見出し画像

善意の国日本が揺らいできた🥺

0.コロナ禍で見えてきたこと

 コロナ禍も1年以上続き、今もなお終わりが見えない状況です。日本という国は、これまでいろいろな国難を乗り越えながら、2000年以上も続いてきた国ですから、今回も日本らしい乗り越え方をするんだろうと思っていました。

 ところが最近、ちょっとまずい感じになってると思うんですよね。日本人の良いところが消え、どこか別の国なんじゃないかと感じるほどです。

 これでは、コロナに打ち勝つどころか、日本人が分断されかねない状況です。建国以来、本当の危機が迫ってるんじゃないでしょうか。

1.日本の建国の精神

 日本の建国の精神は「八紘一宇」です。国を1つの家と考え、そこに住む人みんなが幸せになるために国家を作ろうというものです。

 国民はみんな家族であり、その幸せを祈るのが天皇です。日本にいるすべての人が、互いに思いやり、和を重んじながら、この国(家)の安泰のために協力して力を出し合う。そうやって2000年以上も1つの王朝として続いてきたんです。

 災害、伝染病、戦争など、国難と言われる時には、私たちの祖先は、皆が一致団結して、この国の未来のためにがんばってきました。そんな国家、世界中どこにもありません!

 日本人であれば、どの立場の人も互いの幸せを願い、思いを掛け合うのが当たり前。天皇はもちろん、為政者は国民のため、国家のための政治を行い、国民もそれに応えるために、真面目に働き、誠実な行いをする。

 そうやって繋いできた日本人の魂。日本人のモラル。日本人の文化。今もなお、日本人共通の価値観であろう、「和」「誠実」「真面目」「正々堂々」「真心」「思いやり」の心。

の、はずが…🥺

2.今の日本はコロナと闘っているのか?

 昨年の今頃、日本は緊急事態宣言が出されるとピタッと自粛しました。ただの行政からのお願いだけなのに、しっかりと言うことを聞いていました。強力な私権制限をしたり、厳罰によってなんとか従わせている国が多い中、さすが日本という感じでしたよね。

 でも、今はどうでしょう?もはや、国民も政府や知事の言うことを聞かなくなっています。少なくとも、好意的には聞けなくなっていますね。

 この原因は、行政が「国民の善意」に甘えすぎたからだと思います。お願いすれば、ちゃんと言うことを聞く日本国民の性質に依存し過ぎたのです。

 行政は、国民を守るための政策ではなく、批判されないための政策ばかり取るようになりました。知事が日本政府を批判し、野党は与党の揚げ足ばかり取る。マスコミも毎日毎日政府批判を繰り返し、朝から晩まで国民の不安を煽っている。

 毎日、だれか責める対象を探しては、マスコミやネット民が叩きまくる。日本全体が、誹謗中傷と責任転嫁、言い訳ばかりになっています。

 こういう国難に直面した時こそ、平時の対立などは置いておいて、一致団結しなくてはいけないのに。強い者は弱い者を守り、互いに支え合いながら、本当の敵を倒すためにみんなが行動する。それが日本、日本人だったはずなのに🥺 


3.今こそ西郷隆盛と勝海舟に学べ
 幕末の戊辰戦争。江戸が戦場にならないよう、協議を進めた西郷隆盛と勝海舟。新政府軍のトップと、旧幕府の重鎮、勝海舟の協議により決断された「江戸城無血開城」。100万都市だった江戸が戦場にならないように、猛スピードで明け渡した江戸城でした。

 しかも、勝海舟は江戸城を追い出された幕府の人たちの再就職先も世話しました。特に、静岡県の牧ノ原には茶畑を作って働き口としました。今、静岡県がお茶の産地になっているのはこの時が影響しているんですね。

 江戸の人たちを想い、家臣たちの明日を想い、出した結論です。また、上に立つ者として、部下の幸せのために働ける政治家2人。敵同士である2人が、立場を超えて、多くの人たちの幸せのために一致する。美しいですね。

 これができるのは、2人が坂本龍馬の描いた未来の日本を、共有し目指しているからこそなんでしょう。立場は違っても国を思う気持ちは同じ。素敵です!

 それにひきかえ、今の私たちは、そのような共通のビジョンを持つこともなく、より良い未来の日本を作ろうという気持ちもないように思います。困難に打ち勝つために、立場を超えて協力しようとしない限り、コロナに勝つこともないどころか、バラバラの分断国家になっちゃいますよ😿

4.日本が日本でなくなりそう

オリンピックもそう。招致の時、あんなに盛り上がって「日本のおもてなし」を強調していたのに、今は中止を叫ぶばかり。どうしたら引き受けた責任を果たせるか、少しでも世界の人たちに感動してもらえる方法はないのか、知恵を働かせもせずに。

 日本社会は人の善意をベースにしています。落とした財布がちゃんと届けられるのも、自分の意見を人に押しつけないのも、すぐにごめんなさいと言っちゃうのも、相手への善意から。「自分がして嬉しいことを人にしてあげる」とか「自分がされて嫌なことは人にしない」という「配慮」ですね。

 でも世界にはそれが通用しない国もたくさんあります。中国とか韓国とかね。日本の善意を、悪意を持って利用する国、いっぱいあります。最近では日本国内でも!

文句を言わない人たちに負担を押しつける政府。与党の揚げ足を取る野党。弱った者を徹底的に叩くワイドショーやネット民。自分の都合の良い方向に誘導するマスコミと、それに躍らされる国民。

 みんな、自分の損得や都合のために、だれかを利用しようするようになってますね。「てめぇさえよければいいのか?」「人様に恥じないように」「人の迷惑になるようなことはするな」「情けは人のためならず」って、日本人なら当たり前と思ってきたことが、今はもうなくなってきたのかな。なんだかとても心配ですね😔



 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?