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保育園登園前に高速で海に遊びに行くクレイジーな生活。

毎日暑すぎた夏も、もうすぐ終わりそう。
この夏、私には荒波すぎる大事件がたくさん起こった。タイトルの事件もそのひとつ。

週末に貝殻や木枝を拾ってくるように保育園から言われていたことを月曜の朝になって思い出した。

(どうしよう。近くに海はない。せめて木枝ぐらいなら…あ、どんぐりならストックがある…)

あれこれ考えている母の横で

「ぜったいに!貝殻がいい!」と言う4歳。

よし。海に行こう。高速で行こう。

クレイジーすぎる。
朝から高速に乗って海に走った。
こんなに無心で車を運転したのは久しぶりだった。隣でご機嫌に歌をうたう4歳。遠足と勘違いしている。

そして着いた津田の海。何これ。最高すぎるだろ。

津田の松原海水浴場

ここに人が集まり始めているのも納得。

澄んだ青空、きれいな砂浜と海、一面に広がる松原、「きれいだねえ〜」とシーグラスを集めるピュアな4歳。

32歳のかすんだ心も癒された。

そして帰りも高速をぶっ飛ばして無事、保育園に間に合った。今年の大冒険はこれぐらいにしてほしい。

というのも、今年の夏は大事件がありすぎた。

春先に地域課題解決型スタートアップ補助金を見つけて「これ応募するわ〜」と周りに宣言していたのに応募をすっかり忘れていて、頼れる仲間に「ともちゃん!これ今週末締め切りやけど大丈夫そ?」と連絡を受け、「おええええぇえぇええ!?」と大慌てで毎日寝ずに作り込んだ事業計画書、20ページ。

滑り込みセーフ。

無事に書類審査通過し、プレゼン審査。
スケジュールが結構タイトだったこともあり、当日資料の投影は諦め、紙芝居でプレゼンすることに。

令和の時代に紙芝居を携えて公的なプレゼンに臨む姿勢。クレイジーすぎる。
ただ、超強気そうに見えて、めちゃくちゃ弱気だった。

この1年、人前で話す機会は何度もあったけれど、いつも信じられないくらい緊張する。

今回もうまく喋れんかったな〜。と、湧いてくる後悔の気持ちを、ちょっと高級なランチで押し込んだ。

が。数日後、なんと採択の通知が届いた。
もはや紙芝居が良かったのかもしれない。

さあ、やるぞ!となったのも束の間、夫が愛媛に転勤になってしまった。

「子どもも小さいんだから、補助金を辞退して愛媛についていきなさい」との声も(身内から)あった。

クレイジーすぎる。
採択の喜びから地獄に落とされた気分だった。

そうか、私は母であり妻なんだ。夫の仕事を支え、子どもと家庭を大切n….

いや、今回はついていかない!!

一大決心だった。

広島から香川に引っ越した時、家も保育園も変わって吃音が出ちゃった息子、まだ完全には治っていないし。

どの選択が誰にとって最善か分からないけれど、いつかこの選択が正しかったと思えるように頑張ればいいんだと。

それから2週間で家探しからの引越し2回(夫宅と私宅)、合間に創業塾にも通いながら、ドタバタ過ごした8月。

さて、落ち着いたわ。
と思ったのも束の間、去年とった店舗改装の見積もりの再見積もりをお願いしたら、物価高騰で1.5倍に跳ね上がっていて目ん玉ぶっ飛んだ。クレイジーにも程がある。

これからどうするか。困った、困った。
とか言いながら、お風呂上がりに息子とアイスを食べる毎日が楽しい。

そんな2023夏。
心穏やかな秋が迎えられますように。

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