東京の休日 185 〜【虎屋菓寮】新春に口福を!「お雑煮」と「花びら餅」を味わいました〜
お正月料理。
これをいただくと
自然と姿勢が正され
心新たに日々を送れるような
気がいたします。
今回ご紹介いたしますのは
「虎屋菓寮(とらやかりょう)」の
赤坂店さん。
「とらや」さんの和菓子や季節のお食事を
日頃から味わえるこの場所で
年の始めは
「お雑煮」をいただけるのです。
これが絶品で!
お餅入りのお雑煮はわが家では
つくらないことに加え
京風のお味がたまらず
毎年の愉しみとなっております。
店内のお正月飾りも雅なのです。
さっそく「お雑煮」から
みてまいりましょう。
蓋を開けると
かつお節の豊かな香りがふんわりと。
濃厚な白味噌仕立てのお出汁には
丸餅、海老芋、京人参、大根が入っております。
美味しさがぎゅっと詰まった丸餅
ほくっとした海老芋
とろっとした京人参
みずみずしい大根。
これに甘くとろみのある
白味噌が絡まるのです。
(美味しさにこちらが
とろけてしまいそうです!)
お味噌は
京都の「本田味噌本店」さんのもの。
甘みとコクと優しさと。
幸せが口いっぱいに広がります。
そして、食後には
「花びら餅」を。
こちらはお正月を代表する和菓子。
宮中のお正月の行事食、
「菱葩(ひしはなびら)」に由来する
お餅と牛蒡(ごぼう)と白味噌餡からなる
一品です。
丸いお餅は半分に折られ、
その中に甘く煮た牛蒡、と白味噌餡が
入っております。
「望月(もちづき・満月)」
に通ずるお餅、
「長寿」と「安泰」の願いの込められた
牛蒡の組み合わせは
まさに縁起物。
かつてかたいものを口にし
長寿が願われたこと、
地中深く根をはることが
牛蒡の「長寿」「安泰」とされる所以だそう。
こちらもお雑煮と同じく
白味噌の美味しさを堪能できました。
牛蒡の歯ごたえもいいのです。
合わせていただいたお抹茶の器も
新春らしいもので。
帰りには、
店内の飾りを愛でました。
こちらの鏡餅の飾りは
すべて本物!
伊勢海老、昆布からは
しっかりと磯の香りがいたします。
干し柿や橙も飾られていることも
印象的でした。
お正月の気分を
麗らかに味わわせていただいたようです。
口福、眼福の
新春のひと時となりました。
今回は赤坂店をご紹介いたしましたが
他の店舗でも「お雑煮」や「花びら餅」を
いただくことができます。
「花びら餅」はお持ち帰りも可能です。
写真・文=Mana(まな)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?