見出し画像

自立した大人に育てる。出産予定日だった日に思い出した子育ての目標

新米ママの頃の淡い思い出

今日は21歳の長男の出産予定日だった日。私は当時働いていたので、逆算して6週間前の12/22をもって仕事を終了し、はじめての無職生活に入りました。
2週間も早く生まれてきたので、私の休暇は短くなってしまったのですが….。初めての妊娠で、母子手帳に記入したこの日を目指し楽しみに思っていた感情をかすかに思い出します。

残業も多かった妊婦時代が終わり、やっと”たまごクラブ”などでママになる勉強をしてたかと思うとすぐ生んでしまい、最初は何も分からずあたふたし、しばらくは赤ちゃんの育児に没頭。その一方で、二か月後には退職が迫っている(育児休暇が空気的に認められず、やむなく退職に合意)ことで、”私は続けたかった仕事と引き換えにこの命を授かった”という強い気持ちと、専念するからには精一杯育てるという決意みたいな感情がありました。

育児本を読みあさった頃と理想の幼稚園との出会い

少し育児に慣れてきたころから、たくさんの育児書を読みました。ママルールみたいのを多く扱う雑誌の記事は少し飽き、どちらかというと情緒を育てる子育てを提唱する先生に共感しながら、自分らしい育て方を考えるようになっていきました。そのうち子どもは二人になり忙しさは増しましたが、せっかくお母さんになれたんだもの、全力で楽しみたいと思って。

長男を幼稚園に入れた頃から、あまり読まなくなりました。幼稚園の方針は、

「みんなちがってみんないい」こと、「見えないものに目を注ぐ」こと、「小さきものを尊ぶ」ことを大切にしています

とういもの。理想郷のなかで、子どもたちはのびのびと過ごしました。だから必要がなかったのかもしれません。

愛読書との出会い

小学生になってから、また育児本を読むようになりました。学力向上に興味があったのは事実ですが、それ以上にやはり何かを示してもらいたかったのかも…。(公教育では難しいのでしょうかね…。でも、そのあと素敵な先生方にはたくさん出会いました)

その中で、この人!と思う本の著者に出会いました。今までの子育て(「野外体験、自然からの発見」で情緒を育てる)を、全肯定していただいてる気分でした。

それ以来、子どもたちには「メシが食える大人になれ」と言ってきました。職業を考える時は「詐欺じゃなければなんだっていい」けど「納税は大人の義務。社会に支えられて大きくなるのだから、今度は自分が支えないといけない」と、「働く」とことに憧れを持たせる意識をしていたように思います。

近くにあれば絶対に入れたい塾は残念ながら我が地域にはなく、似た教室(脳トレ)に入れながら、市販のドリルを子どもに買い与えました。


などなど…
「情熱大陸」で先生が特集を組まれ、障がいのある息子さんが私の長男と同い年という事実を知ってますます親近感がわいた頃、地元の塾の主催で先生の講演会があり、アイドルに会いに行く気分で参加しました。
講演の内容と生の声に興奮し、終わってからのサイン会で「情熱大陸見ました!」と声を掛けるととても喜んで下さり、その場でちょっとした子育て談義(列の最後だったおかげだけど、これぞ引き寄せ⁈)。ドリルの使い方のヒントを教えてくれただけでなく、私に子どものことを質問して下さり、「それは将来有望じゃない!楽しみだ」と最高の誉め言葉を頂きました。
情熱大陸で見た人が、何物でもない私にこんなにフラットに話してくれる、言い尽くせぬ感動でした。
(それから数年後、地元の女子校で行われる一般OKの講演会にも来られたので行きました。我ながら、ピピピッと働く情報アンテナに惚れ惚れ)

子育ての目標は自立した大人に育てること

子ども達はまだ学生。親のお金で大学に行き生活しているので、目標が達成できたと実感できるまで、あと10年はかかるかもしれない。けれど、少しでも近づいていると思いたい。
2月3日。息子にとっては何でもない日になってしまったけど、私にとってはずっと母子手帳に記入して、大切に思って見続けた日。この日に、もう一度この気持ちを改めたいと思う動画をたまたま見かけました。
フォローしているインスタから、オンライン講演会のアーカイブに導かれ、視聴しました。初めて本を読んだ日から10年たっているけど、見た目は少し瘦せたかなぁ。でも方針は全く変わっていない。
「塾生としての縁はなかったけど、先生の教えをヒントに子どもたちを育ててきました」と心で叫びながら…。 

いつかまた、再会できるような気が勝手にしています(^^♪。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?