運転中のモヤっとした不快感を分解する
先日、運転をしていると車線変更を繰り返し、ビュンビュンと抜き去っていく車を見かけました。このような運転を見かけたときに私はモヤっとした不快感を覚えるのですが、これってなんで不快なの?と思ったときになかなか答えが出ませんでした。今回はこの不快感について考えてみたいと思います。
・運転者の気持ちを想像してみる
まず、他の車を抜き去りながら走る運転者の気持ちを想像してみます。彼はこんなことを思っているのではないでしょうか?
”少しでも急いで家や職場に着きたい”
”他の車よりも早く走っていることに優越感に浸りたい”
※何か急用ができて一刻を争っているような人もいると思いますが、今回は普段からこうした運転をしている人を対象とします。
そのような運転を見たとき、自分は以下のような感情をもっています。
”危険な運転をして周りの人に事故が起きたらどうするのだろうか?”
”早く着いても、たかがしれているのになんでそんなことするの?”
このような運転によって私自身に危害が加えられたわけでもありませんし、法を犯したわけでもありません。それなのになぜ私は不快に感じたのでしょうか。
・モヤっとした不快感の正体
この運転者と私の違いをもう少し深掘りしてみると、”時間に対する価値観が異なる”ということに気づきました。
急いだ運転をする人は事故のリスクよりも急ぐことによって生まれる時間を優先する価値観を持ちます。
一方で私は事故によって失うもの(時間やモノ、人、信頼など)の大きさを鑑みて安全を優先する価値観を持ちます。
どちらの価値観が正しいというわけではありませんが、私にとって”不快に感じる要因の一つが価値観の違いである”ということがわかりました。
もしかしたら私に限った話ではないかもしれません。
これからもたくさんのモヤっとした不快感が現れると思います。そんなときに、この人と自分はどんな価値観の違いがあるのだろう?と考えて自分の感情を理解していきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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