「最近の若者は欲がないねぇ」

私はこのような発言にイラッとしてしまいます。若者の事情など知らないくせによく言うものだと。

最近の若者の欲の少なさの話となると、若者の車離れが話題になることが多いですが、簡単に言うと、その理由は日本経済の停滞でしかありません。

若者の欲の少なさには自分自身に何か原因があるのではなく、経済という、自分一人では変えるのが決して容易でない外的なものに原因があります。若者が積極的に、自発的に「車はいらない」と考え始めた(例えば、車に乗ったら運動量が減って不健康になるかもしれないから、車を買うのはやめておこうと考えること)、つまり、1人ではどうすることもできない外的な要因に影響を受けていない状態で、自発的に消費意欲が減退したならば、私が怒りを覚える必要などありません。

バブル崩壊後、経済的な困窮という外的な要因で仕方なく車の購入を諦めざるを得なくなった若者が増えました。経済の停滞が長く続いたことで、その諦めムードが次第に多くの若者を支配するようになり、ついには車を持たないことがポピュラーなことになりつつあります。その結果として、今を生きる若者たちの車の購入に対するマインドが変わった訳です。私はこの事に怒っているのです。つまり、1人では変え難い外的な要因で若者の消費意欲が抑えられているという事実に怒りを覚えている訳です。

ここまで長々と書いてきましたが、私が何を言いたいのかといいますと、
「正直もう少し豊かになりたい!!なってもいいでしょ!!もう日本の行く末を考えて暗くなんかなりたくない!!明るい未来を見たい!!日本なら、もうちょっと若者を豊かにできる能力くらいあるやろ、バブル崩壊の前までは今より豊かな暮らしが出来てたんだからさ!!」
ということ、ただそれだけです。

大学生になって一生懸命勉強して、大人になったら色んな人と協力して、1人ではどうすることもできない日本経済を元気にしたいなどと考えている今日この頃です。(前期入試の3日前なのでそんな暇はないはずなんですけどね!)

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