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安全な食品の選び方①野菜・果物・米等農作物編

普段みなさんが近所のスーパーマーケットでお買い物をするときに、何を基準に食品を選んでいますか?
なんとなく、野菜はオーガニック、添加物が少ないもの、だけど原材料を見たところで…という方は多いと思います。
その感性があるだけでも、私は素晴らしいと思います。
世の中から見れば、十分意識高い系に入ると思います。

全てのジャンルの選ぶ基準を理解出来ている人は上級者です。
でも、その上級者たちも、みんなそこからスタートしてるんですよ。

今日は、みなさんがスーパーマーケットで日常的に購入する食料品のお買い物のポイントを一緒に見ていきましょう!
私が実際に購入しているものも一緒に載せていきますね。


安全な食品の選び方シリーズ第一弾【野菜・果物・米等 農作物編】
お買い物のポイントは、農薬ゲノム編集や遺伝子組み換えの有無です。


【農薬とは】

そもそも、農薬とは具体的に何を指すのかは「農薬取締法」で定義されています。
農薬とは、農作物を害する、菌・線虫・ダニ・昆虫・ねずみなどの動植物、またはウイルスの防除に使われる殺菌剤、殺虫剤その他の薬剤、農作物の生理機能の増進または抑制に使われる成長促進剤、発芽抑制剤その他の薬剤のことです。
防除のために利用される天敵も農薬とみなされます。

農薬には、有害な生物を防除するためのものと、植物の成長を制御するもの、そして農薬の付着を助けるためのものに分かれます。

◆有害生物の防除…殺菌剤、殺虫剤、殺菌殺虫剤、殺ダニ剤、除草剤など
◆成長制御…植物生長調整剤(種無しぶどうを作るジベレリンが有名)
◆農薬の付着補助…展着剤(植物や害虫の表面に農薬をつきやすくする。界面活性剤など)

日本は農薬使用量の少ない欧州各国に比べ、温暖多雨な環境のため病害虫が発生しやすく、病害虫による減収や品質低下等を防ぐため、農薬の使用量が多いと言われています。
簡単にいうと、高温だと雑草が生えやすいので除草剤、多湿だと害虫が発生しやすいので殺虫剤、ゴボウなどの根菜を作る前には土壌消毒剤、水田などはヒエなどが生えないように除草剤を撒いてから稲作を始める、といった感じです。
こうして日本はたくさんの農薬を使い、品質低下を防ぎ安定した供給量を保っているというわけです。

しかし、実際には農薬を使わなくても栽培している農家もあります。
有機栽培や無農薬栽培が可能なのに、それでも農薬を使用する理由とはなんでしょうか?

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