
◆装備や特記事項
装備:カタナ、フルヘルムメンポ、ヘヴィニンジャスーツ、
折れたるベッピンの刃***
(レリック、効果:ベッピン自身の意思により、ターン開始時にアトモスフィアが強制的に変更される)
自動スキル:『●連続攻撃3』、『●連射3』、『●疾駆』、
『●マルチターゲット』、『●時間差』、『●臨機応変』
選択スキル:『◉銃弾の見切り』、『◉ツジギリ』、『◉グレーター・ツジギリ』
ソウル能力:『●鋭き刃』、『●タツジン(イアイドー)』、
『●殺人剣』、『●ヒサツ・ワザ(ファイアフライ)』、
『●ヒサツ・ワザ(ムーンシャドウ)』、
カタナ装備時に近接攻撃ダイスが+5個、回避ダイスが+3個
アーチ能力:☆☆☆不滅、☆☆☆ニンジャアドレナリン制御、☆☆☆神話級レリック制御
代償:▼宿命
【解説】
●鋭き刃
サツバツ判定前に宣言することで全てのサツバツを『追加ダメージ+2』に置き換え可能。
この時ムテキの効果を無視する。
☆☆☆不滅
このニンジャが死に瀕すると二体の神話存在が必ずこれを助けます。
☆☆☆ニンジャアドレナリン制御
・防御的使用
手番の開始時に【精神力】を1消費し使用。
次の手番の開始時まで、このニンジャの行うあらゆる『回避判定』の難易度が−1される。
シナリオ中何度でも使用できる。
・攻撃的使用
手番の開始時に【精神力】を1消費し使用。
次の手番の開始時まで、このニンジャの行うあらゆる攻撃について『回避判定』の難易度が+1される。
シナリオ中何度でも使用できる。
☆☆☆神話級レリック制御
このニンジャは神話級レリック『ベッピン』を扱う資格を持ちます。
▼宿命
このニンジャの魂には恐るべき運命が背負わされています。
ダークニンジャ:「どのような手を使ってここまで来たか分からぬが、前回のような手加減はせぬぞ……泣きわめくお前の首を刈り、妻子の元に送ってやる」
ニンジャスレイヤー:「泣きわめくのはお前の方だダークニンジャ=サン」
ダークニンジャの挑発をニンジャスレイヤーは冷たく、確固たる復讐の意志とともに返した。
ニンジャスレイヤー:「この燃え盛るピラーは貴様らの命の灯火と同じ。今夜オヌシとラオモト・カン、そして連なる全てのニンジャを殺し、もってソウカイ・シンジゲートを滅ぼす」
ニンジャスレイヤー:「まずはオヌシをカラテで殺す」
ダークニンジャ:「その増長慢、切り伏せてくれる……!」
◆戦闘な◆
フジオのミサイルによるダメージ判定
2d3 = (2+3) = 5
5ダメージ
ニンジャスレイヤー体力:16
ダークニンジャ体力:12
【ダークニンジャの手番】
ニンジャアドレナリン制御攻撃的使用
8d6>=4+8d6>=4+6d6>=4 = (5,6,5,1,6,1,1,1 :成功数:4) + (5,5,2,3,4,2,4,5 :成功数:5) + (2,4,3,2,5,2 :成功数:2) = 11
1発めサツバツ。鋭き刃発動。ダメージ4、2、2
フジキドの回避
8d6>=5+5d6>=5+5d6>=5 = (1,6,3,4,6,5,5,4 :成功数:4) + (3,5,6,4,3 :成功数:2) + (2,2,5,6,1 :成功数:2) = 8
全てを回避。
「イヤーッ!」「……イヤーッ!」
ダークニンジャのニンジャソードの連撃をフジキドはかいくぐる!
