白馬の鬣

ラジオを聴きます📻CreepyNutsが好きです🌰🥜本を読みます📖「HIPHOP的イキ…

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ラジオを聴きます📻CreepyNutsが好きです🌰🥜本を読みます📖「HIPHOP的イキ方ノススメ」不定期連載中✍️自分と向き合い続けます💪プロフィール画像:イラストレイン様

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本書を手にしたきっかけは、若林さんには申し訳ないのだが、解説を読みたかったからである。書かれたのはCreepy NutsのDJ松永さん。私が最も敬愛する人だ。偶然聴いていたラジオで、松永さんが唐突に座っている椅子から転げ落ちて、心を鷲掴みされてしまった。テレビでよく見る、いわゆるひな壇芸人さんがどなたかのボケに対して一斉にズッコケる予定調和のあれではない。ただ単純に、生放送中に椅子から文字通り転げ落ちたのだ。そんなパーソナリティは初めてで、衝撃だった。 その後、文學界でエッセ

    • This is my revenge

      番組が終了した後に開催された不思議な番組イベント、祝・日比谷野音100周年 Creepy Nutsのオールナイトニッポンpresents日本語ラップ紹介ライブ2023 in日比谷野音。現地参戦はかなわず、配信で見届けた。 実質的な最終回に相応しい胸熱イベントだった。豪華ゲストとの贅沢なコラボもあり、私たちリスナーに向けてたくさんの愛を伝えてもらったように思う。私の勝手な思い込みかもしれないけれど。 配信アーカイブ期間も終了し、(有料の)ファンクラブ会員のみ視聴可能なイベン

      • ハレとケの狭間でまた

        敬愛するCreepy Nutsが3月末をもってオールナイトニッポンを卒業するという。 Creepy Nutsのオールナイトニッポン ニッポン放送 http://radiko.jp/share/?t=20230117010000&sid=LFR お2人を知ったのはラジオがきっかけで、これまで私のファン人生は常にラジオと共にあった。 ずっとずっと続くと思っていたから、直接お2人の口から番組の終了を聞かされても、しばらくは受け止めきれずにいた。 そんなことあるわけない。

        • ONE MAN TOUR アンサンブル・プレイ ツアーファイナル〜スニッチなしのニッチな超個人的感想文〜

          2022年12月8日。朝7時頃のこと。 「今日パパは何時(出勤)なの?」 朝食を摂りながら娘が聞く。今日のライブのことはまだ話していない。前回と同じ作戦。 いつもならもう少し遅く起きるから、この質問をされるのももう少し遅い時間のはずだったんだけど…。ま、いっか、仕方ない。 「今日…パパは…ドゥルルルルルルルル…」 LIFE!の出演者を速報する三津谷さんよろしく、口でドラムロールを再現する私。 「え?なに?なになに?こわいこわいこわい」 怯える娘。 「ドゥルルルルルルル

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          感情の円グラフを作る

          あれから2週間が経とうとしている。ラジオも聴いたけど、まだ気持ちの整理はついていない。 タイムラインで見かけた先週末のお祭りの"演出"の煌びやかな写真が、今も目に焼き付いている。でも私の心はなかなか晴れない。ド派手な"演出"のお祭りに参加できなかったからかな。多分それもある。でもそれだけではないような気もしている。 「わからない」 先日のラジオで星野源さんが繰り返し言っていた言葉だ。宮野真守さんのゲスト回でのこと。宮野さんが以前受けたという演劇のレッスンでのメソッドの話

          感情の円グラフを作る

          ルビンの壺

          読書感想コンテスト #読書の秋2022 推薦図書「 #死にがいを求めて生きているの 」 朝井リョウ/著 中央公論新社 公式サイトで紹介されている本書のあらすじはこちら。 最終章は圧巻だった。特に最後の数ページ、智也が雄介に対して「なあ、雄介」と何度も何度も名前を呼んで語りかけ、その思いをどうにかして届けたいと願うシーンは息を呑んだ。ここにこの世の真実の全てが書いてあると思った。 主要な登場人物が、もう一人の主要な登場人物の名前を何度も呼んで語りかける。ありきたりなラスト

          ルビンの壺

          夏の終わり

          ツクツクホウシが鳴き始め、高校野球もついに決勝戦。今年の夏もそろそろ佳境だ。 アーカイブも今日いっぱい。もう一度、ちゃんと見直しておく。あなたが、あなたがたが不快に感じることはしたくない。忘れてしまわないように書き起こして、簡潔に箇条書きにしたら、7箇条にまとまった。 この部分だけはファンの心得として、ずっと忘れずにいようと思う。箇条書きのメモを手帳に貼り付けた。(具体的な内容はネタバレになってしまうので書けません、レポ禁の配信なので申し訳ありません🙇‍♀️) お祭りの

          夏の終わり

          それしかできない

          とかくおっちょこちょいな私は、普段キッチンに立つときも、いろんな音をたてては家族を驚かせてしまう。 つい、うっかり、全くそんなつもりじゃなかったのに、お皿が、マグカップが、グラスが手から逃げていって…ガシャーン フライパンの油がはねてなぜか腕に…ジュッ…アチチ 茹で上げたブロッコリーを菜箸で掴んだら、活きがよすぎて(?)ゴミ箱にダイブ…ナイシュー 中でも包丁を持っているときは最も危険だ。ちょっとしたイタタや、一緒に爪も切っちゃったとかはしょっちゅう。 3日前。久しぶり

