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選択肢の多さはクリエイティブ(創作)においてメリットなのか?

こんにちは、makoto です

先日、コンテンツを消費する立場においては、選択肢の多さは
メリットよりもデメリットの方が多いのでは、ということを書いた


これって、コンテンツを消費する時だけじゃなくて、
クリエイト・創作をする時にも同じ事が言える

創作する時に、手段が多いのは必ずしも良いことばかりじゃない
例えば、音楽制作する時、機材が増えるとかえってそれが足枷になる
音楽を始めた頃、たった1台のシンセだけで作ってた頃の方が
よりクリエイティブだったような気もする

機材が多いと、それら機材の使い方をイチから覚えて、
少しの間触らなかった機材は、思い出すことに時間を費やし、
やがて、飽き足らず、また新しい機材を(買う・使う)ことが目的化する
まるで自分の事だ

※ ※ ※

新しい機材の導入は、もちろん悪いことばかりじゃない
手癖がパターン化してしまったマンネリ打破には効果がある
手慣れたワークフローと違ったやり方を試してみることで、
新しいアイデアが閃く、降りてくる

枯渇したアイデアをまた絞り出すために
「この前発売されたあのモジュールを導入したらきっと上手くいく!」
でも、そんなのは一時のまやかしでしかない
クリエイティブは実は機材の問題じゃない


制約がある中でこそ、創作欲が湧くというのはよくある話
昔からある三題噺なんてのも、その手のゲーム
おっと、音楽制作の話だった

FACT MagazineのAgainst The Clock
10分間で真っ白な状態からビートをクリエイトするのがルール
酷いビートもあるけれど、ハッとするようなマジックがたまに起こる


dublabのSecondhand Sureshots
中古雑貨屋のエサ箱で、5ドルで買える5枚のレコードをゲットして
サンプリングだけでビートを作る
Ras GNobodyも、ビートメイクがアートになる瞬間


MadlibなんてSP303 たった1台で、あんなドープなビートを作ったんだよ

デトロイト・テクノのレジェンド達も
誰も見向きもしないから安く買えたTR-808で1つのジャンルを作った


でも、思うんだけど
新しい機材が入ると気分がアガるのも事実
自分の身体の一部になるほど1つの機材を使い倒せというのも事実

結局のところ、機材の多い少ないは関係ない
自分のクリエイティブの源を
どれだけフレッシュに保てるかっていう話に尽きるんだろうな

皆さんはどう思われますか?

それでは!


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