【ニンジャスレイヤーの手番】
チャドー呼吸
『ニンジャを殺す者』発動
射撃
5d6>=4+5d6>=4+4d6>=4 = (2,5,2,2,5 :成功数:2) + (2,2,1,4,3 :成功数:1) + (3,1,1,1 :成功数:0) = 3
二発、2ダメージずつ
ダークニンジャの回避
3d6>=4+2d6>=4 = (4,4,3 :成功数:2) + (5,6 :成功数:2) = 4
「イヤーッ!」フジキドはスリケンで牽制しながらダークニンジャの懐に飛び込む
近接攻撃
6d6>=4+6d6>=4+6d6>=4 = (4,4,5,5,1,5 :成功数:5) + (3,4,3,4,5,1 :成功数:3) + (5,4,1,5,2,4 :成功数:4) = 12
2ダメージ×3
5d6>=5+5d6>=5+5d6>=5 = (3,3,4,6,4 :成功数:1) + (2,3,3,2,1 :成功数:0) + (1,6,1,2,6 :成功数:2) = 3
ダークニンジャ:「(速い……)グワーッ!」
一撃がダークニンジャの腹部に直撃!ダークニンジャは後方へ弾き飛ばされる
ダークニンジャ残り体力10
ニンジャスレイヤー:「あの刀を何故抜かぬ? 懐の中に隠してあるのは先刻お見通しだ。微かな…ニンジャソウルを放つ刃を」
ダークニンジャは些か驚いた。確かに彼の懐には、カーボンケースに納められた妖刀ベッピンの破片が隠されている。
だが彼が驚いたのは、この刃の正体を言い当てられたことではない。
以前は直線的なカラテだけが武器だったはずの相手が、ごく短期間で不気味なほどの懐の深さを得ていたことに驚いたのだ。
ダークニンジャ:「貴様のごとき野良ニンジャなど、ベッピンを使うまでもない!前回のような手加減はせぬぞ!」
【2ターン目】
ニンジャアドレナリン制御攻撃的使用
8d6>=4+8d6>=4+6d6>=4 = (1,4,4,4,1,2,3,6 :成功数:4) + (2,4,4,2,5,3,6,5 :成功数:5) + (1,2,2,1,4,3 :成功数:1) = 10
フジキドは目を見開く。
3d6>=5+3d6>=5+12d6>=5 = (5,1,6 :成功数:2) + (6,5,3 :成功数:2) + (4,6,4,4,4,4,5,3,6,6,2,5 :成功数:5) = 9
ヒサツ・ワザ「サマーソルト・キック」を発動
ダークニンジャの一振り目、二振り目を紙一重で避け、三発目上段に振りかぶったのに対し、深くしゃがんでカラテを溜め……
大きくバク転めいて回転しながらケリを放つ!
3d6=6 = (2,1,4 :成功数:0) = 0
ダークニンジャ:「グワーッ!?」
キックはダークニンジャの顎を強烈に捉えた!
1d3+1 = (1) + (1) = 2
2ダメージ、ニューロン・ワザマエに2ダメージ
ダークニンジャの身体が大きく宙を舞う、死神はそこへ向けスリケン三連投!
5d6>=4+5d6>=4+4d6>=4 = (2,2,4,4,5 :成功数:3) + (2,4,1,3,6 :成功数:2) + (5,2,5,3 :成功数:2) = 7
1d6>=4+1d6>=4 = (4 :成功数:1) + (6 :成功数:1) = 2
ダークニンジャ:「グワーッ!」
ダークニンジャはそのうち一発をあえて受けながら空中でウケミ、体勢を立て直すと残り二発をカタナで叩き落とした!
ニンジャスレイヤー:「そのまま死ね!」
だが着地の隙を逃すニンジャスレイヤーではない!鋭い踏み込みからの中段突きにつなげる!
6d6>=4+6d6>=4+6d6>=4 = (5,4,1,3,2,4 :成功数:3) + (6,5,5,2,1,3 :成功数:3) + (5,3,4,4,1,1 :成功数:3) = 9
5d6>=5+5d6>=5+5d6>=5 = (6,1,3,5,5 :成功数:3) + (1,5,1,3,1 :成功数:1) + (4,4,3,4,1 :成功数:0) = 4
ニンジャスレイヤー:「イヤーッ!イヤーッ!」
連撃を捌いていくダークニンジャ、だが最後の一撃が脇腹を撃ち抜く!
ダークニンジャ:「グワーッ!!」
射撃1、打撃2で合計3ダメージ。残りダークニンジャ体力5
【2ターン目終了】
ダークニンジャ:「……!」
ダークニンジャは動揺した。
あのソウルの力に任せた野獣のようなカラテがここまで洗練され、今や自分を上回ろうとしていることに。
しかも洗練されてなお、復讐の炎は以前よりますます勢いを増し、ダークニンジャの身体を焼き尽くさんと迫っている!
ニンジャスレイヤー:「イヤーッ!」
ニンジャスレイヤーがカイシャクを加えんと飛ぶ!
ダークニンジャは体勢を立て直そうとタタミに膝をついた。
だがそれよりも速く死神が迫る。彼我の距離はタタミ10枚、5枚、1枚……!
だが、その時ダークニンジャは超自然的な力により、自らの懐に腕を差し入れていた。
キイイイィィィィンという、常人ならばキャッチできないであろう極めて微弱な震動音。
それは極限まで磨き上げられたカタナだけが動かずして発することを許される、空気を切る音!
ダークニンジャが腕を振った瞬間、咄嗟にニンジャスレイヤーはタタミ上で急ブレーキをかけた。
直後、ダークニンジャを中心に描かれる紅い円弧!ダークニンジャの手には、素手で握られた折れたる魔剣ベッピンの刃!タツジン!
