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CCCインターンの高校生・高専生・大学生が贈る -これからのチーム開発におすすめ本6選📖-

エントリー締め切りの8/31が間近に迫ったCivicTech Challenge Cup u-22(愛称:CCC)はCOVID-19やオリンピックの影響でサマーインターンへの参加機会が減ってしまった地方学生向けに、自分たちが欲しいサマーインターン・勉強方法を自分たちでつくってしまおう…!と始まった企画です。

この企画では、提出された作品を評価するだけでなく、このチーム組成やチーム開発のプロセスを通して、新しい人との出会いや学びの機会としても役に立ちたいという思いが込められています。

ここでは、学びの機会のきっかけになりそうな本を運営インターンチーム6名から紹介させていただきます。

1.個人じゃない、人との共同開発に挑戦するあなたへ

プログラミング教室に通う高校生だったところから、COVID-19禍の学生の過ごし方についてQuoraで質問に「学生は暇です」と答え、シビックテックへの誘いを受け、Code for Japanでインターンするに至った八谷さんからはチーム開発にこれから進むみなさんに欠かせない一冊。

初心者が書きがちな自分にも他人にも読みにくいコードを、実例を示しつつ改善していく言わずと知れた良書。コードのメンテナンスが億劫、どうしてもネストが深くなってしまう、そんな思いをしている方におすすめです。(八谷)

2.デザインを知りたい・知らねばならぬ…なあなたへ

インターンの中で唯一のデザイナー平尾さんからは、デザインにおける4つの基本原則を伝える名著。日本語版は22年を迎え、第四版となっています。デザインをこれから勉強したい人にも、エンジニアとしてデザインに関わる人にも、一度は読んで欲しい一冊。

デザインの4つの基本原則「近接」「コントラスト」「反復」「整列」について、たっぷりと丁寧で見やすく説明されているデザイン初心者は最初に読むべき基礎の定番本です。全てのデザインに共通することについて取り上げられていて、読みやすい構成でできているので永久保存版の一冊です。(平尾)

3.本当にユーザーに届くプロダクトを作りたいあなたへ

COVID-19の対策サイト北海道版のプロジェクトから始まり、教育支援ツールの「おうちで時間割」ではスクラムマスタ的な役割を担い、またCCCの発起人でもある吉沢さんからはプロダクトづくりに欠かせないユーザービリティについての一冊。

サービスを利用してもらうために重要になってくるユーザビリティ。この本ではこれまで曖昧に取り組んできたかもしれないユーザビリティを自然とユーザーの目線で考えさせられます。すぐにできる具体的な手法も紹介されているので、自分のサービスが「ユーザーにとって使いやすいのか?」と迷っている方におすすめの一冊です。(吉沢)

後半の3冊はテーマごとの話題提供になります。ご自身の興味関心や読みやすい切り口に合わせてご活用ください。

4.チーム開発をしたらどうなるか、小説で読んでみる

2年前からCode for Japan summitに参加し、中学生の最年少ボランティアメンバーとして写真撮影チームで活躍していた鷲尾さんからは、チーム開発をストーリーで知ることができる一冊。

有名なデザイナーさんが著作した小説です。初音ミク黎明期の時代に戻ってチーム開発をしたらどうなるかというストーリーで、知識・文才・絵の才能があるもの、全く違ったメンバーが時にぶつかり時になかよく制作に挑みます。彼らの体験を知識として知ることで皆さんの開発に役立つと思います!(鷲尾)

5.個人の力が社会に届いていく、自立分散型って…?

小学生の頃からExcelのマクロを組んでいたという昔話から、実は作曲科の大学生だという現在の話まで、いつも幅広い話題提供で場を和ませながらも開発も抜かりない渡邊さん(迷奏さん)からは、 dApps(decentralized applications,自立分散型アプリケーション)に関するオライリー本。

Web 3.0のひとつとしてたびたび注目を浴びる「分散化(非中央集権化)」。イーサリアムそのものを使用せずとも、分散化の思想や仕組み、セキュリティ(コンピューターも人間も)の留意点などは必見です。CivicTech × dApps の新たな一歩へ!(渡邊)

6.オブジェクト指向もPythonも初めての状態から学べる

COVID-19の対策サイト兵庫版や東京都版のビジュアライゼーションに関わっていた高校生の芦田さんからは、今回が初めての開発になる人や機械学習を学んでみたいなと考えている人向けの一冊。

プログラミングをすでに始めている方も、まだ始めたことのない人も、簡単にPythonやオブジェクト指向を学べます。プログラミングを始めるきっかけになり得る本で、今までわからなかったことが理解できるようになる、おすすめの一冊です。(芦田)

エントリー締め切りまであと1週間!

インターンチームからの6冊、いかがでしたでしょうか?

スポンサー企業第二弾の発表もありましたが、今後も10社程度まで増えていく予定です。(みなさんが知っているあの企業も…もうすぐ登場予定です。)

CCCでは、エントリーでの友達紹介キャンペーンと題して、友達の紹介でエントリーした方と紹介者に参考図書など必要な書籍やガジェットを購入するときのサポートになるAmazonギフト券を先着20組にご案内しています。

「友達と一緒にエントリーして、チーム開発したい!」「エンジニア界隈で知ってるこの人に声かけてみたい」という方は、是非この機会に仲間をシビックテックに誘ってみてください。たくさんの学生さんのチーム開発のきっかけになれることを願っています。

シビックテックのCode for Japanで働きながら、小児発達領域の大学院生をしながら、たまにデザインチームを組んで遊んでいます。いただいたサポートは研究や開発の費用に充てさせていただきます。