34

私の体の60パーセントは水だという

毎日私はどれくらいの水を飲んでいるだろうか

おそらく毎日めまいがするのは私の体内に
水分が足りないからだろう

朝起きて
窓から入ってくる日差しで目の奥がやかれる
アイマスクをつけるという発想に
我ながら拍手を送ったが
朝になると取れている
結果は毎朝同じである

左目の視力が日に日に悪くなり
右目と左目が相談して見やすいようにしてくれているおかげで
私の視力は2、0を保っている

そのせいで
私は見えないものまで見えてしまう

人の心の中や感情による空気の変化には
きっと誰よりも敏感で

「あ、空気の色変わった」
と思うほどに

見えないものが見えてしまう
見たくないものが見えてしまう

コーヒーを飲みにきたんだろうが
店員が私だということにがっかりした空気

「店員さんと話したいな」と思っている空気

会計の時に多く払わせてはいけないけど
どのタイミングで話そうかと思う彼氏の空気

一つの箱の中で1日いると
様々な空気の色を見る

最近は私にとってあまり良いとは言えない空気が多い

友達が少ないのは

私に運がないとか
良い人に出会わないとか
そういうことではない

私が壁を作り
私がそのような人を引き寄せているのだろう

絶望
なんて言葉では大げさすぎるかもしれないけれど

恋愛体質の私にとって
好きな人がいないのは
結構な由々しき事態である

その反面
異性の言動に心を痛めたりすることがないのは平和なことである

そんなこんなで
私も34歳の誕生日を終えました

誕生日は病院でひどい待ち時間をプレゼントにいただきました
今年は自分へのプレゼントもなく
誰かからのお祝いもなかったけれど
こんな歳まで生きてこれたのね私

と思いました

こんな歳まで生きれるとは思ってなかったから

そう考えると
生きてるだけで感謝なのかもしれない

仕事がある
ご飯が食べれる
家がある
家族がいる

そういうことにしっかり感謝できたら
もっと幸せに敏感になれるのかもしれないが

頑張ったからえらい
わけでもないし
頑張ってないからダメ
なわけでもない

努力してなくてもお金も成功者もいる

生きてるだけで得をしてる人もいる

私が私を認めてあげなければ
私はきっとずっと自分を責め続けて
今みたいに泣いてばかりの毎日を送るんだろう

34歳女フリーター毎日泣く

地獄絵図である

燻ってる時間なんてないはずなのに
毎日動いて考えて

笑っていたい

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