『妖刀ベッピン』
近接武器。
神話級ニンジャレリック。
通常ダメージ1に加えて、無属性のカラテ・エンハンスによる+2ダメージを与える。
アーチ級ニンジャソウル憑依者およびリアルニンジャに対してダメージを与えた場合、
1発ごとに【精神力】に2の追加ダメージを与える。
この武器でニンジャを1人でも殺した場合、
シナリオ終了まで、この武器のエンハンスは+2ではなく+3となる。
この武器で『サツバツ!』の出目6を出し、かつ敵ニンジャが『即死無効』系の効果を持っていた場合、
追加で【精神力】に2D6ダメージを与える。
ハガネ・ニンジャソウル憑依者以外がこの武器を使用した場合、
1ターンにつき2ずつ【ニューロン】を失う。
『ヒサツ・ワザ:デス・キリ』
妖刀ベッピンを用いたイアイドーの奥義。
妖刀ベッピンの力で敵の視線を乱したのち、その隙をついて、
イアイドー奥義「ムーンシャドウ」を繰り出す。
ベッピン装備時のみ使用可能。
『連続側転』時は使用不可。
『サツバツ!』と同様、『近接攻撃』時に6の出目が3個以上あった場合、
ダークニンジャは『サツバツ!』の代わりにこの『ヒサツ・ワザ』の使用を選択してもよい。
この『ヒサツ・ワザ』を使う場合、【精神力】を3消費し【ワザマエ】判定:U-HARDを行う。
【ワザマエ】判定に失敗した場合は発動せず、通常のダメージを与える。
【ワザマエ】判定に成功した場合、胴体部への痛烈な斬撃によるD6追加ダメージを与え、
さらに敵の真後ろへと回りこむように現在位置から3マス移動する
(配置するスペースがない場合は使用不可)。
『ボス級の敵』は、【精神力】を1消費して【ニューロン】判定(難易度:U-HARD)に成功した場合のみ
この攻撃への『回避判定』(難易度:U-HARD)を試みられる。
『カウンターカラテ』不可。
回避された場合でも回りこみが起こる。
命中し爆発四散しなかった場合、相手はおびただしい出血により、
次のターンの終了時にさらに1ダメージ受ける。
ニンジャスレイヤーは着地の隙を作ることなく、即座にジュー・ジツを構える。
右すねのニンジャ装束が切り裂かれている。横一文字に刻まれた深さ数ミリの微かな傷から、思い出したように血が垂れた。
ダークニンジャ:「……ベッピン?」
声を洩らしたのは、10インチ弱の折れたる刃を不思議そうに見つめる、ダークニンジャの側であった。
彼はほとんど無意識のうちに胸元から魔剣の破片を取り出し、反撃を繰り出していたのだ。
刀身を握る掌から、つつと鮮血が流れる。キイイィィィンとベッピンが再び空気を切り裂いた。
【3ターン目】
ニンジャスレイヤー体力:16
ダークニンジャ体力:5
【ダークニンジャの手番】
ダークニンジャはベッピンの刃を掴むと、無言でイアイを構えた。
精密イアイドー
16d6>=4+3d6>=4+3d6>=4 = (5,2,2,2,5,4,1,5,1,5,1,3,6,4,1,5 :成功数:8) + (2,6,2 :成功数:1) + (5,1,3 :成功数:1) = 10
ヒサツ出ず
ダークニンジャ:「イヤーッ!」
ダークニンジャはベッピンを手にニンジャスレイヤーへと斬りかかる!
5d6>=4+5d6>=4+5d6>=4 = (4,3,6,5,4 :成功数:4) + (1,4,5,4,2 :成功数:3) + (1,2,3,2,3 :成功数:0) = 7
フジキドはこれを回避しようとするもダークニンジャの速度に及ばず右肩を切り裂かれる!
3ダメージ+2精神ダメージ
ニンジャソウルを傷つけられた強力な脱力感にフジキドは膝が崩れそうになるのを堪えた。
イアイを振り終えたダークニンジャにカウンターのチョップを放つ!
ダークニンジャはニンジャアドレナリン制御を防御的に使用
3d6>=3 = (6,5,6 :成功数:3) = 3
ダークニンジャはこれをジャンプ一つで回避!
ニンジャスレイヤーはそのまま追撃にかかる!スリケン投擲!
5d6>=4+5d6>=4+4d6>=4 = (3,6,3,1,4 :成功数:2) + (2,6,6,2,4 :成功数:3) + (4,5,1,1 :成功数:2) = 7
ニンジャスレイヤー:「イヤイヤイヤーッ!」
2d6>=3+2d6>=3+2d6>=3 = (5,3 :成功数:2) + (6,5 :成功数:2) + (2,6 :成功数:1) = 5
ダークニンジャはスリケンを全てベッピンで弾き返す!
6d6>=4+6d6>=4+6d6>=4 = (5,2,4,2,2,3 :成功数:2) + (6,2,5,1,4,3 :成功数:3) + (5,3,2,1,6,6 :成功数:3) = 8
ニンジャスレイヤーはそのまま迫ってくるダークニンジャに対し、八極拳めいた体当たりを加える。
暗黒カラテ奥義ボディチェックだ!
