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フラグを立てて生きよう、大切なことを忘れないために。たとえば、愛とか、あと、愛とか、それに、愛とか。。。

みんながこの世界で生きて行くうえで、「忍耐」って、すごい重要だよなあ、と思う。

まず、人類に対する神の忍耐。。。

これ、必須だよね。

だって、これがなかったら、そもそも世界自体が存続できてないもん。

旧約聖書を見ると、過去に一度、神が忍耐を喪失した事故があった。

ノアの洪水だ *¹。

忍耐を切らした神が、怒りをぶちまけると、それは、宇宙的な大災忌となった。

その結果、すべての被造物が滅亡することに。。。

大洪水が収まった後、神がノアに約束したことがある。

それは、神はもう二度と、怒りを人類に直接ぶちまけることはしない、という約束だった *²。

その約束を、神が忘れないようにするために、神が世界に定期的に上げるフラグがある。

それが「虹」だ。

七色の虹は、神がノアに約束したことを、神が忘れないようにするために、神が神のために立てるフラグだ *³。

しかし。。。

神は、神の忍耐でもって抑えているその「怒り」を、ずーっと抑え続けることはヤメにして、一気に完全に終焉させる方法を取ることにした。

神の怒りの完全かつ最終的な解決。。。

それが、イエス・キリストの十字架だ。

今日の聖書の言葉。

愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。
コリントの信徒への手紙一 13:4 新共同訳

神は、最愛のひとり子であるイエスを、全人類の代償として十字架につけた。

そうすることによって、神の内に保持していた神の怒りの全量を、あまさず、のこさず、すべてイエスの上に注ぎ出したんだ。

イエスは死に、陰府に降下し、三日目に復活した。

それだけじゃない。

神は、復活のイエスの内に全人類を含め入れることによって、人類そのものを更新したんだ。

その結果、神の一方的な措置によって人類は「人類2.0」にアップグレードされることになった *⁴。

人類2.0


それは、人間の側が変わった、というよりも、むしろ、人間のどうしようもないありようにもかかわらず、神の内には、もはや、ほんの少しの「怒り」も残存していない、ということなのだ。

神の怒りが消滅した世界を生きる。。。

わたしは、彼らの不義を赦し
もはや彼らの罪を思い出しはしないからである
 *⁵

こうして新しいスタートを切った人類2.0だけれど。。。

神がそうまでして愛してくれたように、人類2.0も、お互いがお互いを愛するように、神によって勧められている。

今日の聖書は、まさにそれだと思う。

それは、第一義的には、人類に対する神の愛を示していて

神は忍耐強い。神は情け深い
ねたまない
神は自慢せず、高ぶらない

第二義的には、神の愛の展開であるイエス・キリストを示していて

イエスは忍耐強い。イエスは情け深い
ねたまない
イエスは自慢せず、高ぶらない

第三義的には、イエスの十字架と復活によって人類2.0に更新された「われわれ」が、どのように生きるべきかを示している。

わたしは忍耐強い。わたしは情け深い
ねたまない
わたしは自慢せず、高ぶらない

問題は、こういうふうに更新されたあと世界の状況を、いかに日常の生活のなかで忘却しないようにするか、ってことだよね。

ほんとの、ほんとに、忘れっぽいからさー。

神が忘却防止のフラグとして「虹」を必要したように、自分も何かリマインダーが必要なんだと思う。

さて、どんなフラグを立てようか。。。

註)
*1.  Cf. 創世記 6:1-9:17
*2.  Cf. 創世記 9:11
*3.  Cf. 創世記 9:16
*4.  Cf. コリント二 5:17
*5.  Cf. ヘブライ 8:12

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