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東京の休日 189〜【千年雛めぐり@目黒雅叙園百段階段】圧巻の「おひなさま」が彩ります〜

三月三日。

ひな祭り、桃の節句が
近づいてまいりました。


そのような日頃にぜひ訪れたい展覧会が
ホテル雅叙園東京の「百段階段」にて
開催されています。

「千年雛めぐり
~平安から現代へ受け継ぐ想い~
百段雛まつり 2024」
ホテル雅叙園東京(目黒)
開催期間:2024年1月20日(土)~3月10日(日)

✴︎会期中無休


舞台は
東京都指定有形文化財、
ホテル雅叙園東京の「百段階段」



ひな人形たちが艶やかな古のお祭りを
催しているかのようでした。




それではさっそくその雅な世界を
ご案内してまいります。


始まりは、
「十畝(じっぽ)の間」


現在のお雛様につながる
「立雛」「古今雛」
「傘福(かさふく)」とともに
「雛の飾り菓子」などが展示されておりました。

《立雛》
《古今雛》
《傘福》

江戸時代、お祝いの際に傘先に縁起物をさげ
幸せを願ったのだそうです。

《雛の飾り菓子》




続いて
「漁樵(ぎょしょう)の間」


お座敷一面にひな人形のひしめく
「座敷雛」は圧巻でございました!


福岡県飯塚市。

2,300坪の総面積を誇る
筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門
(いとうでんえもん)の旧宅で
毎年開催される「いいづか雛のまつり」。

メインとして飾られる座敷いっぱいの
ひな人形の集まった「座敷雛」が
再現されているのです。


よくみると
お雛様とお内裏様もあちらこちらに。

お仕えする人たちがにぎやかに
これを囲みます。



人日(じんじつ/七草粥をいただく日)、
上巳(じょうし/桃の節句)、
端午、七夕、重陽などの
節句の描かれている

「漁樵(ぎょしょう)の間」の
豪華絢爛な壁画と合わせ

百段階段でしかみられない
異世界を体感できました。




そして、
「草丘(そうきゅう)の間」


「うしくのひなまつり」
と題し
茨城県牛久市の伝統がちりばめられています。

女の子のすこやかな成長と幸せを願い
家族や親戚が一針一針縫い上げ、
初節旬のお祝いとして贈るつるし飾りや

人々の暮らしに根づくお人形たちが
飾られていました。





「静水(せいすい)の間」では


「清湖雛物語(せいこびなものがたり)」
世界が。

琵琶湖を中心した自然への敬意を表した
お雛様。

湖のブルー、木々の緑、咲き誇る桜のピンク。


神秘的なお雛飾りとなっておりました。




「清方(きよかた)の間」では

にゃんと!「ねこたちの雛まつり」
開催されていて。


笑顔いっぱいのこちらの
ねこのひな人形。

朗らかな気持ちにさせられます。





「星光(せいこう)の間」
披露されていたのは

「極小雛飾り
川内由美子コレクション」


ミニチュアのお雛様に
ひな道具。


小さくも本格的なお道具に
つい見入ってしまいました。




締めくくりは
「頂上の間」

「早春を彩るてまり
はれてまり工房」
と題し

「てまり」のなんとも愛らしい
お雛様、ひな飾りが
お部屋を彩っております。





というかことで今回は
「千年雛めぐり
~平安から現代へ受け継ぐ想い~
百段雛まつり 2024」

をご紹介いたしました。



上巳(じょうし)の節句/ひな祭りの
華やかな雰囲気とともに

時をへても変わらない
幸せや健康を願う想いにふれることが
できた気がいたします。

階段は足元が冷えますので
ぜひあたたかくしてお出かけくださいませ。



写真・文=Mana (まな)

「千年雛めぐり
~平安から現代へ受け継ぐ想い~
百段雛まつり 2024」
会場:ホテル雅叙園東京 
 東京都指定有形文化財 「百段階段」 

 東京都目黒区下目黒1-8-1
開催期間:2024年1月20日(土)~3月10日(日)
開催時間:11:00~18:00(最終入館 17:30)

✴︎会期中無休
https://www.hotelgajoen-tokyo.com/100event/hinamatsuri2024

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