4d6>=4+4d6>=4+3d6>=4 = (6,1,1,4 :成功数:2) + (3,3,4,2 :成功数:1) + (5,6,1 :成功数:2) = 5
ダークニンジャ:「ウカツな!」
ダークニンジャはその体当たりをニンジャスレイヤーの肩に手を当て、空中前転して回避!
【3ターン目終了】
ニンジャスレイヤー体力:13
ダークニンジャ体力:5
【ダークニンジャの攻撃】
ニンジャ第六感を攻撃的使用
16d6>=4+3d6>=4+3d6>=4 = (4,2,1,6,1,2,3,5,6,2,5,6,2,4,3,2 :成功数:7) + (1,3,1 :成功数:0) + (4,3,5 :成功数:2) = 9
ダークニンジャ:「キリステ……」
ベッピンが鳴動し、周囲の空気がうねる!ニンジャスレイヤーの視線がベッピンの魔力によりブレる。
これぞ必殺の一撃、デス・キリ。
ニンジャスレイヤー:「……!」
フジキドはベッピンの放つ邪悪な光に抗おうとする。
10d6=6 = (2,1,4,1,4,3,5,1,2,4 :成功数:0) = 0
だが、その瞬間ダークニンジャの姿は消えていた。
「「イヤーッ!」」2人のニンジャが交錯する。
一瞬の静寂、
二者は互いに背を向けたまま、タタミ10枚の距離でぴたりと制止した。
ダークニンジャ:「ゴーメン!」
ニンジャスレイヤー:「グワーッ!」
ダークニンジャの言葉とともにニンジャスレイヤーが方膝をつく。右肩口から左わき腹にかけてを、ベッピンの刃で切り裂かれていたのだ。
ナムサン!噴き出した赤黒い血はすぐさま糸のように編み上げられ彼のニンジャ装束を修復する。
3+1d6 = (3) + (5) = 8
8ダメージ!
ニンジャスレイヤー:「グ……ワ……!」
激しい出血によりフジキドの視界が霞む。ダークニンジャは死神をカイシャクすべく跳んだ!
迫る刃にニンジャスレイヤーの脳裏にソーマト・リコールが流れる。
ベッピンの鋭い刃がニンジャスレイヤーの首元に到達する。先程のようにサマーソルトを放つ余力は彼には無い
ニンジャスレイヤー:「スウーッ……ハアーッ!」
ニンジャスレイヤーの身体は爆ぜかけていた。
しかしチャドー呼吸は絶やさなかった。
呼吸が彼の身体にカラテを循環させ、サンズ・リバーのほとりに留まらせた。
彼は半身になり、
前に出した左腕の肘先を上向け、
そして肘先を捩じって手の平を左に向けた。
右手は腰の横だ。
18d6=6 = (1,6,6,2,1,3,6,4,4,2,6,5,2,6,6,2,3,3 :成功数:6) = 6
ニンジャスレイヤー:(ワザを借りるぞドラゴンボーン=サン)
サツキ。
研ぎ澄ませたカラテをほんのコンマゼロゼロ数秒間に集束し、その瞬間だけ敵の打撃を無効化する高度なチャドー防御。
その瞬間。その瞬間だけに。
儚いムテキ・アティチュードがベッピンの刃に込められた邪悪なカラテを吹き散らす。
刃はまるで凍りついたように、
フジキドの手の甲に触れた瞬間停止した。
ダークニンジャ:「バ……」
ニンジャスレイヤーは右腕を攻城弓の如く引き絞った。
右腕だけではなく、背中にまで縄めいた筋肉が盛り上がる。
カイシャクの拳、ジキツキ。
サツキと揃って初めて、正当なる奥義となる。
ダークニンジャ:「バカナーッ!?」
ニンジャスレイヤー:「イヤーーーーッ!」
ニンジャスレイヤーの右腕がダークニンジャの頭部に突き刺さる!
ダークニンジャはタタミ30枚の距離を吹き飛ばされ、壁に激突した!
