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野球部を雇ってください[出版用]④失敗に対する耐性

野球をしていて虚しくはならないのか。

プロ野球の最高の打者でも良い打率は3割である。7割打てていない。
打とうとして打ち損じをしたか、相手が単純に上回ったか、良い打球だが相手に捕られる事も、なぜか手が出なかったとか。そんなことを含めた「結果が出ていない」ことが7割弱あるのだ。

更に打撃だけでない。守備にもミスはつきもの。
その中でミスに対する耐性がものすごくつく。

現役の野球部の皆は信じられないかもしれないが、社会に出て皆が考えるほど怖い体験とか大きなエラーってそんなに起きないし、起きても貴方はきっと大丈夫。取り戻す精神も分析力もあるから。

僕もアメリカの社長に英語で20分日本のマーケットについてプレゼンする時よりも、夏の日のウォーターサーバー戦争にて「殺すぞ」と言ってきた先輩にその日中に中継で送球しないといけないことの方が怖かった。
全員が全員そんな体験をしているとも、大会で僕みたいな大きなエラーをしたことがあるわけではないとは思うが、少なくとも皆全力で練習をしているにも関わらず6ー7割打てないのだ。それでも立ち上がるのだ。守備に着くのだ。次の打席ではやってやるぞと。

失敗に対する耐性がなぜ必要なのか

昨今先が見えない社会とか言われているが、本当に先が見えない。
コロナでは営業の仕方もビジネスも変わるし、僕がこれをシェアするNoteだってその新しいもののひとつで企業がNoteやLinkedInでマーケティングをするなんて数年前は主流でもなかった。

でも怖いのは、これからはもっと先が見えない世の中になる。(自分で書いていて怖くなってきたので、一旦乃木坂のミュージックビデオを見ます)

その中で、これまでの常識が通じない状況でどうやってその時の正解を出すのかの答えは、

試行錯誤をどれだけ繰り返して、データをとり、学んで、次に行くだと思っている。。これは某G社に行ったスペイン人の元上司から学んだことだ。
(ちなみに僕が好まない読売のGではない)
実際、僕が働いているチーム(6人でアジアを営業していますが)の年間、月間の目標は同じでもその戦略は月毎だったり週ごとに新しいことをしたりしている。普段の主流の営業方法に加えて新しいパートナーシップだったりをどんどん試す勢いがある。

でも試行錯誤の連続はエラーがつきもの。

誤りが錯じる試みを行うとこの四字熟語に書かれている通りに。

会社、事業というもの自体もある意味失敗の連続で出来たりもすると思う。

そしてこの急速に変化する現代社会(一度は言って見たかったフレーズ笑)においては、失敗はむしろ付き物であり、失敗やミス、望ましい結果が出なかった時の姿勢で個人、企業としての成長に一番差が出る。

今の失敗はどのくらいのミスでなぜ起きたのか。どうしたら次の打席は打てるのか。どうしたらミスをカバーできるのか。

自分のミスだけでじゃなく、チームメートのミスをカバーすることまでも学べる。

たまに洒落にならないぐらいのミスをした時

例えば先生が話しているのに隣のやつのケツを触って両方とも笑ってしまい「明日から部活に来るな」と言われた同期の二人のようなミスをした時、
(もはやミスでもなんでもなくアホである)

誰に謝らないといけないのか、自分はどういった姿勢で振る舞えば良いのかを常に学習できるのが、グラウンドであり、チームとの学校生活である。

「そんなの、誰でも身についているよ」と思われる貴方。
そんなことない!絶対そんなことない!

僕が何を言いたいのかというと、もし野球をしている学生さんを見かけてら、

「お疲れ様です」と言ってほしい。

#結局なんなん


本当のことを言うと、

もし野球部にいた人とお話をする機会があったら、どれだけ野球でミスをしてきたか聞いてほしいです。きっと面白い話が聞けると思います。

そして野球部の皆さんには、自分が思い切ってエラーができる場所を見つけて欲しい。前に出る勇気を買って、前進する自分をリスペクトしてくれる先輩がいる会社で働いて欲しい。

皆が窮屈なプレーをしないといけないチームは絶対勝てないと分かっていると思う。


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