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私が持ってない魅力を持った、あなたの周りにいる女は全員嫌い。
電車に輸送されている間に首を回すと、まぁまぁの数の「若い女」がいる。自分だけが圧倒的に可愛くなくて、自分だけが最低の女のように思う。
どうして、あなたの事を考えていると、わたしはダメな人間になるんだろう。
どうにもならない欲望で心がぐちゃぐちゃになるのは、どれだけ時間が立ってもなれない。
単純にあなたの周りにいる女が嫌いなこともあったけど、今は全然意味合いが違くて、何かあなたが「こういう所いいな」って思うような女が全員嫌い。
あなたが私のどんなふうに思ってるか?と考えても、残念ながらプラスに思ってる要素が見つからない。悲しい。
わたしの中の天使がぶんぶんと白旗を振っている。彼に愛される要素は結局体しかないのか?散々ダメなわたしを見せてしまった。あの時とはいまはけっこう変わったけど、それでもこんなわたしの内面を嫌わないでいてくれてるのか。
いつか、「もう仕事でもプライベートでも全く会わない、ってなったらどうする?」と聞いたことがある。「そうなったら会いに行くよ」「さすがに寂しいし」と言ってくれた。嬉しかった。
その時には、もう恋人同士ではなかった。でも週に1回は彼の家に遊びに行って、優しく頬を撫でられながら寝ていた。少し埃っぽい匂いと、安いシャンプーの匂いが妙に落ち着いた。
今は、プライベートであうのはせいぜい月に2度ほど、仕事では週5で会う。
彼の家庭の事情で彼の家に遊びに行くことはなくなり、月に1度くらいわたしの家に遊びに来る。
今、わたしがもし転職したら、彼はわたしに会いにきてくれるのだろうか。
今、わたしは彼の中でどんな人間なんだろうか。
久しぶりに「今日も本当にかっこいいね」といった。
「なにそれ」とわらった。君の小さい口が崩れる瞬間が、わたしは本当に愛おしくてたまらない。
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