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日本美適進化論:クリエイティブの真ん中

「創造力・想像力」は人が人たる所以で、自然に無限に湧き上がる宝物のようなものだと感じています。ロジックも構成も何らかの目的やルールのフィルターがあるにしてもクリエイティブなセンスによって伝わりやすくもなり、難しくもなる。それを形づくるのは、日常経験で積み上げる「感じ方」の刷込みであるのだと思います。だからこそ誰と一緒に何をして過ごすのか、自分に何を見せ聞かせ感じさせるのか、それをどのように扱うかによって、クリエイティブ性を豊かにする感性(センス)が育まれるのでしょう。

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よく「本物をみなさい」「本質をつかみなさい」と言われるのは、ここに大きくクリエイティブ性が関わってくるからです。本質的なことや普遍的で長く大切にされてきたモノやコトについては、なぜそのように長く愛される理由が在るのかを探求するだけでも価値があります。私はその本質的なものが長く残る理由は「人の感情」を良い状態に持続させる効果があるからだと思っています。まさにサスティナブルな状態は、人を心地よくし続けるプロダクトや行為など、時折インパクトも蜂起しながらでもベースは一貫して変わらないメリハリもクリエイティブ性の高い究極のセンサーだと感じます。それには「快か不快か」が大切な基準になるのではと思います。

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表面的で安っぽい良さと本質的で深みのある善さの違いを見極めたり、その選択基準を持つということは、精密なセンサーで感じ取りあらゆる経験を善いことに変換するクリエイティブ性を発揮し続けた人しか得られない超越したものだと憧れます。クリエイティブの真ん中にあるものは、人の感情や情熱を真ん中にして、サスティナブルな視点で出来事を大切に扱いながら、お互いが育み合おうとする人としての創造力だと感じます。

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