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世界で最もハッピーなポップソングとは?科学的に解明されたその曲は、やはり名曲だった。

英メトロ紙に、「世界で最もハッピーなポップソングについての論争に、科学的な決着がついた」との記事が。

音楽心理学者でシェフィールド大学のMichael Bonshor博士によると、ハッピーな曲のパーフェクトなコンビネーションは以下の通り。

キー: メジャー
テンポ:137拍子/分
拍子記号: 1小節に強拍4拍
トーン:明るい
ボリューム:大
構成::ヴァース~サビ~ヴァース~サビ
その他の特徴:7分音符、短いイントロ、繰り返されるリフ、驚きの要素(キー変更など)。

Bonshor博士は、「普通の和音は3つの音を使いますが、セブンス・コード(七の和音、三和音にルートから短7度の音を加えた和音)は余分な音を加えるので、音楽的な緊張感や安心感を与えてくれるのです」と言う。「また、明るい曲は通常、1-2-1-2の強いビートを持つので、合わせて踊ることができます。しかし、イントロが短いと、曲がすぐに勢いよく始まり、長い盛り上がりはありません。ハッピーソングの作り方としては、音量を大きくし、まろやかな楽器ではなく、トランペットやエレキギターなどの楽器で、明るく弾むように音を出すのが良いでしょう。最後に、リズムやギターのリフが繰り返し出てきて、人々の記憶に残るようなものがあれば言うことなしです」と続ける。

そして、この方程式を最もよく踏襲している曲は...
The Beach Boysの”Good Vibrations”
なのだそうだ。


2~10位は以下の通り。

同方程式による、最もハッピーな曲のランキング。

英Daily Mail 紙によると、今回の調査では、英国人2,000人を対象にしており、事実71%の人が、音楽は自分の気分に最も強い影響を与えるもののひとつだと答えているという。また、3分の2の人が気分を盛り上げるために音楽を聴き、40パーセントが音楽を必要とする理由として、寒い気候や長い夜を乗り越えるため、と回答した。

一番気分が良くなる曲は?という質問に対しては、北東&南東イングランド、ウェールズそして北アイルランドでQueenの”Don't Stop Me Now”、スコットランド、ヨークシャー、北西イングランド、イースト・ミッドランド、イーストアングリアでは、ABBAの”Dancing Queen”だったそうだ。

また、南西&西ミッドランド地方のミュージック・ラバ―は、カトリーナ・アンド・ザ・ウェーヴスの”Walking on Sunshine”を挙げ、ロンドンではファレル・ウィリアムスの”Happy”を最もハッピーな曲としている。

上記のランキングに全く異議は無いのだが、科学(方程式)を前提とした「The Happiest Song」という括りと、「ハッピー(な気持ち)になれる曲」というのとは、ちょっと違うのよね。
確か以前、「ハッピー(な気持ち)になれる曲」の方で、The Electric Light Orchestra の "Mr. Blue Sky" が1位だったことがあったよな。確かに、この曲が不意にラジオから流れてきたり、停車中隣の車から聴こえてきたりすると、とっても得した気分になるし、自然と笑みがこぼれる。

随分昔だが、H&Mだか、TOPSHOPだかで服を見ていたら、Natalie Imbruglia の”Torn”が流れてきて、その場にいた女性客そしてスタッフまでもが一斉にこの曲を口ずさんで、予期せずして合唱になったことがあった。皆がお互い目を合わせて微笑んで。曲が人をハッピーにして、それが行動に出て、連帯感が生まれるという、音楽の力ってすごいな、と思った瞬間だった。

まあ、ハッピーだけでなく、心を揺さぶられる曲というのは、人の数ほどあると思うし、だから音楽はやめられないのよ(聴く専門だけどさ)。

こちらも、ハッピーになれる曲よ。昔はアンコールの最後でこの曲をプレイしてて、ショーの終わりを告げる曲でもあったので、あまりハッピーな気持ちはなかったけど(終わるのが嫌すぎて泣いてた)。









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