sora

日常のこと、本のこと、珈琲、時々小説。 抽象的な落書きもかきます。

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最近の記事

恋とは なんぞやと 好きとは なんぞやと 恋を辞書でひくと 「満たされないきもち」 苦しいのが恋 苦しいのに 悲しいのに 嬉しくて ドキドキするのが 恋 恋 恋 降るように 落ちるように 人生を壊しても 降ってくるのが 落ちてしまうのが 恋 今日は 雨 雨 雨 雨に打たれて 恋に打たれて 濡れてもなお 打たれ続ける

    • 昼下がりのコンクリート

      見る 今日を見る 明日を見る 明後日を見る この目に映るのは 真実なのか 嘘なのか 好きの反対は無関心 であるように 生きるの反対は何も感じないこと 肌で感じる 匂いを感じる 気持ちを感じる 誰かに触れられない私は 意味のない存在のように感じる 体に記憶はあるのだろうか 触れられた記憶 触れた記憶 温度の記憶 濡れた記憶 私知ってるよ あなたの気持ち知ってるよ 知らないふりして 目を逸らす 気づかないふりの記憶 記憶は 昼下がりのコンクリートに マンホールの

      • 「え」から始まるしりとり

        エジプトのえんぴつ 積木のパスタ 太鼓を叩くフラミンゴ ゴルフをするピラニア アイスが溶けた三時ごろ ロボットとマイムマイム 紫色の懐中電灯 うさぎとかめの岩盤浴 くっつく覚悟のハリネズミ 耳の裏側の宇宙 梅干しの明日 タンバリンと温泉旅行 うなぎの三段腹 楽園で大掃除 ジャム作りの月曜日

        • 朝 朝が来る 太陽が出る 光が訪れる 黒が白になり 黄色になり 赤になり また黒が訪れる 朝 鳥が鳴く 朝だと鳴いているのか 夜が終わったと鳴いているのか 朝 それは始まりでもあり 終わりでもある 朝 希望だと言う人も 絶望だと言う人も 光によって 影ができる 一人の朝も 二人の朝も 同じ朝 朝 夜のうちに思い描いた 人生のスイッチをきろうとする決断を いとも簡単に 打ち砕いてくれる朝 夜にかけられた魔法で 物語の主人公になれたのに 朝は突然にきてしまい

          「う」から始まるしりとり

          ウイスキーの記憶割り リズム感の悪いあざらし 尻餅をつくパンダ 大根の記憶 クリスマスの缶コーヒー ひとりごとのフラミンゴ ごま塩かけたベットサイド どんぐり拾った午前二時 砂利道歩く笠地蔵 海開きの年越し 静かな月の夜 ルンバで昼寝

          「う」から始まるしりとり

          本を読む

          なぜ私は本を読むのか 現実逃避か 違う世界に行くためか 本を読むとは 文章を読む 言葉を読む 文字を読む この二つの目で文字を認識し 言葉として 文章となり 物語となる 物語には人がいる 感情がある 温もりと冷たさがある 本を読む時 私の目の前には 本の中の人がいる 頭の中で動く 時にキスをする 時に別れる 感情が動く 本を読むことで 違う人になることができる それは演者が 自分ではない誰かを演じるように 本を読むということは 演じることである 私もその人に

          本を読む

          惹かれる

          一人の部屋 たくさんの本に囲まれて暮らす 本のための部屋に私が居候させてもらっているのか 私の部屋に本がたくさんあるのか どちらなのかわからないほどに 私は本に囲まれている 私が誰かに惹かれる時 十年前くらいまでは理由があった 容姿 背格好 言葉の選び方 好きなもの 何より 私を好きってだけで 惹かれる理由になった しかしながら 惹かれるには理由がいらない 敢えていうならば 言葉と思想 脳味噌が赤く点滅したら もう惹かれている そういう感覚的な部分で 惹かれる

          惹かれる

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          私の体の60パーセントは水だという 毎日私はどれくらいの水を飲んでいるだろうか おそらく毎日めまいがするのは私の体内に 水分が足りないからだろう 朝起きて 窓から入ってくる日差しで目の奥がやかれる アイマスクをつけるという発想に 我ながら拍手を送ったが 朝になると取れている 結果は毎朝同じである 左目の視力が日に日に悪くなり 右目と左目が相談して見やすいようにしてくれているおかげで 私の視力は2、0を保っている そのせいで 私は見えないものまで見えてしまう 人の心

