マガジンのカバー画像

#東京の休日 【休日シリーズⅦ】

191
東京の素敵なスポットを紹介していきます。美術館、カフェ、主観多めです。
運営しているクリエイター

記事一覧

東京の休日 191〜【「大名茶人 織田有楽斎(うらくさい)」展@サントリー美術館(六本木)】すーっと茶道の新たな扉がひらかれました〜

学べば学ぶほどに 「未知」が増えていく。 それが茶道の世界のおもしろきところと 常日頃より感じているのですが こちらの展覧会では また新たな扉が静かにひらかれたようでした。 これに心は激しく燃え上がってしまったようで。 四百年遠忌(おんき)記念特別展 「大名茶人 織田有楽斎(うらくさい)」 2024年1月31日(水)~3月24日(日) さっそく展覧会の概要を みてまいりたいと思います。 織田有楽斎(うらくさい)こと、 織田長益(ながます)(1547年〜1621年)

東京の休日 190〜【特別展:本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)の大宇宙】いよいよ今週末までとなりました〜

特別展「本阿弥光悦の大宇宙」 2024年1月16日(火)~3月10日(日) 東京国立博物館 平成館(上野)にて。 いよいよ今週末までとなりました! 「マルチアートの天才」 「異風者(いふうもの)」と称される 芸術家・本阿弥光悦(ほんあみこうえつ) (1558~1637)。 その名品、 刀、書、工芸品、茶碗…を贅沢に!堪能できる 展覧会となっております。 作品をご紹介します前にまずは 「本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)」 という人物のお話を。 1558年(永禄元年)

東京の休日 189〜【千年雛めぐり@目黒雅叙園百段階段】圧巻の「おひなさま」が彩ります〜

三月三日。 ひな祭り、桃の節句が 近づいてまいりました。 そのような日頃にぜひ訪れたい展覧会が ホテル雅叙園東京の「百段階段」にて 開催されています。 「千年雛めぐり ~平安から現代へ受け継ぐ想い~ 百段雛まつり 2024」 ホテル雅叙園東京(目黒) 開催期間:2024年1月20日(土)~3月10日(日) ✴︎会期中無休 舞台は 東京都指定有形文化財、 ホテル雅叙園東京の「百段階段」。 ひな人形たちが艶やかな古のお祭りを 催しているかのようでした。 それではさっそ

東京の休日 188〜【Gucci Visions展】昨年オープンの「グッチ銀座 ギャラリー」、春らんまん♡でございました〜

またひとつ銀座の街に高貴な 「アートスポット」が 誕生いたしました。 「グッチ銀座 ギャラリー」 https://www.gucci.com/jp/ja/st/stories/article/gucci-visions-ginza 銀座四丁目にございます 「グッチ銀座」の6、7階に オープンしましたこちらのスペース。 Gucci/グッチの世界を 「体験できる」ギャラリー、 また、 Gucci/グッチと アーティストやクリエイターの方々が つながりを育む場となっており

東京の休日 187 〜【マリー・ローランサン ―時代をうつす眼】展@アーティゾン美術館 :優美な才に惚れ惚れといたしました〜

「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」 2023年12月9日(土) 〜2024年3月3日(日) アーティゾン美術館 (京橋) 叶うことなら 何度でも足を運びたい 素晴らしい展覧会でございました。 柔らかな曲線 心くすぐられる色彩 ...とここまでは 想定内だったのですが 今回は 画家・マリー・ローランサンの 「優美な才」にすっかりうっかり ハートを奪われてしまったのでした。 その麗しき作品をご紹介する前に まずは展覧会の概要から。 主役の 「マリー・ローランサン

東京の休日 186 〜【⁡ハッピー龍リュウイヤー!静嘉堂@丸の内】辰年の「美術館始め」、龍彩る至宝を愛でてみませんか?〜

⁡「ハッピー龍リュウイヤー! 〜絵画・工芸の龍を楽しむ〜」 2024年1月2日(火)〜2月3日(土) 静嘉堂文庫美術館(丸の内)にて。 「辰年」を迎えたことを 華やかに奥深く⁡体感できる 展覧会でございました。 龍のイメージの広がる この龍“七変化”に すっかり魅了されてしまいました! ⁡ (上記「暗くも…淵に潜る」は 中国最古の漢和辞典『説文解字(せつもんかいじ)』 にある『龍』の解説の一部です。 今回展示されております。) さっそく作品を ご紹介してまいります。

東京の休日 185 〜【虎屋菓寮】新春に口福を!「お雑煮」と「花びら餅」を味わいました〜

お正月料理。 これをいただくと 自然と姿勢が正され 心新たに日々を送れるような 気がいたします。 今回ご紹介いたしますのは 「虎屋菓寮(とらやかりょう)」の 赤坂店さん。 「とらや」さんの和菓子や季節のお食事を 日頃から味わえるこの場所で 年の始めは 「お雑煮」をいただけるのです。 これが絶品で! お餅入りのお雑煮はわが家では つくらないことに加え 京風のお味がたまらず 毎年の愉しみとなっております。 店内のお正月飾りも雅なのです。 さっそく「お雑煮」から