ニンジャスレイヤー:(喰らわねば覚えぬ、確かにそのとおりだ)
ニンジャスレイヤーはどこか抜けた兄弟子のことを思い出す。だが、その兄弟子によって彼は身をもってサツキを受けた。
故に、ソーマトリコールからこのカラテを引き出すことができた。
ダークニンジャ:「グ……ワ……!」
うめき声を挙げるダークニンジャに一歩一歩近づいていく。
ニンジャスレイヤー:「ダークニンジャ=サン……!」
最早デスキリの傷はナラクの炎が焼いて塞ぎ、血が溢れることもない
ニンジャスレイヤー:「ハイクを詠め……!!」
ダークニンジャ:「……!」
ダークニンジャは立ち上がろうとするが、身体が動かない。
目も霞んでまともに見えぬような動き。
実際爆発四散していないことが奇跡のようであった。
フジキドは一歩一歩ダークニンジャに近づいていく。
脳裏に浮かぶのは妻子の顔。
眼の前のニンジャによって無慈悲にも奪われた。
平穏。家族。過去。
「さがりおれ下郎」「なんたる狼藉を」
不意に、その瞬間、何処からともなく2つの新たな声が聞こえた。
ダークニンジャの前に小さなつむじ風が巻き起こり、2人のニンジャがふわりとタタミに舞い落りた。
「ドーモ、ダークニンジャ=サン。マスター・トータスです。私は未来を見ます。余り遠くまでは見えませんが」
左に現れたのは、シシマイめいたマスクを被る8フィート超の巨躯のニンジャである。
装束には白い毛筆体のカタカナで「カメ」と繰り返しショドーされ、
フロシキのようなマントを羽織っていた。
「ドーモ、ダークニンジャ=サン。マスター・クレインです。私は過去を見ます。余り遠くまでは見えませんが」
右に現れたのは、これまたシシマイマスクを被る8フィート超のニンジャ。
装束には「ツル」と繰り返しショドーされ、フロシキじみたマントを羽織っている。全ての色がトータスの反転だった。
ニンジャスレイヤー:「下らぬ仮装をした部下を呼びだし、増援のつもりか」
ニンジャスレイヤーは傲然と言い、異様なニンジャたちを見た。
初めて見る手合いだ。新手のソウカイニンジャか?こうなることを予想はしていた。
ダークニンジャは実際最早戦闘不能。
2対1ならば戦うことは可能、すぐに片付けてダークニンジャをカイシャクすべし……!
「「下郎よ下がりおれ、出る幕ではないぞ」」
マスター・クレインとマスター・トータスが両腕を前方に突き出して、ダークニンジャを守るように立ちはだかった。
ウィジャ盤を操作するかのような不気味な手つき。8フィート、いや、背筋を伸ばすと9フィート近くあるようにすら思える、尖塔のごとき威容!
.
ニンジャスレイヤーは止まらない!
目の前に敵が立ちはだかるならばカラテあるのみ!
だがその時、クレインとトータスの両腕を包んでいた重厚なテッコの指先全てがパカリと開き、中から無数の極小スリケンが射出されたのだ!
「「イヤーッ!」」スポスポスポスポスポスポスポ!射出音が空気を切り裂く!
カラテ判定(UH)
18d6=6 = (6,4,1,6,6,1,1,2,3,3,2,5,2,6,5,4,4,5 :成功数:4) = 4
ニンジャスレイヤーはフットワークで回避を試みようとし……やめた。
今信じるべきは己のカラテだ!インストラクション・ワン!
相手が1000発のスリケンを投げるのであれば1001回叩き落とすべし!
ニンジャスレイヤー:「イヤーッ!イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤーッ!!」
ニンジャスレイヤーは恐るべき速さでチョップを振るいマイクロスリケンを叩き落としていく!
ニンジャスレイヤー:「イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤーッ!!」
近づくほどにスリケンの弾幕密度は厚くなるが、同様にニンジャスレイヤーのチョップの速度も加速していく!
空気摩擦によりニンジャスレイヤーの両腕が燃えだす!
ニンジャスレイヤー:「イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤーッ!!」
「……! こんなことは……!」
マスター・クレインとマスター・トータスはマイクロスリケンを発射しながら目の前の狂人を理解できぬような目で見る。
そして二人はダークニンジャを振り返った。出血は無視できぬ量だ、早く手当をせねば命に関わろう――
18d6>=4 = (5,5,4,2,5,4,2,6,4,1,1,1,5,1,3,6,1,2 :成功数:9) = 9
そしてその思考を切り、再びニンジャスレイヤーを見た時。
そこには跳躍したニンジャスレイヤーがいた。
ニンジャスレイヤー:「イイイイイヤアアアアアアアアアアアアアアアーーッ!!」ドラゴン・トビゲリ!
「グワーッ!?」マスター・トータスはケリをシシマイヘッドの鼻先に受け吹き飛ばされる!
「これは……!」マスター・クレインは呻いた。「なんたる穢れ……!不確定要素……悍ましい……!」
ニンジャスレイヤー:「イヤーッ!」ニンジャスレイヤーが飛ぶ!ダークニンジャにカイシャクすべく!
「下郎め……!」だがニンジャスレイヤーのさらなるトビゲリがダークニンジャに届く瞬間、再びつむじ風が吹いた。
SMAAAASSSH!
ダークニンジャの頭を砕くはずであったニンジャスレイヤーのケリは壁に蜘蛛の巣めいた巨大なヒビを入れるに終わる。
ニンジャスレイヤー:「なに……!?」
手応えのなさにニンジャスレイヤーは周囲を見回した。
先程まで壁によりかかり虫の息であったダークニンジャも、面妖なニンジャ二人もいない。
なんらかのゲン・ジツ?そのように思考した時、ニューロンの同居者からの痛罵が響く。
(((バカめフジキド!なんたるウカツか! 絶好の機会において敵をみすみす逃げられるとは!)))
