見出し画像

どうしたら相手に伝れられるか?

先日、高知県立山田高校の地域コーディネーターを
やっていた浅野聡子さんが清風高校で講演するので
ぜひ!とお誘いをいただきました。

山田高校は高知県香美市で唯一の県立高等学校で
数年前から学校地域協働本部を組成し、
地域みんなでよったたかって生徒を育てていこう!
という取り組みをはじめ、
生徒が前向きに勉強に取り組むようになり、
結果として進学率が上がるなど
創造力のある人材育成に取り組んでいます。
その大きな一躍を担っていたのが
地域コーディネーターとして
学校の先生と生徒、それから地域の企業の三者を
上手に繋ぎ合わせてきた浅野さんです。

浅野さんから

人の心を動かすプレゼンテーション
これからの時代に身につけるべきこと

というテーマでお話しいただきました。
とってもわかりやすく、整理されていたので
忘れないようにnoteに残しておこうと思います。

コロナ禍となり、一年が経過しました。
これまで、少子化&高齢化、
首都圏一極集中&人口減少、
市町村は税収減となる中、
更にさまざまな環境がかわりつつあります。
これから仕事に就く高校生たちにとって
ショックかもしれないけど。。。
『仕事が減ります‼️

AIなどの普及により、
機械ができる仕事は機械がやるようになり
人がやる仕事は取り合いになっていきます。

わかりやすい例として
銀行、ガソリンスタンド、ユニクロ、コンビニなど
すでに無人化となっていますが
市役所の窓口でさえもAIを導入し窓口業務は
今後益々無人化になっていくのではないでしょうか

となると
機械にできない仕事をできるようになる必要がある

そして、これからは
変動性、不確実性、複雑性、曖昧性
『正解がない時代』になっていく中で
必要なのは

1.主体的に考え行動する力
2.仲間と協働する力
3.思いを込めて伝える力

これって高校生だけでなく
我々もしっかりと理解し、
鍛えていかなければならない力では
ないでしょうか。

大企業に入れれば、公務員になれば、安泰。
そんな時代は終焉を迎えたと思います。
今までは『仕事に就くことが目標』のように
思っていたかもしれないけど、これからは
『その仕事に就いたとして、
 どうやって暮らしていくか
 何を実現させたいかを目標』

に掲げる必要があるのではないでしょうか?

・誰かがやってくれるではなく、自分でやる
・上司が指示を出さないではなく、自分で考える
・仕事がないではなく、自ら仕事をつくる
・1人じゃできないものは仲間を集い協働する
・周りが理解がないではなく、理解してもらえるように伝える
そんな超前向きに捉えていかないと荒波は越えていけないのではないでしょうか。

今回の講演では
3. 思いを込めて伝える力
について更にお話しいただきました。

なぜ、思いを込めて伝える力が必要かというと
思いを込めて伝えることで、人が動く
そして仲間を集めることができるようになることで
多くの課題が解決できるようになります。

ここで浅野さんから生徒に向けて
自身の今のお仕事についてプレゼンされました。
浅野さんが立ち上げたイナカデリコはこちら。

こちらは全国で活躍する女性を紹介する
女子部JAPANでの浅野さんの紹介記事です。

こちらは"KSB"(Kochi Startup BASE)のレポート
での浅野さんの紹介記事です。

浅野さんのプレゼンはとても熱量があり
聞いていてとても気持ちのいいものでした。
そんな浅野さんから生徒にプレゼンに必要なのは
『実体験』と『相手を知ること』だと。

①実体験が必要
・調べて考えたこと
・実際に行動したこと
・やってみて感じた気持ち
・トライアンドエラー
そういった実際にやった人に、心は動かされるもの
単に調べたことでは人は動かない。

たしかに。
大学生、高校生、そして小学生などから
プレゼンをいただく機会をいただきますが
GoogleなどのPC検索が元になっている調査が
多いと常々感じています。
確かに色々なことを手軽に教えてくれますが
どこか噂話を聞いているような印象になってしまいます。

STEP1 ネットや文献などで調べる
STEP2 実際に現地で、実物を見て、感じて、聞く
STEP3 自ら考えて、実践する

このSTEP3があるかないかが大きな違いになるのではないかと思います。

②相手を知ることが必要
・学生なのか?どんな仕事の人なのか?
・その人の今の状況は?
・何に困っているのか?
・プレゼン後はどんな思いにしたいのか?
相手に合わせた言葉、素材、順序をしっかりと考えた上で、相手に合わせてプレゼンしていがなければならない。

パワポやレポートなどつくるのがうまい人と
プレゼンで相手に伝えるのがうまい人とは
全く異なると思います。
要は
まとめることが課題で目標であれば100点
かもしれませんが
プレゼンは相手に伝わらなければ0点
になってしまいます。

パワポはあくまでも会議のレジュメのようなもので
その内容を相手にどう伝えるかは
相手が何を求めているのかをしっかりと考え
そこをしっかりと順序立てて伝えていく必要があるわけです。

そして、最後に浅野さんは

とにかく、
自分の足を動かして実体験を増やしてください!

と締めくくりしました。

改めて、みなさん実体験してますか?
してない人は小さなことでいいので
実体験をしてみましょう!
そして、積み重ねていきましょう!
何をしたらいいかわからないという方
一緒にとにかく汗をかいてみませんか?
そこからはじまる
実体験の連鎖があるかもしれません。

#転職 #地元 #地方創生 #移住 #公務員
#足利 #栃木県 #からりこターン #あしかが
#まちなか探検隊 #takoashi #地域の人事部
#地域おこし協力隊 #まちなか活性化
#総合的な学習 #学校地域協働本部 #山田高校
#学校を核としたまちづくり #実体験 #プレゼンテーション #これからの時代 #地域コーディネーター
#浅野聡子 #イナカデリコ #足利清風高校

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?