東京の休日 183〜【ザ・リッツ・カールトン東京】まるで輝く宝石!感動響き渡るホリデーシーズンアフタヌーンティーでした〜

ホリデーシーズンを 皆さまどのように お過ごしでしょうか。 美味しいもの、華やかな装飾、 そして甘い時間 これらが揃うことをわたしは 毎年願ってやみません。 ということで 今回ご紹介するのは ザ・リッツ・カールトン東京(六本木)の ホリデーシーズン アフタヌーンティー 「Buccellati Afternoon Tea ブチェラッティ アフタヌーンティー」です。 「ザ・リッツ・カールトン東京」と 「Buccellati(ブチェラッティ)」との コラボレーションとなっ

東京の休日 182 〜【モネ 連作の情景】展@上野の森美術館:印象派誕生150周年!無常の美しさがそこにはありました〜

「印象派」誕生150周年。 この記念すべき時を 祝福するかのような展覧会が 上野の森美術館(東京・上野)にて 開催されています。 『モネ 連作の情景』 2023年10月20日(金)~2024年1月28日(日) 「100%モネ!!」と謳われるこちらは 印象派を代表する画家 「クロード・モネ」の作品のみ。 素晴らしい展覧会となっておりました。 さっそくご紹介してまいります。 今回の主役 「クロード・モネ」(1840-1926年)は フランス・パリ生まれ。 18歳か

東京の休日 181〜【ゴッホと静物画】三年ごしのSOMPO美術館(新宿)開館特別企画展!本場オランダからの祝福が眩しくて〜

「ゴッホと静物画ー伝統から革新へ」 2023年10月17日(火)〜2024年1月21日(日) SOMPO美術館(新宿) 2020年。 その開催が予定されていた SOMPO美術館開館特別企画展。 ようやくその幕が開かれました。 それにふさわしく ゴッホのふるさと「オランダ」を始め ヨーロッパから作品が 多数来日しております。 とても贅沢な展覧会でした。 さっそく展覧会の様子を ご紹介してまいります。 まずは 展覧会のタイトル 「ゴッホ」と「静物画(せいぶつが)

東京の休日 180 〜【秋の新蕎麦】京風の「深大寺そばきよし」さんで舌鼓を打ちました〜

秋蕎麦の季節を迎えております。 暖かな日には 冷たいもの、 涼しい日には 暖かいものを 味わいたくなる時でもありますね。 今回ご紹介するのは 何度足を運んでも 「美味しい」と 喜びに浸ってしまう お蕎麦屋さん。 深大寺にあります 「深大寺そば きよし」さんです。 1966年創業。 良質な湧き水に恵まれる 深大寺には数多くのお蕎麦屋さんが 立ち並びます。 こちらのお店の特徴は 「京風」。 優しく香るお出汁で お蕎麦をいただくことができます。 これが細麺の

東京の休日 179 〜【紅茶の日】マリー・アントワネットも愛した「NINA’S 二ナス」でアフタヌーンティーを〜

11月1日は「紅茶の日」。 美味しいお紅茶を 愉しめる場所を本日はご紹介いたします。 今春オープンしました 「LE SALON DE NINA’S Hibiya (ル サロン ド ニナス 日比谷)」。 マリー・アントワネットが 愛したといわれる香りを 今も受け継ぐ紅茶ブランドです。 本店はパリの 高級宝飾品店が建ち並ぶ ヴァンドーム広場のお隣。 その本店をさらに広く華やかにした 「LE SALON DE NINA’S Hibiya (ル サロン ド ニナス 日比谷

東京の休日 178 〜【特別展「永遠の都ローマ展」@東京都美術館】ヴィーナス奇跡の初来日!拝み、愛で、(心で)抱きしめました〜

今年の「芸術の秋」。 ほんのり旅気分をのせて 愉しんでおります。 特別展「永遠の都ローマ展」 2023年9月16日(土)~12月10日(日) 東京都美術館(上野)にて。 では、イタリア・ローマを訪れたかのような 気持ちにさせていただきました。 そのみどころをご紹介する前に まずは概要から。 「永遠の都」と称される ローマの歴史と芸術に ふれることのできる今回の企画展。 約70点の 彫刻や絵画が展示されています。 その多くが 「カピトリーノ美術館」から来日していて

東京の休日 177 〜【イヴ・サンローラン展@国立新美術館】「モードの帝王」の心にふれた秋の夕暮れのこと〜

『イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル
 Yves Saint Laurent, Across the style』 2023年9月20日(水)~12月11日(月) 国立新美術館(六本木、乃木坂)にて。 開幕前から愉しみにしていた 展覧会へ足を運んでまいりました。 展覧会のご紹介をする前にまずは 「イヴ・サンローラン」という 人物のご紹介を。 1936年 フランス領アルジェリア、 オランに生まれます。 10代の頃よりその才能は注目され 1955年、 当時の『ヴォー