(((ナラクよ、逃げた先はわかるか)))
(((なんでもワシに聞いて答えが出ると思うな……!!)))
ニンジャスレイヤー:「フユコ……トチノキ……!」
フジキドは血の涙を流した。妻子の仇、ダークニンジャを葬ることはまたしても叶わなかった。
だがいずれ、そう遠くない未来に、再びダークニンジャとは戦うことになるだろう……フジキドはそう直感する。
ナンシー:《状況はどう?》
IRCからナンシーの声が届く。フジキドはそこで思考を切り、自分がすべきことを悟った。
ニンジャスレイヤー:《ダークニンジャを仕留めそこねた。だが当分の間は戦闘不能だろう。これからラオモトのいる天守閣へ向かう》
ナンシー:《……わかったわ》
ナンシーはしばしの沈黙の末答えた。フジキドの声になんらかの思いを感じ取ったのかもしれないが、彼女はそれに触れはしない。
ナンシー:《下の階にいるアルマゲストは、”彼ら”が必ず仕留めてくれるはず。背中の心配をする必要はないわ》
ニンジャスレイヤー:《ああ》フジキドはIRCに答えながら頷く。
ニンジャスレイヤー:《終わらせよう、全てを》
自分にもはや家族は無い。
だが、守らねばならぬものや、共に戦う信頼の置ける同志はいる。
これ以上それらを失うのは、何としてでも避けねばならない。
ニンジャスレイヤー:「必ずや……」
ニンジャスレイヤーは誰かに誓うように、ただそれだけ独りごちながら、門のところへと歩いてゆく。
空中庭園に足を踏み入れた彼は、夜空に威容を放つ天守閣を睨み据えた。
ニンジャスレイヤー:「待っていろ……ラオモト……!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【ネオサイタマ・イン・フレイム】
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【トコロザワピラー内部】
「ヴォラー!」「ヤッチマエー!」
ニンジャ囚人化施設での反乱はさらに勢いを増していた。
指揮官級プリズナーの大半を孤児院のニンジャ達対策にあてていたソウカイヤには、氾濫する川の流れの如き暴徒ニンジャ達を押し止める余裕などなし!
だが、ソウカイヤも腐ってもソウカイヤ、次から次へとプリズナーが投入されてくる!
「イヤーッ!」「グワーッ……イヤーッ!」「ヌ!」
スカムラーシュはチョップをプリズナーに見舞うが、殺しきれぬ。テッコによる手痛い反撃を受ける!
「グワーッ!」
「イヤーッ」さらにプリズナーが追撃をしかける。「マズイ……!」
「イヤーッ!」
それをフードを被った小柄なニンジャがインタラプト!
「イヤーッ!」小柄なニンジャはアルマーダ・マーテロでプリズナーの頭部を吹き飛ばす!
「大丈夫かい?」「ああ、助かったよ。アンタ強いな」
小柄なニンジャに助け起こされながら、スカムラーシュは礼をした。
スカムラーシュは現状を分析する。
今のところは有利、だがプリズナーは際限なく追加投入されている。
ここで指揮官が投入されたらプリズナー達の動きが統一され一気に押し返される危険もある。
「一気にやっちま――」
スカムラーシュは前に向き直り、その瞬間絶望した。
明らかに下級プリズナー達とは違う強力なアトモスフィアを放つニンジャがそこにいた。
「ドーモ、ウェルフです」
そういってアイサツした女ニンジャは、冷たい目でスカムラーシュと小柄なニンジャを見下ろした。
「遊びは終わりだ……!プリズナーに苦戦する雑魚共がいくら集まろうとも同じこと……一気に片付けてくれる……!」
――勝てない
スカムラーシュはニンジャ第六感で彼我の戦力差を敏感に感じ取り、後ずさった。
「ド、ドーモ……スカラムーシュです」
スカラムーシュが小柄なニンジャをチラリと見る。「おい、ここは一旦逃げ――」
だが、そこには小柄なニンジャ……彼――いや彼女か?――は、平然と一歩前に進み出ながらアイサツを返した。
「ドーモ、ウェルフ=サン。レッドウォールです」
アイサツ終了コンマ01秒、レッドウォールは縮地めいて距離を詰め、ウェルフの頭を掴む。
「プリズナーか、良い軍隊だな。オマエもいい身体してるしちょっともらっていいか?」
「な……アイエ……!?」
22d6=6 = (4,2,4,5,2,4,6,5,6,1,2,3,6,6,5,3,1,3,5,3,1,2 :成功数:4) = 4
「グンシ・ジツ」
「ア、アバババババババババババババーッ!?」
「あーやっぱサイバネって良くないなあ、ニューロンこんなグチャグチャになっちまうんだ」
「アバババババババババババ」
「不用心だよなあ、これじゃあハッキングしてくださいって言ってるようなもんだ」
ウェルフの視界が01で満たされる
「アバババババババババババ!」
「ま、オレにとっては助かるんだけどさ。乗り移った後面倒くさいなこれ……どうするかな、まあいいやとりあえず済ませるか……イヤーッ!」