          私は私だ

          2023年が始まりました なんでなのかわからないけれど 年を越したら様々なしがらみが 2022年と一緒にいなくなってしまいました 誰かにどう思われているかとか 誰かに言われているかもしれない悪口 誰かに嫌われているかもしれない という妄想なのが現実なのかわからない思いは どうでも良いと思えるようになってきました ゼロにはならないけれど これは 私の人生なので 誰かの悪意や誰かの勝手な思いで 潰してしまうわけにはいかないのです それはすごくシンプルなことで 私を大

          私は私だ

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          絵①

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          喉に気をつけましょう

          前回から日にちを経て いつもの間にか12月になってしまっていまして 年末もすぐそこに ましてや、クリスマスなんて あと数日 本屋のバイトを掛け持ちしたら 12月の休みは一日だけという なんとも師走にふさわしい毎日を過ごしています 悔しい思いをしたり 人との距離に落ち込んだり そんな毎日です 今年も後少しで終わるなんて これっぽっちも実感がなくて 珈琲豆の焙煎と 発送と 水引と 絵と 勉強と その繰り返しです 10月終わりくらいから 絵を描き始めております 書い

          喉に気をつけましょう

          孤独は怖い一人は好き

          出会いと別れは繰り返す 良い出会いが 良い別れになることは少ないかもしれないが 別れの後には、また 良い出会いがあったりする。 趣味が合う 好きな音楽が同じ 大事にしているものも似ている でも 心が動かないのはなぜなのだろうかと思っている 私は私を守ることに必死なのかもしれない 自分を見失ってまで 誰かを思うのは 勇気がいることだ ましてや 20代ではないのだ 私はもう30代 年齢なんて関係ないと 散々思っていたし、 散々言っていたけれど 酔って口に出す言葉は

          孤独は怖い一人は好き

          会えた幸せ

          近頃の私は 自惚れている しかしながら、たまにはこんな日があってもいいんじゃないだろうか そう思っている 遠くへ行ってしまった大事な人の大事な人に会った 誰かを思って 一緒に泣くことができるというのは 傷が癒されるというか 安心するというか 言葉にできないほどに 私の周りが暖かい色に染まっていく感覚 苦しくなっても しんどくなっても 生きてきて 本当によかったと そう思える時間を過ごした 私とあなたは出会ってしまったから もう一人の命じゃないのよ そう言ってくれ

          会えた幸せ

          夏の終わりの朝

          夏の終わりを知らせる朝 携帯の通知音で目が覚める 天井に小さな蜘蛛が一匹 どこから入ってきたんだ うつらうつらと目を開けて携帯を見る 「あさかつ」 昨日の夜中 数ヶ月ぶりの連絡が来て もう来ないで と 願ったのも束の間 今朝も連絡がきた やっと抜け出せたのに また、脳内を埋め尽くされるのは御免だ 真っ赤に染まった脳内は 時間と共に徐々に薄まって 他の色に染まりつつあった いつも私の中の赤が途切れそうになると やってくる 悪魔なのか 天使なのか 窓を開けると

          夏の終わりの朝

          無職

          バイトを辞めて二週間ほどが経ちました なんだか 神様ってやっぱりいるんだろうなと思うことが多々ありまして 全てはタイミングとよく言われていたけれど 本当にその通りで バイトを辞めたタイミングで 出会うべくして出会ったのではないかと思う人に出会いまして 人と人との相性というのは 時間ではないのだなと どんなに時間をかけても 合わない人とは合わないし 惹かれる人というのは5分と時間を必要とせずに惹かれてしまうのだと思う この地へ来て 何度も思った ここを選んでよかった

          この世は

          再起不能になってしまう前に と思っていたのだけれど 手が痛くなりまして リウマチかもしれないと言われまして 私の人生というものは やっぱり 一筋縄ではいかないなと思いまして さまざまな占いを見ては 大丈夫だろう きっとうまくいくよ そう自分に言い聞かせていたのだけれど やっぱり 私の人生だなと 客観的に見たりする 人に影響を与えてもらって 人のために そう思って働いていたのだけれど なんか違ったのかなと またしても姉に言われた言葉で 私の間違いに気づいた 要

          この世は