          それしかできない

          Both Sides Now

          第94回アカデミー賞にて3部門を受賞した映画「コーダ あいのうた」。Amazon prime videoで見た。たくさん泣いて、たくさん考えさせられた。 あらすじはこちら。 Amazonプライム会員の方は、見放題で配信されていますので、是非ご覧になってみてください。 ⚠️ここからはネタバレあり、まだご覧になっていない方は、是非一度ご覧になってからお読みくださいませ🙏 まずはこの映画で一番印象に残った場面を紹介したい。 ルビーがお母さんに、自分がろうの子どもに生まれれ

          Both Sides Now

          Premium Live〜スニッチなしのニッチな超個人的感想文〜

          4月末。Premium Liveの開催が発表された。敬愛するCreepy Nutsの公式ファンクラブ、CLUB Creepy Nuts会員限定のライブなんて行ってみたすぎる。 娘の体調はここのところひとまず安定している。でも1ヶ月半後どうなっているかなんて誰にもわからない。こんなときはまず夫に相談だ。大前提として夫が有休を取れなければライブに行けるはずがない。 6月13日か14日。日程を伝えるとこう言われた。 「命日だから御加護で当たるんじゃね?試しに申し込んでみれば、当たっ

          Premium Live〜スニッチなしのニッチな超個人的感想文〜

          NEED NOT SPIT ON YOUR GRAVE

          昔から電話があまり得意ではない。どうしたって声だけで全てを判断しないといけないから。受話器を耳に当てて、集中して相手の声を聞くと、その細かな強弱や抑揚、アクセントやイントネーション、息遣いから、相手の感情やら気分やら機嫌やらが鼓膜を介してどっと流れ込んでくる。 嬉しい話題や楽しい話題ならいい。でも電話が鳴るときってなぜだろう、愚痴やクレームを一方的に聞かされることが多い。これって私だけかな。 だから家の固定電話は1コール鳴ったらすぐ留守電に繋がるように設定してあるし、スマ

          NEED NOT SPIT ON YOUR GRAVE

          イカれた土産話

          借りている本を返しに行くため車に乗った。隣の市の図書館は、私の住む市より蔵書が充実していてよく利用する。片道20分くらいで着いて、道中の景色もとてもいい。ちょっとしたドライブ、気分転換にもなるからお気に入りだ。 借りた本のタイトルは「やさしい猫」。日本における移民問題について描きながら、普通とは何かを問いかける内容だった。これまで知らなかったことがたくさん書いてあって、ものすごく勉強になった。何かを怖いと感じるのは、そのもの/ことについて知らないからだとよく言われるけど、知

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          難解なミステリー

          娘の体重が40kgを切ってしまってから久しい。主治医からは1日1600〜1900kcal摂ってほしいと言われている。でも娘にとってはこれが本当に難しい。せめて1500。24時間のうちに500kcalを3回でいい。それすらも難しい。 食器の中身が空っぽになったら、偉いねーと褒める。食べ切れなかったら、次また頑張ろうと言う。変に励ましすぎてもプレッシャーになって食べられなくなる。だからあえて機械的にそう繰り返していた。 ある日のこと。娘が「一生懸命食べてるからもっと褒めろ!」

          難解なミステリー

          再養育療法

          1ヶ月半くらい前からだろうか。娘がしきりに添い寝を要求するようになった。 闘病を始めて2年半、娘とはずっと同じ部屋で寝起きしている。だから改めて添い寝と言われても、今だって添い寝と同じでしょ?と思っていたのだが、娘の思う添い寝はどうも今の寝方とは違うらしい。 物理的にぴったり隣で寝ていてほしいということなのだそうだ。 娘の布団の隣には、辛うじて大人1人が横たわれるくらいのスペースしかなく、もう1枚布団を並べて敷くことはできない。だからこれまで同じ部屋の少し離れたところで寝

          再養育療法

          続11/14

          【リポストします!!】 本稿終盤で引用させていただいているCreepy Nutsの楽曲「Bad Orangez」について、本日(2022.2.15)MVが公開されたので、追加してリポストします。本当に素敵な曲なので、是非聴いてみてください🙏 -------------------------------- 大好きなCreepy Nutsのワンマンツアーのファイナル公演から早いもので1ヶ月半が経ちました。 あのときの気持ちを絶対に忘れたくなくて書いたnote。 多くの方に

          11/14

          Creepy Nutsを好きになって約1年半。ずっとワンマンライブに行きたいと思い続けてきた。武道館はチケットを持っていなかったし、かつ天のツアーファイナルは直前に体調を崩してしまい行かれなくなった。 4月のラジオイベントin野音のチケットが奇跡的に当たり、初めてお2人の発する生音を浴びて撃ち抜かれた。この音をワンマンライブで2時間たっぷり浴びたい。欲望に拍車がかかった。 7月になり、応募していた念願のワンマンツアーのファイナルに当選したことが分かってからは、ずっとワクワ