「アバーッ!」
その瞬間、ウェルフの自我は木っ端微塵に砕かれオヒガンの彼方へ消えた。
「……」
「……おい、アンタ?」
スカラムーシュは呆然と小柄なニンジャ……レッドウォールの背中を見ていた。
レッドウォールはやがてウェルフの顔から手を離し、オジギをした。
「ドーモ、レッドウォールです」
一拍子おいて、ウェルフはオジギを返す。
「ドーモ、レッドウォール=サン。レッドウォールです」
「「ハッハッハッハッハ!」」
二人のニンジャは同時に笑いだした。
「あーめんどくせ、あ、これ一人芝居だから」
レッドウォールはスカラムーシュに振り返ると、フードの奥でウィンクした。
「……ワッザ?」スカラムーシュには目の前の光景が理解できぬ。
「全軍、停止せよ」
ウェルフであったものが指示を出すとプリズナーはピタリと動きを止める。
その異常な光景に反乱ニンジャ達もカラテを止めた。
「ひぃ、ふう、みぃ……まあ結構いるな」
ウェルフであったものはプリズナーの数を数えると、満足げに頷く。
一方で元々のレッドウォールはスカラムーシュとすれ違い、そのまま廃液プールの方へと歩いていく。
「オ、オイ……?」
「オッサン結構いいキャラしてたよな、また会おうぜ!」
スカラムーシュは呆然とレッドウォールを見送った。
「さて」
「アイエッ!?」
レッドウォールが去った途端、ウェルフ――否、レッドウォールは声を出した。
「……さて、こっちはどうするかな。まあ待つか、今暴れてもしょうがないし」
「なんだオッサン達、まだいたのか?」
レッドウォールはプリズナーを自分の後ろに整列させながらスカラムーシュ達反乱ニンジャを見る。
「ま、ダラダラしててくれよ。予言が真実ならもうすぐ面白いことになるぜ」
レッドウォールは身体が違えど先程と全く同じようにウィンクをすると、ビリビリと振動する天井を見上げた。
「……」
スカラムーシュは目の前の超常的ニンジャに、ただ怯えることしかできなかった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【ネオサイタマ・イン・フレイム】
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
かつてあった暖かな日々はもう無い。
壊れゆくものに手を差し伸べることも、壊れた者を救い上げることも出来なかった。
そして今、ストーンカは再びかつてあった暖かな者の残骸と向き合っている。
ツェーン:「ドーモ、ストーンカ=サン……ツェーンです」
体力:8
精神力:11
脚力:3
カラテ:6
ニューロン:6
ワザマエ:5-2
ジツ:6+1(カナシバリ)
近接攻撃ダイス:6
回避ダイス:4
◆装備や特記事項
装備:Pメンポ(単眼眼帯)
自動スキル:●不屈の精神
ジツ:★レッサー・イビルアイ、★★イビルアイ、★★コブラ・ゲン・ジツ
◇装備サイバネ(負荷8、精神-3、狂気2)
▶▶▶▶疑似アーチ再現サイバネ(全身にサイバネアイ埋め込み・特殊薬液シリンダー)
▷▷疑似アーチ再現サイバネオプション1『発狂常態化』
☆☆☆『発狂常態化』
精神をニューロンの2倍で計算、●不屈の精神自動取得
▷▷疑似アーチ再現サイバネオプション2『アーチ級ジツ再現』
☆☆☆『あなたを愛した記憶』
手番の攻撃フェイズでその他の行動として視線が通る敵全員に使用する。
・【精神力】4を消費し発動、その後毎ターン開始時に2ずつ消費。
・発動判定【ジツ】+【ニューロン】難易度UH。
失敗した場合は【ニューロン】を1消費して矯正発動が可能
ひとたび発動すると、①術者が手番時に解除(手番消費なし)する、
②術者の【体力】か【精神力】が0以下となる、
③その戦闘が終了するまで効果が持続する。
・発動に成功した場合、術者から視線が通る敵全員に対し、
使用した瞬間及び毎ターンの開始フェイズに自動的に
【体力】及び【精神力】に【1ダメージ】と【回避ダイスダメージ2】を与え続ける。
抵抗及び回避不能。
・この効果は戦闘終了まで持続するが、視線が通らなくなると効果が途切れてしまう
(再び視線が通れば、同じ戦闘中であれば再度効果が開始する)。
敵はこれを『状態異常焼灼』などで解除することができない。
また、このダメージは毒ではなく、遠隔精神作用によるローカルコトダマの改変である。
・このジツをモータルに対して用いた場合、命令できるだけではなく人格、記憶の改変が可能である。
▼電子幻覚(単眼の少女の幻覚)
ワザマエ-2、回避ダイス-2
ストーンカ:「ドーモ……ツェーン=サン……ストーンカです」
ツェーン:「……何か言いたいこと、ある?」
ストーンカ:「遅いよ」
ツェーン:「ごめん」
ストーンカ:「今更」
ツェーン:「ごめん」
