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2021年のプロ野球は大きな転換点になるかもしれない

最近話題になっているプロ野球の延長無しルールについて思うことがあったので書いていきたいと思います。

2021年のプロ野球はコロナ対策から延長戦が無くなるというルール変更がありました。このニュースは大きな話題となり、「野球がつまらなくなる」「延長が無くなると見たい番組が見られて嬉しい」といった様々な意見がネット上で発信されています。

私はこれまでプロ野球を見たことがほとんど無かったのですが、そもそもなぜ延長ルールがここまで続いているのだろう?と疑問に思いました。

そこで野球、サッカーのルールを比べてみました。

・野球の延長ルール

日本のプロ野球では9回を終えて決着がつかない場合、12回までの時間無制限延長となります。

12回までの途中でどちらかが点を取った場合、その回が終わるまでにそのチームが相手よりも多く得点を取っていればそのチームの勝ちとなり、同点にすれば更に延長が続くというルールです。12回までどちらも同点の場合は引き分けとなります。

日本のプロ野球は12回までというルールですが、米国では回数無制限というルールのようです。

・サッカーの延長ルール

Jリーグでは90分で決着がつかない場合はそのままタイムアップで引き分けとなります。

2002年までは延長Vゴールという延長前後半30分間にどちらかが1点を取り次第、試合終了となり、延長30分間で決着がつかない場合は引き分けというルールもありました。

・エンタメと持続性の価値

Jリーグは発足当時、野球を見習って延長ルールを設けていましたが、欧州の基準に合わせて延長戦は廃止したという経緯があります。

欧州サッカーも元々は引き分けがあったみたいですが、より激しい戦術の浸透と過密日程による選手への配慮から延長戦は廃止されていったようです。

一方、野球はもともとが米国が発祥ですので、どちらかが決着がつかない限りは試合を続けるというエンタメに重点をおいたルールなのでしょうか。

野球とサッカーを比べてみると、野球はエンタメ>持続性というスタンスをとり、サッカーはエンタメ<持続性というスタンスをとっているように感じられます。

・このまま延長戦を続けるべき?

今回、コロナ対応でプロ野球でも延長無しルールが適用されます。この1年を通して「やっぱり延長戦こそ野球の醍醐味だ」という声も上がると思いますし、「9回にかける緊張感が意外と良いぞ」といった反応もあると思います。

これまであまり議論されてこなかったプロ野球の延長廃止について、今年がきっかけとなってたくさん議論されればと思います。

”エンタメの最大化とは延長で決着をつけることなのか?”

野球界がさらに発展するためにも、いま一度考えてみる良い機会になればいいですね。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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