ストーンカ:「じゃ、殺ろうか」
ツェーン:「……来い」
カナシバリ → ツェーン
15d6>=4 = (5,3,3,5,5,4,1,4,6,3,3,1,1,4,6 :成功数:8) = 8
6d6>=4 = (5,6,6,4,6,6 :成功数:6) = 6
永遠の繭期 → ツェーン
15d6=6 = (1,5,5,4,3,3,4,3,6,4,2,6,5,4,1 :成功数:2) = 2
夢を見ていた。幸せな夢を。
友達とずっと仲良くしたり、愛する人と幸せに暮らす夢を。
今は、もう無い。
全て、自分で破壊する。
ツェーン:「グ……」
ツェーンの隻眼から血涙が溢れた。
悲鳴は上げない――意識は全て、目の前の敵に向ける。
あなたを愛した記憶 → ストーンカ
13d6=6 = (2,6,2,6,3,6,6,6,3,3,4,1,1 :成功数:5) = 5
ストーンカ:「ンンン……」
ストーンカの目から血涙が流れ続ける。
だが、決して目の前の者から目を離したりはしない。
ストーンカ 体力:7 精神:8
ツェーン:「……孤児でバカな俺には、ニンジャソウル以外に何もなかったよ」
ストーンカ:「…………」
ツェーン:「君に愛されて俺は満たされた」
ストーンカ:「…………ッ」
ツェーン:「まあ、俺のは全部偽物なんだけどさ」
カナシバリ → ツェーン
15d6>=4 = (4,4,1,6,6,3,1,4,4,4,4,6,2,4,1 :成功数:10) = 10
6d6>=4 = (2,4,1,5,4,3 :成功数:3) = 3
ユメミルテ → ツェーン
10d6>=5+5d6>=5 = (5,1,3,2,4,1,4,5,6,2 :成功数:3) + (6,3,5,6,1 :成功数:3) = 6
1d6>=4 = (2 :成功数:0) = 0
回避ダイス無し、回避不可
ツェーン:「……ごめん」
ストーンカ:「謝るなよ」
ストーンカはツェーンを抱きしめた。
超自然の01光がストーンカの全身から発せられる。
抱きしめる力が強くなるにつれて、ツェーンへのニューロン負荷が激しくなる。
ツェーン:「ア、ア……」
マウントタックル宣言 → ストーンカはツェーンを抱きしめてキスをした。
ツェーンから全ての記憶が消えていく。
偽りの記憶全てが消え去り、何一つ残らず、最初から何一つも持たず。
ツェーン:「サヨ……ナ……」
ストーンカは死体を抱きながら泣き続けた。
【ヘブン・ザ・ナンバー11】おわり
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
一つの精神的試練を経て、ストーンカのジツ性能が変化した。
☆☆永遠の繭期→☆☆永遠の繭期の終わり(アーチ級のジツ1+)
☆☆永遠の繭期の終わり(アーチ級のジツ1+)
手番の攻撃フェイズでその他の行動として使用する。
・【精神力】2を消費し発動、その後毎ターン開始時に1ずつ消費。
(つまり1ターンで解除する場合も最低3は消費するため注意すること)
・発動判定【ジツ】+【ニューロン】難易度UH
発動に失敗した場合はそのセッション中ニューロンに1ペナルティを負うことで
発動を強制的に成功にできる。
ひとたび発動すると、
①術者が手番時に解除(手番消費なし)する、
②術者の【体力】か【精神力】が0以下となる、
③主動作で他のジツ(ユメミルテを除く)を使用する、
④その戦闘が終了するまで効果が持続する。
・発動に成功した場合、術者から視線が通っている敵いずれか1体に対し、
使用した瞬間及び毎ターンの開始フェイズに自動的に
【体力】及び【精神力】に【1ダメージ】と【回避ダイスダメージ2】を与え続ける
(ターゲットを変えることはできない)。
抵抗及び回避不能。
・この効果は戦闘終了まで持続するが、視線が通らなくなると効果が途切れてしまう
(再び視線が通れば、同じ戦闘中であれば再度効果が開始する)。
敵はこれを『状態異常焼灼』などで解除することができない。
また、このダメージは毒ではなく、遠隔精神作用によるローカルコトダマの改変である。
・このジツをモータルに対して用いた場合、命令できるだけではなく人格、記憶の改変が可能である。
・また強化版として、1ターン手番を消費して発動準備を行うことで
次ターンに『☆☆☆貴方を愛した記憶』として発動が可能。
この場合、対象は【視界の通る敵全て(任意に除外することも可能)】となり、
【精神力】は4を消費し発動、その後毎ターン開始時に2ずつ消費となる。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ネオサイタマ・イン・フレイム#1
◆孤児院卓最終回◆に続く
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